家庭で楽しむお手軽カクテルvol.5
ジンジャエールで楽しもう
カクテルの種類は、世界中で数えだすと恐らく数千とか何万とか種類があるとされています。僕も実際真剣に数えた訳ではないのと数える必要が無かったので数えませんでした。店で出してた時のカクテルは、正直100種類も無かったかと思います。虎の巻には、300種類くらい掲載されてましたけどね・・・・。当時の店は30代前後のお客さんが多く6:4位の割合で女性が多かったですね。深夜ともなるとキャバクラ女子がお腹を空かせてよく来てくれてました。当時一応FOOD BARとして営業してたので若者は真夜中でもジャンジャン脂っこいものを欲しがるのです。そんな時よく飲まれていたカクテルがジンジャエールを使ったカクテルなのです。ここで簡単にカクテルの種類を説明しますとカクテルには、大きく分けてショートカクテルとロングカクテルがあります。そのすみ分けとして、ロングカクテルは会話や食事を楽しむ時に飲むとされています。逆にショートカクテルは、度数が高く一気に飲み干すので氷が入っているのは希です。イメージとしては、空港のラウンジでフライト前に飲んだりするとかホテルのBARで寝酒にグイッと一杯って感じでしょか・・・・。そんな感じでだいたい正解だと思います。
カナダドライ ジンジャエール
僕が当時使ってたジンジャエールは、カナダドライです。ま~スタンダードですね。
1904年、カナダでソーダ水の製造販売をしていたJ.J.マクローリン氏は、フランスで買ったシャンパンに惹かれ、長年の研究の末「アルコールの入っていないシャンパン」として、ジンジャーエールを開発。「シャンパン・オブ・ジンジャーエール」と呼ばれたその飲み物は、マクローリン氏の自信を表すかのように彼の母国の名を入れて「カナダドライ」と名づけられました。ミキサーとしてもストレートでも楽しめる、甘さを抑えたドライな飲み口で、おしゃれで洗練された大人の世界を感じさせてくれます。 by日本コカ・コーラ株式会社
ゴードン ドライジン
ゴードンは1858年に世界で初めて"ジントニック"を生んだブランドといわれています。
ジンは、ゴードンをメインで使ってました。いい意味で癖のあるスピリッツでした。
他にもビフィータ、タンカレ、ボンベイなども取り扱ってましたが、リクエストが無い時はこれがスタンダードでした。
ジンバック
飲み易すぎて自爆しない様に限界を知っておく事をおススメします。
こんな感じで出されたらまずジンバックだと思います。ジンジャエールはもともと琥珀色なので強くしてもこれ以上濃くなりませんので要注意。因みにジンは、無職じゃなくて無色です。
ウオッカは、ジンジャエールで割ると「モスコミュール」となる
モスコー・ミュールとは「モスクワのラバ」という意味があり、「ラバに蹴飛ばされたように」効いてくるとか何とか・・・・。なぜウオッカバックじゃ無いのか不明?
ロシア皇帝御用達の歴史がありロシア革命で、フランスを経てアメリカ合衆国に亡命したウォッカブランド。
ウオッカは、スミノフを使ってました。ストリチナヤ、ズブロッカ、レモンウオッカなども扱ってました。なかでも究極なのがスピリタスでしたね。カクテルには、使っていませんでしたが、リクエストがあればショットで出していました。洋風ぐい飲みです。
禁じ手 スピリタス驚きの96度
ポーランド産のウォッカ。アルコール度数は驚愕の96%!
タバコを吸いながら飲むと燃えるので火気厳禁です。
モスコミュール
多くの女性が好んで飲まれていました。
これが、モスコミュールです。ジンバックと違いレモンの代わりにライムを入れるのが特徴です。これも強くしても色は変わらないので要注意!特にウオッカは、殆ど癖が無くジュースと混ぜるとじゃんじゃんいけちゃうんです。そして、突然落ちます。
特に女性は、気をつけてください。すすめられてもホイホイお代わりしない様に。
ストーンズ ジンジャーワイン
当時サーファーにとっても人気の有ったカクテルのひとつです。
飲めば分かりますが、まさに夏!って感じです。
1740年、イギリス、ロンドンで誕生。生姜の根を粉末にしたものを乾燥させて白ワインに浸し、オーク樽で熟成。爽やかな白ワインにぴりっとした生姜がしっかり効いていて清々しい甘さが特長。ラベルにロンドン市の紋章をつけることを許された、歴史あるお酒。とりわけ、オックスフォードの学生など若い人に愛されてきたそうです。
ストーンズバック
これが、ストーンズ・バックです。リキュールもジンジャエールも琥珀色なのでこの通りジンバックやモスコミュールより色が濃いです。なので強くすると多少濃くなります。濃くなると共にとても甘くなるので要注意。
グレープフルーツのリキュールです。
これもまた飲みやすくグレープフルーツ独特の苦味もありウオッカと割っても美味しいですよ。
パンペルムーゼ
高級ウォッカにグレープフルーツ果汁を配合したフレッシュリキュールです。グレープフルーツの果汁は、劣化しやすくリキュールに使うことは不可能といわれてきました。しかし、今から数十年前にドイツのシュペヒト社が世界に先駆けて独自の研究により、見事なまでに天然にこだわったグレープフルーツリキュールを完成させたそうです。
パンペルバック
ジュース感覚で飲める清涼感満点のロングカクテルです。
これもまた、飲みすぎに注意です。
お酒は、全てそうですが自身の限界を認識しておくことが、楽しい飲み方のコツだと思います。勿論それなりに経験値を上げていかなければなりませんが、限界が分かると不測の事態になっても対処できます。お酒の失敗は、この目で沢山見てきました。結構悲惨なのも含めホント酔いがさめた時の自己嫌悪と二日酔いの辛さ。なのでくれぐれもお酒の失敗には、注意しましょう。