松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

取って終わったダイビングのライセンス 前編

 

海外旅行プランより安かった海外でのダイビングライセンス

きっかけとなったサイパン旅行

以前、友人とサイパンに遊びに行った時の事ですが、友人が突如ダイビングをすると言い出し別行動でのバカンスとなりました。しかしながら事前にダイビングすることも聞いていなかったしライセンスを持っているのも知らなかったので一緒にダイビングする事も叶いませんでした。

しかしながらせっかくの南の島なので遊ばないと損!と僕も何か体験しようとホテルのロビーでガイドブックを見ていたら「ライセンスの要らない体験ダイビング!」なるものがありました。これは体験するしかないと早速申し込みました。しばらくするとお迎えのワンボックスカーが到着いきなり現地に直行。そして説明もそこそこでダイビング初体験が始まりました。どこのビーチか忘れましたが、真っ白な砂浜が広がっていたのが印象的です。

岸から沖へと太いロープが張られていました。当然ライセンスが無いので中性浮力なる技も使えずただ、マスクとシュノーケルを付けフィンを履きボンベを背負ってそのロープ伝いに海へと入っていくのでした。海の中は、とても美しく今までに感じた事の無い感覚でした。そのままロープ伝いにしばらく泳ぐと突然、取って付けたかの様な珊瑚礁の塊が現れてきました。そこには、無数の熱帯魚が珊瑚礁の周りを泳いでいました。赤や黄色といった熱帯魚が水槽でない普通の海にリアルに泳いでいました。そしてインストラクターのダイバーさんが僕たちお客さんに魚肉ソーセージをひとかけらづつ手渡ししてくれました。

そのソーセージを指でつぶしていくと周りの熱帯魚たちが凄い勢いで集まりだしソーセージのかけらを食べだしました。とにかく凄い数の熱帯魚だったので僕まで食べられるかと思ったくらいでした。そんな感じであっという間に楽しい体験ダイビングは、終わりました。30分ももぐってなかったと思います約15分くらいだったかな~で支払った料金はだいたい約2万円くらいだったと思います。「正直あんなのでその金額は・・・・」と思いましたが、もっと深いところまで潜れれば、もっと感動するんだろうなと思い、結果的にとてもいい経験ができ、またひとつ何か課題のできた旅行になりました。

 

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ダイビングのライセンスを取ると心に決めた

旅行から帰ってすぐに僕は、「よし、ダイビングをし様」とダイビングのライセンスを取得することに決めました。回りにそんなもの持ってる友人は、一人もいないし一緒にサイパンに行った友達は遠方だし結局、自分で探すしかありませんでした。ネットなんてまだまだメジャーじゃなかったので専門雑誌を本屋で見るしか手はありませんでした。それにしても最初にとるライセンスは、オープンウォーターだったと思いますがとにかくライセンス取得に数十万円かかるのに驚きました。おまけに時間もそれなりに掛かるし道具まで揃えたら僕のイメージしていた予算を大きく上回り断念しようと考え出しました。

しかしある雑誌の広告に「ダイビングライセンスをサイパンで取ろう!」価格が何と全て込みの49,800円僕は目を疑いました。でもウソみたいな話だけれどとにかく電話をして話を聞くことにしました。内容は、次の通りです。「学科は、日本で受けてもらいます。実地練習は、サイパンで限定水域と海洋実習です。航空料金と宿泊代、それと器材に教材は、すべてこちらでお貸しします。」でした。それでこの金額かと確認してみても「間違いございません。」との事だったので「じゃ~宜しくお願いします。」となった訳です。

いよいよ日本での授業始まる

申し込んだダイビングライセンス取得の会社が大阪心斎橋にあったので京都から電車で申し込みに行きました。パスポートの確認と書類手続、料金を支払ってコースの説明に入りました。授業は、確か2日だったと思います。週に一度の定休日の時が受講日です。ビデオテープに教材の本ダイブテーブルなる潜水計画を立てる為の早見表を借り自宅で猛勉強です。二回の受講を無事終わりいざ実地講習です。

サイパンに出発、本当にこんなのでライセンス取れるのだろうか?

さて、いよいよサイパン上陸です。前回のサイパン旅行から1か月も経たないうちにリベンジです。あの時2メートルくらいの浅瀬で取って付けた様な珊瑚礁に群がる熱帯魚のエサやりから一気にステップアップです。今回の作戦について色々友達を誘ったのですが、みんな興味が無く結局僕一人での出発になりました・・・・。 後編に続く