ふりかけに笑うものは、ふりかけに泣かないけど驚いた
たかがふりかけ、されどふりかけ
今日は、朝から小雨模様でバイク通勤をするのに微妙な天気でした。合羽を着て走れば何の問題も無いのですが、結構これが面倒なんです。バイクに乗る人はお分かりかと思いますが、できれば少々の雨なら合羽無しでやり過ごしたいのが正直なところです。なので今日の出勤は、一か八かの合羽無しで出勤しました。結果は、セーフ!でした。そして案の定、間無くして雨が降って来ました。こうなると来店客が、激減しバイクを磨き、商品棚を整理する仕事が今日のメイン業務となりました。
約一世紀の重みを背負う「のりたま」の凄さ
ところで昨日、仕事から自宅に帰って玄関のドアを開けたとたん「これ見て~!」と妻が白い化粧箱を僕に見せてくれました。その箱には金の文字で「創業90周年記念 特別限定吟選ふりかけ」とかかれてありました。よくよく聞いてみると妻の友人に貰ったそうです。経緯までは聞きませんでしたが、どうやら特別なシチュエーションでないと手に入らない品物の様でした・・・。着替えもそこそこで早速箱を開けてみました。
何てったって「吟選」ですよ。<特別缶入り>ですよ!そこでふと疑問。しかしながら丸美屋食品工業株式会社が、90周年を迎えた事に驚きというか、そもそもそれほど深く興味を抱いた事が今までありませんでした。「そういえば丸美屋って何が有名だったっけ?」という訳で箱の中身を後回しにしまして、これもまたチョコッと調べたいと思います。恐らく90年の歴史があるので調べるのは今回は「のりたま」に限定したいと思います。
「のりたま」は、登録商標されていた
そもそも「のりたま」とは、丸美屋食品工業株式会社から販売されているふりかけの事である。そうなんです。この「のりたま」は、ガッツリ登録商標になっているのです。したがって他社でこの手の類似商品に名前を付ける時は、「たまご」「のり・たまご」の様に名前を変えて発売されているはずです。僕も今度そこんとこをスーパーマーケットでチェックしたいと思います。さて、その「のりたま」ですが、90年の歴史の中で1960年に販売が始まったそうです。そして現在販売されているパッケージは8代目にあたります。それでは、初代から順番に見てみましょう。
のりたまの歴史
初代のりたま1960年誕生
今見てもセンスの良さが際立ちます。
1963年(昭和38年)に丸美屋食品工業がスポンサーを務めたテレビアニメ「エイトマン」のシールをおまけに付け、大ヒットの引き金になる。そしてそれ以降、代表的なふりかけ商品として、広く市場に認知され現在に至る。その当時に入っていたとされる「エイトマン」のシールです。
2代目 1969年
スケルトンのパッケージに変わりました。
3代目 1981年
少し明るいグリーンのパッケージになりました。
4代目 1991年
さらに明るいグリーンになりヒヨコが2匹登場です。
5代目 1996年
2匹だったはずのヒヨコが1匹になりました。何があったのでしょう?
6代目 2003年
お~っと増量30%=ヒヨコの数?
7代目 2010年
ここに来てニワトリが、かなり童顔に・・・。
8代目 2015年~現在
ニワトリ引率でひよこ1匹不明?とま~駆け足でパッケージの歴史を紹介しました。
遂にベールを脱ぐ瞬間
それにしてもふりかけ市場で、年間約6億3000万食を売り上げるヒット商品「のりたま」とは、ほんと凄いですね・・・。それでは、「創業90周年記念 特別限定吟選ふりかけ」の続きですが、蓋を開けるとこんな感じでふりかけ登場!
どうですスチールの壷に入っての登場です。真ん中の仕切りの様な物がステンレス製のスプーンです。豪華ですね~。
因みに現行の「のりたま」と2ショットです。
蓋を開けるとさすが吟選、玉子をはじめ全体的に粒が大きい印象を持ちました。
そして、問題の吟選のりたまを早速食べてみました「・・・・」普通に美味しいでした。
もともとそんなグルメで無い僕ごときに、この吟選の味が知る由もないのです・・・。
こちらは僕も子供の頃好きだった「すきやき」ふりかけです。
それでは、実食・・・。これも普通に美味しかったです。
まとめ
大人になり味覚も変わった今となっては、子供の頃の衝撃的美味しさの記憶を呼び覚ます事は残念ながら、出来ませんでした。ただ、この吟選ふりかけを子供の頃に食べていたら間違いなく感動の渦に巻き込まれていたに違いなかったでしょう。それにしても最近は、めっきりご飯にふりかけをふる習慣が、無くなりましたね。せいぜい手弁当の時くらいじゃないでしょうか?しかし改めて思いますが、ふりかけを90年作り続けるなんて丸美屋食品工業株式会社という会社は、本当に凄い会社ですね。