松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

静かな初詣

 

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篠村八幡宮

 今日は、娘と氏神様でもある篠村八幡宮(しのむらはちまんぐう)へ初詣に行きました。徒歩でも充分の距離なので、自宅で暇そうにしていた娘を連れだしお参りする事にしました。それにしてもまだ年明け2日目だと言うのに、境内正面に立った瞬間、驚くほどの静寂感が漂っていました。時間的には、14時頃だったと思います。境内には、参拝客らしき人影は、約10名くらいだったような気がします。これだけ参拝客が、少ないと一人一人の願いごとがかなりの確率で、しっかり聞いてくれるような気になりますね・・・。

 

それでも神秘的パワーを感じる境内

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 この篠村八幡宮(しのむらはちまんぐう)は、娘のお宮参りをしたところでもあるのです。他府県からの友人と地元でツーリングする時は、必ずここに立ち寄ったり、自身のサイクリングコースでもありウォーキングコースでもあります。正直言いますと、たま~に・・・。ですけどね。それでもここへ引っ越して約20年僕にとってとても大切なパワースポットでもあるのです。

 

ここでも台風の爪痕がご神木にまで

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 境内までの表参道を歩いていると、そこらかしこで折れて切られているご神木が目に留まりました。そしてその一部であろう木材が本殿脇の一角で参拝客の暖を取ってくれているのか焚き火をしていました。因みにこの木ですが、直径20㎝以上あるものばかりでした。ある意味中々豪快な焚火でもありましたね・・・。

 

約千年もの歴史を持つ篠村八幡宮

 因みに篠村八幡宮は、足利尊氏の倒幕挙兵地としても知られています。また、社伝や本殿の棟札(むねふだ)によれば、平安時代の延久3年(1071年)に勅宣即ち当時の天皇にによって源頼義が日本最古とされる誉田八幡宮(こんだはちまんぐう)から勧請(かんじょう)神仏の分身・分霊をこの地に移して祭る為に創建されたそうです。そう思うとなかなかレベルの高い神社だと思います。

 

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 これが本殿です。足利高氏旗揚げの地です。因みに高氏は、六波羅探題を滅ぼしたあと、幕府滅亡の勲功第一とされ、後醍醐天皇の諱(いみな)・尊治(たかはる)の偏諱を受け、高氏(たかうじ)名を尊氏(たかうじ)に改めたとされています。

 

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 境内社は祖霊社、稲荷神社、不明な小宮4社があり、他に祓戸宮、そして写真にあるように乾疫神社(いぬいやくじんじゃ)があります。乾疫神社は八幡宮よりも創建は古く、素戔嗚命、大己貴命、少彦名命の三柱を祭神として、旧山陰道から都に入ろうとする悪霊・怨霊を鎮めるために創建された我が国最古の疫神社の1つと伝わっているそうです。

 

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 興味のある人は、是非一読してください。

 

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 どうです!このシンプルな防水加工よく熱でビニール袋が、溶けないものです。まさに神掛かっています・・・?

 

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 これが、篠村八幡宮の手水舎(ちょうずや)余談ですが、作法について一応書いてみました。

一般的な場合

  1. 手水舎に一揖(いちゆう)する。軽いお辞儀ですね
  2. 右手で柄杓(ひしゃく)を取り、手水を掬(すく)う。
  3. その手水で最初に左手を清める。
  4. 次に柄杓を左手に持ち替え、同様の動作で右手を清める。
  5. 次に口をゆすぐためもう一度右手に柄杓を持ち替え、左の手のひらに手水を溜めて口に含む当然ながら、柄杓の椀に直接口をつけないようにしましょう。
  6. 音を立てずに口をゆすいで清め、そっと吐き出す。
  7. 先の動作で左手をもう一度清める。
  8. 最後に柄杓の柄を片手で持ち、椀部が上になるよう傾け、柄に手水をしたたらせて洗い流す。
  9. 柄杓を元の位置に静かに戻し、もう一度一揖する。

とまあこんな感じではないでしょうか。

 

最後に

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 この写真は、来た道、即ち表参道です・・・。意識して人のいないところばかり撮っているのではなく、まさに「人影のない境内」でした。今年はこの静かな初詣でフェードインして2019年を大いに満喫したいと思います。

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