歳月の流れで変わるもの or 変わらないもの

「久しぶりに見たけど、昔とちっとも変ってないね･･･」なんて言葉をたまに耳にしますが、そんな事って絶対無いのにと常々思っていました。それって容姿で判断？話している内容でそう感じるのかどっちなんでしょうか？勿論、変わらないひともいるかもしれませんがガラッと変わる人も大勢いるのでは無いでしょうか･･･。

印象は絶対で無いと分かっていてもショックは受ける

学生の頃に尊敬していた先輩に数十年ぶりに会った時、当時の印象と全くかけ離れている事にショックを受けた事があります。あんなに大きく見え怖かった先輩が、僕の目に小さく写り人の良さそうなオジサンになっていました。それは、それでいいのですが、僕的には、いつまでも当時のイメージでいて欲しかった部類のひとりでした･･･。

こんな風に過去のイメージをそのままだと決め付け違うとショックなん事は、これからもどんどん出てくるでしょう。建物のように古くなったからリノベーションと言う訳には行かないのが現実なのです･･･。

あんなに美味しかったのに

昨日ツーリングの下見で途中朝食を採るため西脇市に立ち寄りました。そこで選択肢に上がったのが、マクドナルドVSモスバーガーでした。僕は、10年以上モスの照り焼きバーガーを食べてなかったので是が非でもモスバーガーでと連れを説得してモスバーガーに無理やり決定！あの時すっごく美味しかったテリヤキバーガーと遂に十数年の時を超え遂に再会です。

照り焼きのダブルっていうのがあったので、それいっときました。それにしても口にどうして入れるのか忘れてしまいました･･･？と言うか、そもそも入らないでしょ！とにかく大きな口で一口、二口と食べ進めて行くうちに懐かしさがこみ上げて来るはずが、味の濃さだけが妙に印象的でした。モスバーガーの味が変わったとは考え難くどうやら僕の味覚が、変わってしまった様です。時代と共に濃い味のものが、受け付け難くなって来たのです。こんな事なら美味しいままの記憶を残すためマクドナルドにすべきだったといまさらながらの猛省です･･･。

昔から変わらないのがコレ

幼少の頃は、別として昔から技術が一切上がらずも下がらずもしないのが箸使いです。これは、毎日使っているのに技術の向上が、全く見受けられません。かの宮本武蔵のように箸で飛んでるハエを摘む何てことはいまだ出来そうにありません。それに字もさ程、上達した感じも無くかといって下手になっている訳でもありません。しいていえば、身体が硬くなった気がするくらいです。各関節の稼動範囲が徐々に狭くなっているのでヤバイです。

発見と紛失

歳を重ねていくうちに色々発見していくのは、当然の事です。わからなかった事がわかる様になり、それがきっかけで新たな発見をする。人生はある程度上り詰めるまではコレの連続です。しかし膨大な情報の中、埋もれてしまう事もあります。最悪忘れてしまう記憶の紛失です。

コンピューターのようにバックアップが取れてデータ化でき何時でも取り出せるような脳の仕組みに少なくとも僕はなっていません。大事な事だったはずの出来事が何が大事だったかすら忘れ去られるのです。精神科の医師がこんな事を言ってました。「人間の記憶は、忘れるように出来ている。悲しい出来事や辛い出来事が全てが記憶として残ると精神的にダメージを受け続け重大な支障が出るとの事でした。人間は、本能的に必要な情報のみを常に記憶する様に出来ているのです。

まとめ

時間の経過は止められないものです。その中で人生を全うする中で自分に起こる様々な出来事は、必然的な事なのです。生き方そのものまで大きく変わる人もいれば平凡で殆ど変化の無い人生を送る人もいます。だからと言って優劣は付けられません。それは全て個性です。最後は、大きく括ってしまいましたが、いちいち問題として取り上げる暇な時と構っていられない忙しい時でその時々の話題が違います。結局、情報に流されたり食いついたりとこれからも話題を作り続けると思いますが、変わるも変わらないも全てポジティブに考えていけばいいのではないでしょうか。