松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

いつまで見れる夏の風物詩

 

8月9日(水)は、僕の住んでいる亀岡で花火大会がありました。本来7日の日が開催日だったのですが例に台風5号の影響で二日ずれ込んだ形になりました。そのおかげで快晴に恵まれ無事に終わった感じですね。僕の家の玄関を一歩出ると正面に森があるのですが、その森の上に「ドド~ン!」と上がりとてもよく見えます。しかしながら地元で開催してるからか意外と見ないもんなんですよね・・・。それに地響きがするぐらいの破裂音で毎回約1時間ほど打ち上げられているのですが、最後の方は若干イラッとするくらいです。

 

減少しつつある京都の花火大会

そういえば聞くところによると各自治体で花火大会をするところが、年々減っているそうです。京都府福知山市で毎年行われていた花火大会は、2013年に開催された当時、河川敷に出店していた露店のプロパンガスが爆発、多くの死傷者が出るという大事故が起こりました。

昨年2016年から復活したものの、被害者の家族会が会場の河川敷での事故からたった3年で花火大会が復活したのは時期尚早だとして国に河川敷の使用許可を厳格化するよう申し入れたそうです。

 

 

人災に自然災害が中止の引き金になっている?

f:id:rjmatsumura:20170810015313j:plain
Twitter:@ emergenza24

それに宇治の花火大会も2014年から中止しています。調べてみると、宇治川花火大会主催者(宇治市、宇治商工会議所、宇治市観光協会)は、今年も調査・検討を行う期間とすることに決定したそうです。やはり2013年の福知山花火大会における露店事故、他の花火大会におけるゲリラ豪雨による中止、2014年の宇治川花火大会における宇治川の長期増水による中止など、安全で安心な花火大会の継続に向け、花火大会を休止し、打ち上げ可能な場所の検討、更には安全対策などについても調査を行い、新たな打ち上げ場所での花火大会の検討するそうです。

それでも実際問題、新たな打ち上げ場所についても、それなりに課題があり、解決に相当な時間を要するのと、かなり困難な状態だそうです。しかしそんな問題とは裏腹に、花火大会の開催を求めるニーズは大きいものがあり、再検討は引き続きされるそうです。

 

 

とどのつまりが花火大会主催者側の台所事情

f:id:rjmatsumura:20170810022517j:plain
SUGA / FLICKR

花火大会というのはそもそもすごくお金がかかります。決して税金だけで賄われるものでは無く地元の小さな商店から大きな企業に至るまで協力があり成り立っているのです。しかしながら通常花火を打ち上げる場合、河川敷や海岸、周りに民家がなく火事の要素が無い所で行われます。

そうなると仮設での露店商が登場します。この露天商は、殆どの場合祭りや夜店などを専門的に商売としている野師の人達がスタンダードとなります。勿論地元の方もおられるでしょうが、圧倒的に少ないかと思います。因みに僕も学生の頃露店のアルバイトで夏休み地方の神社や夜店を転々としていました。

何が言いたいかというと、外から来た露店商に外から来た観光客のお金が流れ開催地にお金が落ちないと言う事なのです。確かに観覧席や桟敷席などで料金は多少入ってくるでしょうが、費用対効果は、決して良いものでは無いと考えられます。これも花火大会が減少して行くひとつのファクターかも知れませんね・・・。因みに亀岡の花火大会は、例年75000人ほど来るそうです。

 

 

気になる花火のお値段はどんな感じでしょう

f:id:rjmatsumura:20170810022218j:plain

それでは、一夜で何万発も夜空に打ち上がる花火。気になる一発あたりいくらになるのか調べてみましょう。そもそも、大きさや形状などそれこそピンからキリまであるので、とりあえず打ち上げ花火の相場をご紹介しましょう。

ドド~ン!と開花したときの直径が100mとなる3号玉で一発4000~5000円、

そして150mの5号玉で一発1万5000円となっています。

7号玉になると一発が3万円~、

10号玉(尺玉)で一発10万円~となります。

開花すると450mにもなる20号玉(2尺玉)はなんと、一発80万円程度となります。

勿論、これは花火玉単体の値段で、打ち上げのための設備や人件費、警備などの経費も別途必要となります。1万発の規模でおおよそ5000万円~1億円ほどの費用がかかる勘定になるのです。因みに今年の亀岡花火大会は5500発です。

 

 

まとめ

前書きのつもりで書き出した花火大会が結構掘り下げてしまいました。おかげで僕も知らない事を沢山調べられて勉強になりました。明日早速朝礼で昔から知っている感を出して使わして貰いましょう。