松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

最近めざしを焼いて食べた事がありますか?

 

貧しいながらに楽しい我が家時代

食べた瞬間口に広がる昭和な味

3月15日なのにこの雪、勘弁してほしいです・・・・

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今朝、目覚めると大きな牡丹雪が深々と降ってました。雨は、凄く強く降るとどこかしら叩きつける様な音を出し、時には動揺を誘うものですが、雪というのは強い風のある吹雪以外無音ですよね。だから想定できない分朝起きてこんなだと、つい驚いてしまうんです。桜も咲く準備をしているというのにきっと咲くに咲けないでしょうね。そのくせ花粉はしっかり飛んでいるようで朝から目がかゆく鼻がいつも以上に詰まっていて辛いです。それにやめればいいのにお酒なんか飲むもんだから鼻腔が完全に溶接された様に塞がっています。時折左側だけ一瞬通るんですが、すぐに詰まってしまう始末です。

乾燥肌で悩まされることから解放されると同時にこれから花粉との戦いがはじまります。とにかく僕が生きているうちに冬場の痒みと花粉の鼻づまりから一度でいいから解放されたいものです。子供のころは、こんなこと全然無かったのになんでだろうか、やはり食生活が変わってきたからだろうか・・・・。

僕は、人生の半分を昭和で過ごし後の半分を平成で過ごしています。これから無事に何事もなく生きると平成の次の年号まで生きる事になるでしょう。そんな昭和の時代を過ごした時と今は、微妙に食生活が変わってきています。僕は、小さい頃大阪の下町で育ちました。長屋が並ぶ少しチープなところで生活していました。今思うと正直貧乏だったと思います。でも周りが全部貧乏風だったので貧乏が僕スタンアードだったんです。学校へ行ってもほぼ同類の環境にいる友達ばかりなのでひもじさなんて1ミクロンも感じた事はありませんでした。

 

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そんな当時食卓にしばしば登場したのが「めざし」でした。その頃は、子供心にグロテスクなたべものだな~と思っていました。両親は、頭からバリバリいってましたが、僕は頭と尻尾を取って食べていました。それにふつう焼き魚は、だいたい食べる時に醤油なんかをかけたりしますが、このめざしはとにかくしょっぱくてそのままでしかたべられないのです。魚のくせに調理できないおかずだったのです。勿論、バリバリの偏見だと思いますが、このめざしが食卓に並ぶ家庭は裕福なイメージが未だないのです。

そんな大して好物でもないめざしを買ってきました。このようにしっかり焦げ目が付くまで網で焼き熱いうちに頭から頂きます。口いっぱいに広がる焼いためざしさん、僕にとっては、昭和の人気者だったと今も確信しています。でもきっと若い世代のニューファミリーの食卓には、めざしなんか絶対ならばないでしょうね。そういえば、居酒屋でも子持ちシシャモの焼いたのは時々目にしますが、めざしは見ないですよね。安くて栄養満点な食材なので若い世代の人にも是非、流行らせて頂きたいものです。ちなみに今日焼いて食べためざしは、1ダース200円ほどでした。節約を強いられる一人暮らしの方にはおすすめの一品です。お口に広がる昭和な味をぜひ堪能して頂きたいと思います。