松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

知らなくていい病気にまつわる秘密の言葉

 

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病気に秘められた隠語とは

この手のドラマは、一切見ないのですが、そんな僕でも聞いた事のある言葉が、「コードブルー」と言う言葉です。これは病院内で緊急患者が発生した際に使用される隠語。

普段僕らの日常生活の中で急患が発生した場合救急車を呼びますが、病院内で既に医師がいる場合、「コードブルー」という隠語を用いて館内アナウンスをかけるのです。

使い方は「コードブルー!コードブルー!〇〇棟〇階〇〇号室へ医師は直ちに集まってください・・・!」という感じじゃないんでしょうか?こうして院内での緊急事態発生が迅速に伝えられ危険の迫った患者に対し可能な限りベストな状態で対応するとなる訳です。

 

 

こんなのを隠語にするのは変だと思う

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ところでそもそも何故この話題と僕も思うのですが、今回目にした記事で病院の隠語の例えが、なんか違和感を感じたのでチョッと掘り下げてみる事にしました。そしてその隠語が使われていた病名は、糖尿病についてです。大変怖い病気ではありますがポピュラーでもあります。僕の周りでも患っている人は少なからずともいます。その糖尿病は「しめじ」や「えのき」といった全く想像もつかない隠語で形成されている事を知っていたでしょう?。

 

 

身近な病気の中でも侮れない病気

僕はそもそも興味が無かったので全く知りませんでしたが、糖尿病の患者は予備軍も含めて2千万人以上いるそうです。日本の人口が約1億2千万人だから6人に1人いる計算になります。しかも、一度発症してしまうと長期治療の必要で、とても厄介な病気なのです。

糖尿病は、高血糖状態になると体が血液中のブドウ糖を水分とともに尿として排泄しようとして、尿の回数や量が増え、それにともなってのどが渇くようになります。また、体重減少や倦怠感などが現れることもあります。

しかし初期には目立った症状は見られないことも多いのです。痛くもかゆくもないからと、血液中にブドウ糖があふれた状態をそのままにしておくと、糖分の多い血液で血管が詰まったり破けたりして、合併症を引き起こします。

 

 

「しめじ」や「えのき」ってどう言う事?

さて本題の隠語です。「しめじ」そして「えのき」って何でしょう? それは代表的な合併症を大きく二つに分けて表される隠語の事です。

  • 体の先端の細い血管(末梢血管)が傷ついて起こる隠語「しめじ」
    「し=神経障害」「め=眼の病気の糖尿病網膜症」「じ=腎症」

  • 太い血管が障害される隠語「えのき」
    「え=壊疽(えそ)」「の=脳卒中」「き=虚血性心疾患」

上記の合併症をこの様に略して言うそうです。これって隠語にする意味が、あるのか疑問が残ります・・・。まるで学生のテスト問題の記憶方法みたいですね。

 

他にもある病院内の不思議な隠語

 

アポる

脳卒中になるという意味。元はドイツ語のapoplexy。

 

コアグる(コアルラ)

尿や胃液などに血液が混ざっている状態のこと。
英語、coagulum、coagulantに由来

 

ステる

死ぬ。ドイツ語のsterben

 

タキる

呼吸や脈が早くなることを意味する

 

ネクる

壊死するという意味の医療略語。英語でNecrosisに由来

 

k、Ca

癌。カルテに表記される場合「肺k、肺Ca」

 

カイザー

帝王切開のこと。元はドイツ語のKaiserschnittの略

 

とま~他にも山ほど隠語があるようですが、限が無いのでこの辺にしておきます。それにしても仮に僕が患者になった時、これらの隠語を耳にすることは、恐らく殆ど無いでしょうね・・・。

 

 

まとめ

僕は、病気に対して凄く臆病なのでこんな情報が耳に入ると、これから体調不良で病院に行く事がある時、必ずこの事が頭を過ぎると思います。

仮に診察室とかで何か分からない専門用語を僕の頭の上で医者と看護師が話してたりするとひょっとしてなんか思ってしまうはずです。

よくドラマなんかでも、看護師が廊下で「〇〇号室の〇〇さん@×◎※ですってよ・・・。」なんてね。

いずれにしても病気に関わる隠語は、少なくても患者には必要ないと思います。何となく病気を軽率に扱ってると言うか、患者がからかわれている様な気になるのです。書いてて言うのは何ですが、こんな風に感じるのは僕だけでしょうか・・・?