自身で人生に終止符を打つ思い
季節の変わり目というか、一昨日仕事先の先輩のお母様がお亡くなりになりました。仕事中にお母様が療養中の病院から電話が入りすぐに駆け付けたのですが、間に合わなかったそうです。
そして翌日、別の先輩が「僕も他人ごとではない・・・。」と昨日実家のお父様が亡くなった事を知らされました。その方は、今年2月に母親を亡くされ、今回お父様も亡くされた事になります。
勿論2件とも偶然が、重なった希なケースではありますが、凄く寒い時や最近の様に急に気温が上がるなど環境の変化が、著しいと亡くなられるご年配者が、増える事を改めて身近で感じました・・・。
病からではなく自らの死を向かえる人が増えている?
季節は、今からひとつ前になる「早春」になりますが人が自ら人生に終止符を打つ人が一年の中で一番多いそうです。
人生に絶望を感じる時
「早春」は一年を通じて一番ストレスを抱えやすい季節とされています。とくに、3月は最も自殺率が高い月でもあり、内閣府は「自殺対策強化月間」として、広報活動をされて打そうです。
自殺の原因となる主な精神疾患はやはりうつ病です。この病気は不眠症状を伴うことが多いため、家族を含め周囲の人たちが「眠れてますか?」と声を掛けてあげる事が重要です。
それでは、なぜこの時期に死にたいと思うのか、またここまで精神的に追い込まれる人が増えるのでしょうか。
殆どの場合仕事が関係する
3月はどこの企業も決算期を向かえます。そして近年では、この時期毎年の様に倒産を迫られる企業が、少なからずともあります。そんな中、失業を迫られ、たちまち経済的に困窮してしまい気が付くと精神的に追い込まれる人が増えるのがこの時期なのです。
過去に自殺者数を調査した警察庁統計によると、自殺の理由として「健康問題」の次に多いのが「経済・生活問題」であり、全自殺者の2割以上に上ります。ただし、それ以外のほとんどの場合でも「職を失う+突然の生活苦+人間関係の悪化+うつ病の発症」というように何れかが複雑に絡み合ってくるのが現状です。
生活環境の変化にも注意する
この時期、たいていの企業は人事異動が決まる時期でもあります。当然正社員ではなく契約社員、派遣社員など突然仕事を打ち切られるケースも高い時期でもあります。
慣れない職場へと異動になるのは不安なものです。それが、降格人事を伴う場合は、精神的ショックは相当なものだと思います。
また、派遣社員、契約社員にとっては、ある意味綱渡りで続けてきた仕事を常に覚悟はしていたとはいえ実際に失うことによって、生活や将来への不安がいっきに押し寄せてくるので精神状態が不安定になっても当然な事です。
自身の都合に関係なく変化する環境
自身の事はさておいてこの時期子どもがいる人の場合、進学したり卒業して就職をするなど、子どもの成長を実感する時期でもあります。そんなとき資金難に遭遇したりすると、どうしようもない不安に襲われます。自分の不甲斐無さを攻め家族を不安にさすことに負い目を感じるなど、家族を抱えている方は、とにかく精神状態が極度に不安定な時期でもあるのです。
まとめ
僕は、専門家ではないのでよく分かりませんが、僕が当事者ならとりあえず友人でも同僚でも、勿論妻にも相談します。相手に話すことによって自分の頭の中にある引き出しをひっくり返し、ありとあらゆる知恵や経験をテーブルに並べそこからできる事を模索します。実際僕はいくつかの転職をしこの様な状況を体験したこともあります。
その時いつも実感したのは、人任せでは絶対に前へ進めなかったのです。相談、協力は大いに有効ですが、結局は自分で乗り越えないといけないので力を蓄え、自分を奮い立たせることが、間違いなく次の一歩につながると確信しています。
僕の場合このブログもひとつの方法として自分で記述し後で自分で読み返しを繰り返すバイブルにするのです。「自分であの時こんな事書いてるじゃん。」なんて・・・。
とは言っても死に向き合うと言う事は、正直僕の想像を絶する事なので中々その本人の気持ちを理解するのは難しいと思います。