松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

本気で取り組む熱中症予防「倒れるに前手を打つ方法」

 

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僕んちの隣のお家に一歳にもならない女の子がいます。あまり顔を合わすことが無いのですが敷地内にビニールプールが干してありました。きっと行水なんかさせて夏対策しているのでしょう。それについ最近お母さんが子供を抱いているのを発見おでこにかさぶたの様なものがついていたので「転んで怪我でもしたのかな?」と尋ねると「いいえ冷えピタでかぶれたんです・・・。」結果はさておき、思った通りお子様の為にしっかり熱中症対策をしていました。

さて、時に子供たちが野外で遊ぶことも多いこの夏休みですが、ここ最近の暑さでは子供たちは勿論の事、大人にも厳しく熱中症などが心配です。そこで、熱中症を予防するために大切なポイントを、元東京消防庁、救急救命士のお話を参考に記事にしてみました。とにかくこの強烈な暑さ、屋外場所によっては屋内での熱中症を予防するために次の事柄を注意してみて下さい。

 

面倒臭がらずに水分をこまめにとる

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運動前、中、後そして炎天下での活動時は水分を充分にとることが重要です。そしてその水分補給は、「のどが渇いた」と思ってから補給しても実は、ほとんど効果が無く、運動や活動をする前から計画的な水分補給をすることで初めて効果が生まれるのです。

熱中症にならない為にもこれからは、のどが渇いていなくても水分をとるようにしましょう。そしてここがポイントですが、熱中症にならないための水分量の基本は、体重×行動時間×5ml(日本登山医学会データ参照)。例えば、1時間歩くと体重1kgあたり約5ml水分が失われるので、60kgの人が3時間野外で行動すると、60×3×5ml=900mlの水分が必要となる。

 

 

バテない様に栄養を充分とり体力をつける

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運動中は、体の機能が低下しないよう、塩、油、砂糖の入ったものを食べて栄養補給しましょう。飴やチョコレートなどの行動食をときどきとり、エネルギー補給をすることも大切です。熱中症にならない為のエネルギー量の目安は、体重×行動時間×5kcal×0.7(日本登山医学会データ参照)。

体重60kgの人が3時間行動した場合、630kcalのエネルギーが必要となる。ちなみに、梅干し入りおにぎり1個約170kcal、飴1個約15kcal、チョコレート1枚約350kcal、あんぱん1個約280kcal、クッキー1枚約45kcal。これらの数値を目安にしてエネルギーを摂取しよう。僕の場合、瓦屋さんの仕事をしていた時この季節毎日5リットルは、確実に水分を取っていました。また、極度に体力を消耗した時は、膝がガクガク震えだし大急ぎで屋根から降りて甘いものを口の中に押し込んでいました。

 

 

炎天下の中長時間歩かず日陰で時々クールダウンする

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熱中症は体の熱をうまく逃すことができずに起こる症状です。適宜に休息をとり体温を下げてください。特に子供は体温調整が、まだ上手にできないので極力保護者やそばについている人の役割が重要となります。また、高齢者の人達は、暑さの感知能力が著しく低下しているので、暑さをそう大して感じないまま熱中症になるケースが多いので常に涼しい所にいる事が望ましいでしょう。

 

 

環境温度や湿度に適した放熱効果の高い服装を選んで着る

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通気速乾性に優れた素材、汗を素早く吸収し蒸発させる素材などで作られている衣類を野外活動用のウエアとして着用する事が熱中症予防にかなり有効です。今はスポーツショップやアウトドアショップそれに作業服店などで販売されています。商品はピンからキリまであるので用途と財布の中身とをみて検討してください。また、忘れてはいけないのが、直射日光から逃れられる帽子や日傘も装備しておきましょう。

 

 

熱中症の前兆には敏感になり迅速な対応を心掛ける

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子供の様子をよく観察していると顔色が悪かったり、しゃがみこんでしまうなど、ちょっとでも普段と様子が違ったら熱中症を疑う必要があります。直ちに涼しい場所で休ませてください。子供の体温が上がり、頭痛、めまい、吐き気などを訴えてきたら、適切な応急手当をして場合によっては病院に連れて行く事です。体の部位で熱中症に有効な冷却ポイントは、首の後ろ・脇の下・股関節の内側など、頸動脈や血流の多い所を冷やすととても効果的です。

 

 

まとめ

僕も明後日から夏季休暇に入るのですが、家の裏に植えている木を切らないとまずいので熱中症対策を十分しながら作業をしたいと思います。邪魔くさがらずしっかり水分と栄養補給そして適度に休憩を取る。

これらをしっかり守れば今年の夏も熱中症を回避できると思います。それにしても最近のハイテク素材のウェアには目を見張るものがあります。気化熱を利用する素材など高額なものも多いですが、その価値は十分です。僕が扱うオートバイの世界も年中ハイテクウェアを身にまとい疾走しているユーザーは沢山います。それほどに重要な役割をしているのは事実です。

参考資料:女性セブン2017年8月24・31日号