松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

鉛筆を改めてよくできてるなと見直しました

 

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僕は、仕事でもプライベートでも鉛筆を使う機会がとても多いのですが、削るのは基本的にほぼカッターを使っています。鉛筆削り機を使えば早いのですが、そこはあえて刃物を使う事に拘ってしまうのです。現場仕事をやっている時は、鉛筆削り=カッターでしたからね・・・。なので今となっては僕のルーティンのひとつです。刃物を使って削っていると当然上手く削れる時もあれば、そうでない時もあります。でも削っている時間は、ほんの数十秒ですがその瞬間に凄く集中できて次の行動についてスムーズに行く気がするのです。なので悩み事があったり、一瞬でも何か忘れたい事があれば、ぜひ鉛筆を刃物を使って削ってみてはどうでしょう。

 

知らなかった事だらけの鉛筆のトリビア

最近は、あまり描いていませんが、僕にも少しだけ絵心がありまして、大昔には、サクラクレパス主催の賞を撮った事もありました。そんな絵を描く時に絶対必要なのが、鉛筆です。今でもそれなりに種類を持っているつもりですが、今回調べてみて分かったんですが、なんと鉛筆はなかなか奥が深いんだな~と改めて感心しました。

 

 

鉛筆の濃さの種類が色鉛筆みたい

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鉛筆の濃さの種類は、メーカーにもよりますが、思った以上に沢山ありました。その中でも世界一とされているのは、三菱鉛筆で10Hから10Bまでの22種類の硬度幅です。僕が主に使っているのは、「HB」や「B」それに「6B」くらいです。まさか22色もあるなんて驚きですね。筆圧だけでも凄くリアルな絵が描けるのにコレだけ種類があれば、凄くリアルな写実的モノクロ画が、描けるでしょうね。

 

 

「B」、「H」、「F」コレが名前の頭文字だったとは

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因みに鉛筆についている鉛筆の芯の硬さは「H」「B」「F」といったアルファベットで表され、「H」は「HARD(硬い)」の頭文字に由来します。では、「B」は何の頭文字でしょうか。「硬い」の反対で「柔らかい」を意味する英単語・・・と言いたいところですが、正解はBLACK(黒い)でした。そもそも鉛筆に対して「コレがこういう意味です・・・。」なんて考えた事もありませんでした。改めておさらいすると「H」はHARD(ハード:硬い)、「B」はBLACK(ブラック:黒い)の略字で、Hの数字が多いほどうすくかたい芯を示し、反対にBの数字が多いほどこくやわらかい芯を示します。そして気になる「F」はFIRM(ファーム:しっかりした)という意味で、HとHBの中間のこさとかたさを持った芯のことだそうです。

 

 

消しゴムの原理をはっきり理解していましたか

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今更何をとなるんですが、何で紙に書いたものが手でこすっても消えないのに消しゴムだときれいに消えるのか?それは、こういうことです紙にのっている黒鉛(こくえん)の粒は始め消しゴムの表面にくっつき、次に消しかすに包み込まれて紙と消しゴム表面から除かれます。要するに紙よりも消しゴムの方が黒鉛の粒がくっつきやすいからだっただけなのです。しかしながら僕の記憶では、学校で答案用紙に鉛筆で書き損じた答えを当時の消しゴムでゴシゴシ消すと紙が削れて破れるなんて事は、しょっちゅうありましたけどね・・・。それと未だに鉛筆の後ろについている消しゴムは、超が付くほど消え難いです・・・。

 

 

鉛筆の芯とシャープペンの芯は違う?

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コレは殆どの人が知らないと思うんですが、普通のえんぴつの芯は黒鉛(こくえん)とねんどを焼き固めたものです因みにHBの場合、黒鉛7に対し、粘土3で練り合わせたものです。粘土の割合が多ければ多いほど、芯はかたく色はうすくなります。そして問題のシャープペンシルですが、替芯は、ねんどの代わりになんとプラスチックを使用しているのです。そしてさらに普通の芯よりもずっとよく練り合わせて作られています。
この為ねんどを使った時には、できないような高強度な芯となりあんなに細くても折れ難く書けるのです。

 

 

最後に

こうして考えると鉛筆が今まで以上に愛おしくなってきました。実際鉛筆は、凄く軽くて書き手の事をよく考えられて作られています。それが証拠に鉛筆に6角形が多いのは、転がらない為、それに持ちやすい為の形なのです。また、文字を書くために鉛筆を持つ場合は、必ず3点(親指、人差し指、中指)で押さえるので、3の倍数の必要と考えられているのです。因みに、色鉛筆は、絵を描くために色々な持ち方をして使うので、指あたりのよい丸軸にしているようです。自分で書いてて言うのもなんですが、せっかくなので今後は、ウクレレ演奏に次いで絵なんかでも描こうかなと思いました。