松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

車検の見積をしてきました

 

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今日は、代休で車の見積と任意保険の更新に行ってきました。仕事柄車種は、違えど毎日の様に関わっていることなのですが、いざ自分の事になると微妙に感覚が違ってきます。恐らく普通の人が思わない疑問であるとか、作業が凄く気になるのです・・・。見積金額自体もおおよそ分かっては、いるもののサポートの内容など違いもあり気が付くと結構質問しています。そこで今回は、自分がバイク屋として車検の受付をするのとされるのとを比べてみました。

 

車のディーラーはこうして車検を受け付ける

普通イメージとして車検日が近づくと検査が切れるまでに車を預け後に交換部品の必要性を提案され、見積金額を提示され作業を進めてもらうと思うのですが、今回の場合事前に見積をさせてほしいとディーラーから相談がありました。趣旨としては当日午前預かりの夕方6時引き渡しをするためだそうです。ディーラー曰く見積なしで預かると部品がそろわない事もあり預けた当日に引き渡しが、出来ないからだそうです。僕は、代車さえ出してもらえば、何日預かってもらっても問題ないのですが、ディーラーは、そういう訳にはいかないようです。僕のところもそうですが、代車には、台数に限りがあり回転がすべてなのです。双方にとって効率の良い方法が恐らくこの方法だと思います。いわゆるホリデー車検という奴ですね。

 

 

オートバイディーラーの車検受付はこうです

これは、あくまでも僕の店だけの話として読んでください。僕の店は、輸入オートバイのディーラーでメーカーの推奨するメンテナンススケジュールと当店独自の経験から提案するメンテナンス方法を複合させてお客様に車検整備の提案しています。それと車検については、案内のハガキを出し後は、お客様からの依頼の電話を待つ感じが一般的です。お客様から、連絡があり入庫してもらいお客様と一緒に車両のチェックをします。

今のオートバイの調子であるとか各油種類の交換をどうするのかとか、ブレーキパットもしくは、タイヤの様な消耗品はどうするのかとかその段階で希望を聞きます。それから事前に代車が必要なのか駅までお送りするのかを聞いておきます。預かった後にサービススタッフが再度車検準備に入り点検します。そこで目視では確認できない部分のチェックをすべて行い経年劣化など交換が必要な部品と検査全体にかかる費用をお客様に連絡します。この段階で古いオートバイや沢山の距離を走っているオートバイ、もしくは転倒しているオートバイなどはかなりの費用が掛かります・・・。

なのでお客様の了解を頂くまで、作業を行わないのです。お客様によっては、この段階で乗り換えであるとか、タイヤなどは、ディスカウントタイヤ店で交換するとか検査前点検だけしてユーザー車検を取るなんてお客様もいます。従って、車のディーラーの様な車検を当日引き渡しなど絶対無理なのです。もちろん今紹介したような車検をしている所ばかりではないので一概には言えませんけどね・・・。

 

 

車のディーラーは伝票と結果だけを報告する

コレもすべてのディーラーがそうだと言いませんが、恐らく車検を預けられるお客様のほとんどが、ディーラーに全幅の信頼をおいているのか、整備内容に興味が無いのか担当サービススタッフが伝票の項目を読み上げ「これを交換して、コレを修理して・・・。」で、お金を支払って終わりです。実際に交換した部品を見せる訳でも無いので疑う訳ではありませんが、本当に交換が必要だったのかはお客様には分からないのが正直なところです。交換部品には、使用条件や個体差によって「必ずこの日に交換してください。」というものが無いのですべては、ディーラーの整備士の良心にかかっているのです。

 

 

オートバイディーラーの車検受け渡しは

僕の店の場合交換した部品は大きく持てないもの以外お客様に見せるようにしています。サービススタッフによっては交換箇所や不具合のある部分を画像に収めパソコンでお客様にご説明します。そんな交換した部品を持って帰られるお客様はほとんどいませんが、そうする事によって高価な車検代の支払いにご納得いただいているのです・・・。

 

 

最後に

どこのディーラーにでもそれぞれやり方はあり、優劣をつけるのは難しいですが、出来れば信頼のおけるお店を選んで長い付き合いが出来ればいいと思います。