松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

知っておこう自転車保険の義務化

 

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昨日車の保険を見直す相談に行ったところ「自転車保険に入っていますか?」と聞かれました。自転車を買ったときにそんなのに入った様な気がしますが、よく覚えていませんでした。そして今、車の任意保険に自転車保険の特約が有り年間保険料が1,500円と破格だったので即加入しました。詳しい内容は後ほど説明するとして今自転車に乗っている人は、自転車が法律上の車両である事を知っているでしょうか?また、事故を起こした場合は、賠償責任を伴うことが有る事もです。なので万が一に備えて、自転車保険には、絶対といっていいくらい加入しておきましょう。

 

自転車保険加入が義務化になる事実

今回の義務化では,京都市内・京都府内で自転車を利用する人はすべて対象になります。自転車に乗り始めた小さな子どもからお年寄りまで年齢を問わずです。また府外から京都府に自転車で乗り入れる人もも加入が必要になります。事故の割合が増えてきている

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自転車事故を巡る高額賠償事例

実例1

坂道を下ってきた小学5年生が運転する自転車が、歩行中の62歳女性と衝突し、女性が意識不明となった。(2013年 神戸地裁の判決)賠償金額 約9,520万円 

実例2

46歳男性が運転する自転車が信号を無視し、横断歩道を歩行中の75歳女性と衝突し、女性が死亡した。(2014年 東京地裁の判決)賠償金額 約4,746万円

 

 

自転車保険加入が義務について

近年、増え続ける自転車事故の実態を踏まえ、京都府では
平成29年10月から事業者、レンタル事業者
平成30年 4月から自転車利用者の自転車保険加入が義務になります。
また、義務化の内容や保険手続きなど、相談窓口もあります。
「京都府自転車の安全な利用の促進に関する条例」は、7月に改正されました

きょうと自転車保険専用コールセンター

TEL:0570-001-382(通話料金がかかります)または018-803-7765
日時:午前9時~午後6時(土日祝および年末年始を除く)

 

 

自転車保険の加入が義務化された都道府県

全国的にはまだ一部だと思うのですが、とりあえず現在把握している情報がコレです。

 

 

加入義務違反者への罰則について

義務違反者への罰則はどうやら現段階では設けられていないようです。そもそも自転車については,車検制度のような自転車登録制度がない上に,保険証書などの携帯義務もなく、保険加入の確認や、把握等が困難であることから,罰則制度は設けられないそうです。

 

 

各保険会社の自転車保険商品について

自転車保険については、ありとあらゆる方法で加入できます。自転車屋さんでも加入できますが、市民共済からでも加入ができ、取っ付き易いところでは、自動車保険の特約制度が、なかなか良いと思います。調べてみると、どこもだいたいセットプランが一般的のようです・・・。

今回紹介するのは、僕が加入した「あいおいニッセイ同和保険」の『個人賠償特約』です。簡単に説明すると特約なので保険を利用した場合等級に変更、免責がなく回数に縛りがありません。また、個人加入の場合は、年間加入料1,500円です。そしてあくまでも車や、バイクの保険に加入している事が前提になります。対人・対物無制限で保険に入っている人が殆どだと思いますが、この『個人賠償特約』も対人・対物無制限は無制限保証となります。補償される項目として例えば、他人に怪我をさせた場合これがいわゆる自転車保険ですね。また、飼い犬が近所の子供にかみついた場合、他人のものを壊したり、水漏れを起こし階下のお宅の家具を水浸しにしたり、買い物中にうっかり展示してある商品にぶつかり、壊してしまった場合など使い道が充分ありそうです。

詳細
記名被保険者、またはそのご家族の方が、日本国内外での日常生活の偶然な事故により、他人を死傷させたり、他人の財物を損壊させ、法律上の損害賠償責任を負担した場合に、保険金をお支払いします。
ポイント!
日本国内で発生した事故は、保険会社が相手との示談交渉を行います。ただし、相手の方が保険会社と直接折衝することに同意しない場合や、被保険者が正当な理由なく保険会社への協力を拒まれた場合などは、相手の方との示談交渉を行いません。

注意

  • 日本国内で発生した事故は、支払限度額がありません(保険金額は無制限)。
  • 日本国外で発生した事故は、1億円が支払限度額です。
  • 日本国外で発生した事故は、示談交渉を行いません。

 

 

最後に

「転ばぬ先の杖」と言うことわざがありますが、何か有った時に対応できる財力があれば別に問題ありませんが、自分自身予期せぬ事や不測の事態に対応できない経済状況であれば、無理してでも保険には加入する事を強く勧めたいと思います。