松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

明日から秋の交通安全運動です。

 

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 明日から秋の全国交通安全運動です。「あおり運転」や「ながら運転」など色々とメディアに取り上げられているので、恐らく今回の取り締まりは、今まで以上に厳しい事は間違いないでしょう。それが証拠につい最近決まったのが、ながら運転の厳罰化です。政府は、今月13日に改正道交法施行令閣議決定し今年の12月1日施行反則金3倍、懲役刑も重くと結構な罰則です。 

 

点数も罰金も大幅改定

 そもそも「ながら運転」を巡っては、ドライバーがスマートフォンを操作しながら運転した車による死亡事故が相次いだことから、遺族らから罰則強化を求める声が上がっていたそうです。僕も昨年赤信号で停車中、隣の走行車線に並んで止まっていたトヨタ プリウスに同じメーカーのベルファイヤーが、スマートフォンを見ながらの運転でノーブレーキのまま前で停車中のトヨタ プリウスに衝突していました。その時僕は、小型バイクに乗って隣で停車していたので一歩間違ったらまき沿いを食うところでした。今思うとゾッとします。とにかく凄い音で超ビビリました・・・。

 

ながら運転厳罰化とは

 改正施行令では、運転中の携帯電話での通話や、画面を注視する違反いわゆる「携帯電話使用等(保持)」の点数を1点から3点に改定また、通話や注視により交通の危険を生じさせる違反「携帯電話使用等(交通の危険)」を2点から6点に引き上げました。

「保持」の反則金は

「大型車」はこれまでの7千円から2万5千円に、

「普通車」は6千円から1万8千円、

「二輪車」は6千円から1万5千円、

「原付車」は5千円から1万2千円にそれぞれ変更されました。

たとえば、違反を繰り返すと6月以下の懲役または10万円以下の罰金の罰則が適用される可能性があるそうです。

 

反則金では済まされない罪

 携帯電話使用等の交通の危険は、軽微な違反であれば反則金の納付で刑事責任を免れる交通反則通告制度の適用から除外されました。なので直ちに刑事手続きの対象となり、罰則はこれまでの「3月以下の懲役または5万円以下の罰金」から引き上げ「1年以下の懲役または30万円以下の罰金」となりました。

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今後のあおり運転罰則の行方

 「あおり運転」の規制や罰則の強化は、自民党が8月に開いた交通安全対策特別委員会で方針が示されました。警察庁はあおり運転を道交法で新たに定義して規制する案や「車間距離保持義務違反」の罰則を重くする案などを検討しているそうです。

 

今回の交通安全運動

 運動期間 令和元年9月21日(土)から30日(月)までの10日間
重点項目

  1. 子供と高齢者の安全な通行の確保
  2. 高齢運転者の交通事故防止
  3. 夕暮れ時と夜間の歩行中・自転車乗用中の交通事故防止
  4. 全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底
  5. 飲酒運転の根絶
趣旨 
  1. 次代を担う子供のかけがえのない命を社会全体で交通事故から守ることが重要であるにもかかわらず,依然として道路において子供が危険にさらされていること,また,高齢者の交通事故死者数が,交通事故死者数全体の半数以上を占め,その減少が強く求められていること

  2. 高齢運転者による重大交通事故が発生していること

  3. 秋口における日没時間の急激な早まりとともに,例年,夕暮れ時や夜間には,重大事故につながるおそれのある交通事故が多発し,歩行中・自転車乗用中の死亡事故が増加すること

  4. 自動車乗車中における後部座席シートベルトの着用率やチャイルドシートの使用率がいまだ低調であること

  5. 重大事故の原因となる飲酒運転による悲惨な交通事故が依然として後を絶たないこと

 

最後に

 という訳で今回は、皆さんの頭からすっかり消えていたであろう情報を提供いたしました。ま~普段から車やバイクで移動していない人には、全くといって関係ないことですが、それでも週末等ハンドルを握る人は、交通安全運動に関わらず安全運転を心掛けて下さい。