松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

梅雨時の食中毒に気を付けよう

 

f:id:rjmatsumura:20180627232738j:plain

今日も熱帯夜だと言う事で、夕食は夏野菜たっぷりの冷やし中華を作りました。市販の麺とタレを使い定番のハムにキュウリそして錦糸卵です。そして今回は、その上にキムチと中華クラゲもトッピングしてボリューム満点で作っちゃいました。寒い季節なら、錦糸卵をはじめある程度の食材は、冷蔵庫へすぐに入れなくても大丈夫なんですが、今は調理が終われば、すぐに冷蔵庫へ入れます。おかげでこの季節は、毎年冷蔵庫は、食材で一杯です・・・。さて、今回はそんな傷み易い食べ物について考えてみたいと思います。

 

傷み易い食材に注意しながら料理を考える

梅雨時は1年でもっとも細菌による食中毒が発生しやすいというのは、誰もがなんとなく分かっている事だと思います。特に、作ってから食べるまでに時間がかかるお弁当や作り置きおかずは、危険度大です。あのスパイスいっぱいのカレーでもこの季節では、簡単に腐ってしまいます。そこで、家族を食中毒にしないためのポイントを改めて考えてみましょう。

卵料理は固ゆで卵がセーフで、卵焼きはアウト

卵には、食中毒の原因となるサルモネラ菌が繁殖しやすいので、料理の仕方に工夫が必要です。この菌は、70℃で1分以上加熱すれば死滅しますが、半熟状態では菌が残っている可能性があるのです。なので、ふんわり焼き上げた卵焼きは、中まで加熱ができていないことも考えられるので、夏場は避けた方が無難でしょう。特に、だし巻き卵をお弁当に入れると、水気が流れ出て傷みやすいのと、ほかの食材にも水気が移ってしまいます。夏場にお弁当に入れる卵料理なら、ガッツリ焼いたヴェリー・ウェルダンの玉子焼きか固ゆで卵がおすすめです。

 

おかずは加熱後に切らないこと

唐揚げやとんカツなどは、大きいまま揚げ、食べやすい大きさに切って弁当箱に詰めがちだが、これはアウトです。切り口から肉汁が出て、菌がつきやすくなるからなのです。最初からひと口サイズにして揚げるか、切った後、再び中まで温め直すという二度手間が必要です。

 

おかずの仕切りに注意する

お弁当では、おかず同士が接触しないように仕切るのが見栄えも良く一般的です。ただし、洗って使えるシリコンカップは、菌を流しきれないことが多いので、使うなら毎回きっちりと消毒をしましょう。レタスなどの生野菜は水分が多いので、仕切りには不向きです。見た目は、いささか映えませんが使い捨てホイルカップなどを使う事が見の為です・・・。

 

おかずの汁気は乾物で吸う

煮物や汁気のあるおかずを保存する時は、煮汁を煮飛ばしたり、汁気を絞ってから入れることを必ず徹底しましょう。水気を吸い取ってくれる、かつおぶし、のり、すりごま、とろろ昆布など乾物類をおかずの下に敷いておくのもひとつの方法です。もちろん乾物ごと食べられるので、一品増えた感覚でおススメです。

 

おにぎりはラップで握るのが正解

おにぎりはラップを使って握るのは基本ですが、そこに落とし穴があるのです。つまり熱々ご飯をラップで握ったままだと、蒸気がこもって内側に水滴がつくので、一度ラップを開き、粗熱をとってから包み直してから湿らさないよう、のりは別添えにするのがこの梅雨時期の方法です。

 

梅干は刻んでご飯に混ぜるのが有効

お弁当に梅干を入れると、傷みを防ぐと思われがちですが、正しく入れないとせっかくの梅干しが効果を無くします。昔からよくある日の丸弁当のように、梅干を1粒だけ入れてもご飯全体への効果は不充分です。なので梅肉を刻んでご飯に混ぜてお弁当にしましょう。実際に美味しいですしね・・・。また、米2合に酢大さじ1を入れて炊いたご飯にも抗菌作用があるそうです。

 

容器の除菌は熱湯や酢を使う

買い物や調理、保存時に気をつけても、容器に菌がついていると、すべてが台無しになります。使うたびにしっかり洗って乾燥させ、使用前にはアルコール除菌スプレーや水と酢を1:1で混ぜた水溶液で拭いて除菌すると安心です。また、週に1回は熱湯消毒をしましょう。キッチン用漂白剤を使うのもひとつの方法です。

 

最後に

あと最近では、市販の冷凍おかずや沢山出ています。それらを凍ったままお弁当に入れると保冷剤代わりになります。ただし、解凍時に水気が出てもいいように使い捨てカップに入れることにしましょう。いずれにしても梅雨時期の食中毒は、本当に危険です。水分を出さな工夫でこの梅雨を乗り切りましょう。