松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

キャッシュレス化の波に乗るメリット

 

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ここ数年で急速にお金に関する環境が変化してきました。お馴染みのクレジットカードそして電子マネーなんかはようやく普通に利用されるようになり、最近では、ビットコインをはじめ仮想通貨の話題なんかも頻繁に取り上げられるようになりました。そして遂には、個人間でのお金の受け渡しにすら、無料送金アプリの出現でいよいよ新たなインフラ時代が来たような気がします。とはいえ、キャッシュレスにはやはり使いすぎるのでは・・・。などと思う人も沢山おられると思います。かく言う僕もその思いが若干残っています。そこで今回は、お金にまつわるインフラを如何に上手に使いこなす事について考えてみたいと思います。

 

キャッシュレスの使いすぎるを検証する

クレジットカード会社のJCBが、2018年3月、全国の20歳~69歳の男女1,000名を対象に行った調査で、昨年1年間の貯蓄額の平均増加額は59.9万円だったそうです。ところがそれを詳しくみてみると、キャッシュレス派の平均貯蓄増加額87.6万円に対して、現金派は32.5万円でした。そうなんです驚きの2.7倍キャッシュレス派のほうが現金派よりも貯蓄を増やせたという事なのです・・・。僕の頭の中をはじめこれまで考えられてきたキャッシュレスつい予算オーバーになり貯金できない・・・。という悪循環を真っ向から否定する結果となりました。

 

お金のインフラに興味を持つ

調査では、「デビットカードを知っていたか」との問いかけに対して、キャッシュレス派は、「詳細まで知っていた」が42.2%「名前を聞いたことがある程度」は48.7%となり、認知率は実に9割を超えています。逆に現金派は、「詳細まで知っていた」が22.9%「名前を聞いたことがある程度」は 53.4%、認知率は76.3%、8割を切っています。他の調査結果においても「お金の管理は得意だと思うか」との問いに対しても、キャッシュレス派は「はい」が54.8%に対して、現金派では39.7%とお金に対する関心の違いがはっきりでています。ただ、キャッシュレス派と現金派には、お金にまつわる情報収集量に大きなへだたりがあるような気がします。たとえいくらお得で有利な情報でも、知らなければ使いようがないですね・・・。

 

確信に迫るキャッシュレス

それでは、本当にキャッシュレスは得なのでしょうか、まだまだ疑っている人もいるでしょう。それでは、分かりやすいキャッシュレス会計の一例を挙げて見ましょう。

そもそも小さな病院など現金の支払いしかできないところや、現金での支払いの方が安く利用できる店舗でしか、現金は使いません。しかしキャッシュレスの場合毎月ID、WAON、Tポイントで得たポイントは、すべてプールされます。使った金額にもよりますが、1年に換算すると獲得したポイントだけでも結構なお小遣いになります。これは、現金払いでは絶対に得られない特典なのです。更に言うと、キャッシュレスのメリットは、ポイントが貯まる以外にも、ATM手数料の節約になったり、財布がかさばらないことや現金を持ち歩かなくて済む便利さがあります。

 

How Towキャッシュレス

まずは、固定費の支払い方法から攻略してみましょう。水道代やガス代など光熱費は、コンビニ払いができるならnanacoにクレジットカードでチャージして支払えば、nanacoポイントはつかなくても、リクルートカードは1.2%、ヤフーカードは0.5%のように、ポイントが付加されることがあります。また、デビットカードや電子マネーを使ってみるようチャレンジしていきましょう。予算管理に不安があるなら、デビットカードから始めるのもいいでしょう。デビットカードは、カード決済と同時に指定した普通預金口座から引き落とされます。そのため、使いすぎるという心配はなくなります。さらに、楽天デビットカードなら「100円利用ごとに1ポイント還元」、イオンデビットカードなら「200円ごとに1ポイント+毎月20日、30日のお買い物感謝デー5%オフ、毎月10日のWAONポイント、ときめきポイント5倍」など嬉しいサービスが受けられます。

 

注意点もしっかり把握しておこう

ただしデビットカードは、残高不足になれば決済エラーとなるため、常に銀行残高を把握しておく必要があります。その点電子マネーなら、WAONのようにクレジットカードと連携させ、設定金額以下になると自動的にチャージされるオートチャージ機能付きの電子マネーもあります。しかも、これにはチャージの上限額が決まっているため、使いすぎもストップできます。

現在使われている主な電子マネー

プリペイド型(予め、現金やクレジットカードでチャージをしてから使う)

  • WAON
  • nanaco楽天Edy
  • Suica
  • PASMO

ポストペイ型(クレジットカードと連携、取引銀行口座から引き落とされる)

  • iD
  • QUICPay
  • Smartplus
  • Visa Touch

 上記以外にも色々あるようなので興味のある人は、調べてみて下さい。

 

クレジットカードを便利に使う

2016年のJCB調査によると、クレジットカードの保有率は84.2%、保有者一人あたりの平均保有枚数は3.2枚だそうです。この数字でも明らかなように確実にクレジットカードは、僕たちの暮らしに浸透しています。そしてこのカードを使って赤字にすることなく、貯蓄に結び付けるには、まず利用するカードの枚数を極力減らします。そして、いくらまで使えるか(予算)現在いくら使っているのか(現状)、あといくら使えるのか(残高)をしっかり把握しておきます。最後に獲得したポイントは、すべて、必要なものにだけ使う事を徹底する事です。クレジットカードは決済日、引き落とし日がカード会社によってまちまちなので注意が必要です。今は専用アプリが、各カードであるので家計簿管理が、簡単にできるので是非ダウンロードして利用してみましょう。

 

最後に

キャッシュレスというものに関して高い興味を持ち積極的に使おうとするのは男性が多く逆に、消極的なのは女性だそうです。それでもこの価値観の違いは、何れ確実に、無くなるでしょう。そして、近い将来には、家族間の中でもキャッシュレス化が進み中国のようにお小遣いやお年玉までが、カードでの決済になる日が来るような気がしてなりません。

JCBキャッシュレスとデビットカード利用意向に関する実態調査2018