松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

笑ってられない長生きリスクの恐ろしさ

 

f:id:rjmatsumura:20181024212934j:plain

 それにしても昨日一昨日の2日間は、超過酷なトレーニングでした。それに昨日の帰りは、新幹線に酔ってしまいました。バイクや車は、どうもありませんが、バスや電車は、からっきしダメなのです。特に昨日の新幹線は、夕食時と言う事もあって殆どの席で様々なものを食べ始め、その臭いにやられたのかも知れません。なぜあんな環境で食事がのどを通るのか不思議でなりません。そんな僕は、やっぱりまだまだお子ちゃまなのでしょうか・・・?さて、今回は、そんなお子ちゃま人にも無縁と言っていられない恐ろしい近未来の僕たちについて考えてみたいと思います。

 

老後破産を呼び寄せる恐ろしい思考パターン

 近くでも遠くでも将来仕事から退いた時、老後のお金に関する不安について、多くの人が抱えていく問題だと思います。しかし中には、今の会社が守ってくれる、親にはそれなりに資産があるから大丈夫だろう、というふに、安心している人も少なからずいるものです。ただ、そんな人こそが老後に思わぬ事態に遭遇してしまうことで、貧困に陥ったり老後破産したりするケースもゼロではないと思います。そこでいったいどんなパターンが危ないのか調べて見ました。

 

今の会社にいれば老後は問題ないと思い込んでいる人

 日本で終身雇用制度が崩壊しつつあることは、周知されている事です。なのでそのことは十分理解しているはずにも関わらず、実際には、今の会社にいる限り会社が何とか老後の面倒も見てくれるはず・・・。と無意識に思っている人がいるようです・・・。そのような人は、思うに公的年金と会社の企業年金があるから安心とばかりに、老後資金を増やそうと努力しない人が意外に多いようです。某保険会社の調査によると、ゆとりある老後を過ごすための平均額は月に約35万円が必要だそうです。一方、総務省の家計調査報告(2017年)における高齢無職世帯での実収入の平均額は約19万円だったそうです。また、厚生労働省が発表している夫婦2人分の老齢基礎年金を含む標準的な年金額は、約22万円という報告もでています。何れの金額も、年金だけでは生活ができないという現実が、ハッキリ見えています。要するに会社がどうにかしてくれるという思考は捨て、老後に向けた資金計画を一刻も早く立てることが重要なのです。

 

確実に親の遺産を当てにしている

 自分の親にはそれなりの資産があるから、焦って老後資金を貯める必要がないだろう・・・。と、言わないまでも、密かに思っている人もいるはずです。ところがいざ相続が発生した時たとえば、相続対策をしていなかったばかりに、多額の相続税が発生し、自分の手元に残るお金が少なくなったり、身内で揉めに揉めて遺産分割協議が成立するまでに数十年掛かるなんて事になりかねません。とにかく親が相続対策をしっかりしてくれているから大丈夫。という人以外は、基本的には親の遺産を当てにせず、自分で働いたお金で老後資金を貯めることが最悪の事態を避ける堅実な方法でしょう。

 

夫婦でお金の話を一切しない

 夫の収入を把握していない・・・。とか妻が普段何にお金を使っているか知らない・・・。これは、僕のところもそうですが、よくある夫婦の姿だと思います。ところが、調べて見て驚いたのですが、実はこのケースが老後貧乏を招く大きな要因になる可能性があるそうです。たとえば、奥さんは財布の紐が固いのに旦那には浪費癖がある、あるいは旦那が真面目に働いたお金を、妻はいつも高価な買い物で使ってしまうというようなケースも現実にはあると思います。これは極端なケースかもしれませんが、つまりは夫婦でお金について話し合い、互いの目標を作ることで、最悪のケースは防げることも出来るかもしれません。来る定年後に向けて、二人でお金の話をする事は何より重要かもしれません。

 

収入に合わせた日常生活を送れない

 一般的に、生活費などの家計支出は収入の金額によって変動するようです。毎月の収入の多い人は生活費の支出も多く、反対に収入の少ない人は支出も少ない傾向にあります。自分の収入に見合った金銭感覚が身に付いていくのは、ごく自然のことだからでしょう。しかし、収入が安定的に入ってくる間はよかったとしても、年金生活に入った後も同じような金銭感覚で過ごしてしまうと、大変な事になります。収入が減っているにもかかわらず、生活レベルが落とせない。その結果、家計が回らなくなり、子どもからの仕送りや借金に頼らざるを得なくなるなんて事は避けたいところですね・・・。そこでそうならない為に、50歳くらいから老後の具体的なライフプランを作り、少なくても55歳を過ぎたら実際の年金生活を想定して、家計のスリム化を図りましょう。

 

定年後は物価の安い地方への移住計画がある

 定年後は夫婦で物価の安い地方へ移住して、年金だけで気ままに暮らす・・・。残念ながら、現実はそう甘くありません。なぜなら、地方は基本的に交通の便がよくない場所が多く、車での移動が当たり前です。中には、夫婦1台ずつ車を所有せざるを得ないケースや、スーパーや病院までの距離が遠いため、ガソリン代がかさむケースもあるからです。すべて自給自足でまかなえる自信のある人以外は、基本的には老後資金を十分に備えてから実現した方がよさそうです。

 

最後に

 とにかく安心して老後を迎えるためには、何はともあれ準備が大切です。若い頃の様に「何とかなる」は、もう何時までも使えません。お金がすべてでは、ありませんがそれでも夏場にエアコンが使えず、熱中症になって死んだり、寒い冬に暖房設備が無く投資したり、家の食料が枯渇し餓死してしまうなど1年中この様なニュースを聞かされています。これからもまだまだこんな悲しいニュースは、聞かされ続けるでしょう。僕たちも出来る事ならば、その様な形でニュースに載らない様一日も早く老後の資金作りを始めてみては、どうでしょう・・・。