精神を病むことが正常で病まないことが異常？
昨日は、ホントやられてしまいました。眠さを堪えながらも記事を書いていた時の出来事なので、一瞬何が起きたか分かりませんでした。それにしても一瞬にしてのシャットダウンはまさに悪夢でした･･･。よくよく考えてみるとパソコンの使用中に強制終了になったのは、ハードディスクが壊れた時以来です。それにしても作成中の記事が無くなるのは、ショックです。その時々のインスピレーションで書いているので「もう一回」になると、なかなかモチベーションを上げてくるのが難しいですからね･･･。
正常だと思っていた自分が精神疾患だったら
さて、どんな事でもそうですが、長時間集中して何かをしていると当然疲れてきてきます。おまけに事が上手く運ばない場合思わず「イ～ッ！！」となりますよね･･･。そこで少し飛躍しますが、かりに精神を病んでしまうと世間は、どのように見るのでしょうか？精神を病んでると聞くと、何か危険な匂いがしたり、距離を置かれたりするでしょう。
そこで少し興味深いお話をします。私たちのほぼ全員が、一生のうち少なくとも1度は精神の健康を害することになるという研究結果が出たそうです。それはアメリカの専門家チームの研究で分かったことです。この調査結果が、「精神疾患はあまりにも一般的であり、人生のどこかで誰もが少なくとも1度は診断名がつく心の病を発症する」ことを示唆しているとのことです。
しかし、ほとんどの人は治療を受けることなく過ごしてしまい、知らないうちに人間関係や仕事の成績、人生への満足度などに悪影響が及んでいるのです。すなわち精神が健康な方がむしろ「異常」？
精神疾患と無縁な人達とは
一度も精神的な疾患を経験しなかった人たちの場合。その人達の場合には2つの特徴があります。一つ目は、家系の中で精神疾患を経験した人がほとんどいなかったこと。そして二つ目は、「ネガティブな感情をほとんど見せない」、「同僚や仲間と付き合うのがうまい」、「自己統制に長けている」などです。
意外と多い精神疾患の種類
それでは、いったいどんな事で悩んでいる人が精神疾患患者なのか色々とひらい出してみました。
- アルコール依存症
- うつ病
- 解離性障害
- 強迫性障害
- 睡眠障害
- 摂食障害
- 双極性障害（躁うつ病）
- 適応障害
- 統合失調症
- 認知症
- パーソナリティー障害
- 発達障害
- パニック障害・不安障害
- PTSD
- 薬物依存症
- 性同一性障害
- てんかん
他にもまだまだ聞いた事のない様なものもありましたが、それでも結構あるのに驚きです。それによく耳にする名前も書き出してみました。因みに認知症も精神疾患に入るんですね･･･。
精神疾患は二つの法律に裏付けられている
僕も全く知りませんでしたが、日本では精神疾患には、二つの法律があり、それぞれで定義と括りが異なりがあるのです。
【精神保健及び精神障害者福祉に関する法律】精神保健福祉法
精神保健福祉法では、精神障害を統合失調症、精神作用物質による急性中毒又はその依存症、知的障害、精神病質その他の精神疾患を有するものと定義しています。
【障害者基本法】
精神障害者は、精神障害があるため、継続的に日常生活又は社会生活に相当な制限を受ける者と別に定義されています。
二つの捉え方の差については、まず精神保健福祉法の場合、医学的な視点のもとで、診断された障害をもっている人は、当然要治療でどっぷり患者扱いになります。それに対し、障害者基本法では、福祉的な視点のもとで、社会に順応できるように緩くサポートしていこうという捉え方だそうです。
まとめ
それにしても一口に「精神疾患」と言っても、その症状は人それぞれで、病名に当てはまらないケースも沢山あるようです。本当にグレーな部分が多すぎますね。実際、ここに書いて来た理論が正しければ、間違いなく僕は、リアル精神疾患ですね･･･。突発的に激怒したり、突然落ち込んだり、何かに興奮したりと全部精神疾患の元になるものばかりです。要するに問題になる様な症状のハードルを下げる事によって大半の人達が何らかの精神的疾患を持っている事になるんでしょうね。
因みに簡単に出来るお手軽メンタルセルフチェックが出来るサイトを紹介しておきます。僕も色々試しました。けど答えは、内緒です。
