松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

モンスター社員激増中の実態に迫る

 

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最近何かと世間を騒がせているモンスター的な人たちですが、その中でも今回は比較的若手で国家戦力的に作られた世代、即ち「ゆとり世代」や、それ以外の年代の人達にスポットを当ててみました。

 

自分は悪く無い、だってそういう教育を受けたから

1960年~1970年代の教育現場における過度の詰め込んだ教育によって、受験戦争を加熱させ、それによってさまざまな校内問題が起き始めました。そして当時の文部科学省はこの状況を打破すべくこれまでの事を教訓として生まれたのが「ゆとり教育」です。 今では当たり前のようになった完全週休2日制や課外活動の奨励など、勉強の成績以外のところに人間性醸成の機会を模索する方針を取りました。

しかし、結果的に学業に対する意識の低さをもたらしてしまった形になりました・・・。 結論として、2016年5月10日に当時の文部科学省は、「ゆとり教育との決別を明確にしておきたい」と提言しました。これは、ゆとり教育の方針を修正せざるを得ない状況であったと文部科学省が判断したということになります。即ち「ゆとり教育」がこれからの日本を支えて行く人材を作るのにふさわしくない事になりました。

そしてその残党が今社会において様々な問題を引き起こしているとの噂が巷に広がっています。因みに1987年~2004年まで、すなわち今の14歳から29歳までの年齢層の人たちが、いわゆる「ゆとり教育世代」といわれる年代に相当するわけです。 人口統計上、労働力とみなされる生産年齢は15歳~ですから、現在企業内で「困った若者」と思われているのは、おそらく20歳ぐらいから29歳までの若手社員であると思われます。そして今回は「ゆとり教育」を受けていないにも関わらず、モンスターぶりを発揮している

 

 

思い通りにならないと直ぐに怒るモンスター

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いきなり大きな声で怒りだし周りの社員たちを驚かす社員が最近増殖していると巷で話題になっているそうです。まるでアスペルガー症候群にも似た立ち居振る舞いをする人たちです。怒鳴り声の主は小学生や中学生ではない。立派な社会人かつ40代後半の熟練社員などが、突然「この人、大丈夫?」と本気で心配になるほど、感情を出し、少しでも自分の思いどおりにいかないと、怒鳴り声をあげる。見境のない社員がいるそうです。

アスペルガー症候群 - Wikipedia

 

 

切れる社員を放置するのは増殖に繋がる

怖いのはこういう人がひとりいると、まわりに伝染する可能性があるのです。

例えば仕事上クライアントに対しては滅茶苦茶なことはしないが、特定の上司に対する態度が極端に酷くなったり上司より気に食わない指示が来ると「そんなのできるわけないでしょう。」と声を荒げる。何故かそういう社員を反面教師として見ず逆に「自分んもやってみよ。」という次の世代の社員が影響を受けているそうです。とにかく増殖を止めないと最悪の職場環境になってしまうでしょう。

 

 

思ったことをすぐ口に出してしまう社員

「こいつマジか~」「やばい!失敗した」といちいち口に出す社員。とにかく注目を集めたいのかいちいちうるさいのが仕事に支障をきたします。またこういう人は、えてして耳をダンボにしている人が多く、他人の会話をしっかり聞いている。それに対していちいち反応して来るのでさらに問題です・・・。

 

 

聞いてもないのにプライベートを話し出す

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仕事はとてもよく出来るのになにせプライベートの無駄話が多い社員がいます。

今まで受けてきた相談や自分の武勇伝など、仕事中に話す必要のない話をし続ける・・・。適当に無視をしなければ、仕事に支障が出るし、何より疲れてしまう。ある程度のコミュニケーションは必要だと豪語する人ほど、やりすぎる傾向がある。

 

 

最後に

教育もさることながら、人間育った環境も世代を問わず少なからず自分の考え方に影響をもたらすことがあると思います。乱暴かもしれませんがある程度押さえつける力は必要に感じます。歩み寄りには必ずメリット、デメリットが少なからずともあるのです。説得能力のある人が、歩み寄り話を聞き的確なアドバイスをするのは問題ありませんが良いアドバイスもないまま同調のみで終わらすと上記の様な人達を作り出すのかもしれません。

 

(参考:「ゆとり教育と決別」次期指導要領で馳文科相