松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

できる人が社会で実践する3つの習慣

 

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努力は、人を裏切らないを深く心に刻み込みながら仕事をすると会社と自身の成長に繋がる。

行動力と柔軟性そして危機管理能力の高い人間に成るには

仕事が順調に行かない時は、必ず何か他に原因がある事にしなるべく自分から問題を遠のけたい衝動にかられる事が、しばしばあります。そう考える段階ですでに自分自身に問題がある事を確信しています。人は、躓くとまず自分のせいではなく道のせいにし、その次に躓いた石のせいにし、そして靴のせいにとなかなか自分のせいにしないものです。そしてふと思いました。これは、案外僕の事かもしれません。そんなぬるま湯の様な考え方を正すため3つの習慣を体得したいと思います。

 

 

仕事は楽をする習慣

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当然ですが、仕事は必ずしも大変である必要はありません。同じ成果を得られるのであれば、楽に仕事ができたほうがよいに決まっています。生産性の高い仕事をしている人ほど、楽に仕事の成果を出せるよう日々改善を心掛けるのです。そして徹底するのが改善なのです。とにかくムダを省き、生産効率を上げるために、今よりもさらによいやり方に変えていく。この改善活動に取り組む事で、大きな成果に繋がるのです。改善は、言い換えれば、現場の困った事を解決することでもあります。どんな仕事にも困っていることはあるはずです。「これまでずっとこのやり方で続けてきたから」という理由で、しかたなく続けている作業も存在します。例えば、テーブルでの組立作業があったとします。作業をする時毎回、床に置かれた箱の中から部品を取り出して仕事をしてたとします。そのたびに、作業者はかがまなければならないので、ひざや腰に負担がかかります。しかし、ずっとこの方法で作業をしてきていたため、作業者はそういうものだと、この動作を繰り返していました。そこで、改善が入ります。作業者がわざわざかがまなくても部品を取り出せるように、作業台の上に部品を置くスペースをつくりました。すると、体をほとんど動かすことなく、部品を取り出せるようになり、作業効率が上がり作業者も楽になる訳です。

困りごとは、改善を生むヒントでありチャンスです。現場で困っていることに手をつけて、ラクに仕事ができるように変えていく。困りごとの改善を繰り返すことによって、力を抜いて快適に仕事ができるようになるのです。また、そうすることで、短い時間で正確な仕事ができるようになります。実際楽になることを嫌がる人はいません。モチベーションのアップにもつながります。もし生産性を上げたいなら、「生産性が上がる」と言うよりも、「ラクになるよ」と部下に言ってあげるほうが効果的かもしれません。オフィスワークでも、面倒だけれど続けている仕事、時間ばかりかかって苦痛な仕事など困っていることもあるでしょう。例えば、営業の場合など昔から行われてきた手法ではあるものの、断られてばかりで効率が悪いと感じている営業担当者であれば、SNSなどインターネットを駆使し、イベントと称してお客様を集めたりしてみる。「飛び込み営業がうちの伝統だ」といった理由だけで成果が上がらないのであれば、やり方を変える事で、より楽に成果が出るかもしれません。

 

 

スキルをオープンにする習慣

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「一人の社員しかできない。」そんな仕事があると、その人材が退職や異動などの理由で職場を離れると、職場は混乱状態になり、生産性も低下していきます。そうした事態を避けるために、それぞれの部署のメンバーが、どんなスキル(技能)をもっているのかを表にして共有します。つまり、個人のスキルをオープンにするのです。スキルを一覧にした表を作る事でメンバーがそれぞれのスキルに対して、どの程度習熟しているかが共通認識できるのです。そうすることによって、誰がどの作業を、どのレベルでできるのかがひと目でわかります。どのスキルをもっている人が不足しているのかも、一目瞭然になるため、管理監督者は、不足しているスキルができる人を育てることで、シフト管理や配置転換もしやすくなるのです。この様な管理は、どんな職場でも応用できるはずです。営業の現場であれば、「商品知識」「プレゼン能力」「クレーム対応」「書類作成」など、必要とされるスキルを細分化し、表を作成します。これを部署内でオープンにすることによって、それぞれのメンバーがどんなスキルをもっているのかが一目瞭然となり、全体のバランスを見ながらスキルの習得を促すことができるのです。それに、個人のスキルをオープンにすることによって、メンバー1人ひとりが、自分のスキルはどのレベルなのか、どのスキルが足りていないのかに気づくことになるので、個人の危機感や向上心をかきたてることにつながるのです。

 

 

有言実行を口ぐせにする習慣

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短時間で楽に仕事をするだけが生産性向上に結びつくわけではありません。付加価値の高い仕事をすることも生産性向上のためには必要です。仕事に真剣に取り組んでいると、ときに困難にぶつかることがあります。これまで経験したことのないような新しい仕事、背伸びしなければできないようなチャレンジングな仕事など……。また、これからの苦難を想像してつい、二の足を踏み、そして見て見ぬふりをしたりと困難や障害の連続です。そして気がつくと、あえてむずかしいことに挑戦することが習慣化しています。そうした困難こそ、貴重な学びの機会ととらえているのです。困難な事態に直面したときでも、決して弱気な発言をしない。困難を前に立ちすくむのではなく、この困難な状況をどうするか、すぐに問題を解決する方法を検討し始めるのです。困難な問題に果敢に立ち向かう人ほど、技術も向上していきますし、昇進もしていきます。むずかしいことにチャレンジすることで、その経験がその後の仕事にも生かされるのです。

 

 

どう解決するかで今後が決まる

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なかには、一生に一度しか経験しないような大きなトラブルに見舞われることもあります。そのような重大問題を前にして、及び腰で対処するのか、それとも前向きに解決に向けて動くのか。どちらを選択するかは、その後の仕事にも大きな影響を及ぼします。まったく同じような問題は起きなくても、そのときに問題解決に奔走(ほんそう)したことによって得られた経験は、別の機会で必ず生きてきます。困難な仕事に果敢(かかん)に立ち向かい、絶えず技能を磨いてきた人は、仕事をうまくやるための勘やコツを理解していきます。すぐれた技能をもつ人が教えると、スムーズな動きで、ムダがない。一方、そうではない人が教えると、ムダな動きが多く、仕事の仕上がりにもムラがあります。そうして、すぐにわかるくらい差が出るのです。誰でもできる簡単な仕事ばかりしていたら、スキルは磨かれません。それこそロボットに代替されてしまいます。一方で、多くの人が逃げ出したくなるような困難に立ち向かうことが習慣化している人は、独自の技術を身に付けていきます。だから、工場の自動化、ロボット化が進んでも、その技術を生かすことができるのです。

 

 

最後に

チャレンジして失敗するかもしれない。しかも、すぐには生産性向上には結びつかないかもしれない。しかし、チャレンジした経験は必ずどこかで生き、付加価値の高い仕事を生みます。「さあ、がんばるぞ~。」と問題に直面するたびに、こんな言葉をつぶやくことが習慣になれば、日々成長できるだけでなく、結果的に生産性の高い仕事につながるのではないでしょうか・・・。コレは、自分で書いていてとても耳の痛い話であると同時にこうでありたいと強く思う事でもあります。実際トヨタ自動車では、この様な事を実践され結果を出されている優秀な人が大勢存在するのです。僕は、人が一生懸命努力すれば、そんなに差は無いと信じています。なので今からリスタートのつもりで頑張りたいと思います。

参考資料:トヨタ自動車