松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

副業を始める前の心構えと取り組み方

 

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Side job

 以前も少し触れた事がありましたが、政府が会社員の副業を解禁する方向で動いている事はもう周知されているかと思います。そしてそれに伴い、社員の副業を認める企業が今後も続々と増えてくることが予想されます。僕も以前BARを営んでいた頃、最初の頃は、スタッフの給料を支払うと自分の分が無いので友達の工務店にお願いして昼間働いてました。殆ど寝る間の無い日々が続き、結構きつかった事を時々思い出します。それでも今となっては、とてもいい思い出で、またいつかチャンスがあれば、是非やりたいと思っています・・・。そこで今回は、リアルな副業について、考えてみました。

 

実際に副業で思う様に稼げて行けるのかを考える

 まず副業を始める前に、そもそもどんなメリットがあるのか、そしてどれくらい稼げるのか気になるところでもあります。というわけで今回は、入社駆け出しの20代社会人が仮に副業した場合、どんなメリットがあるのか、またどれくらい稼げるのかなどを、様々な角度から考えて行きたいと思います。

 

様々な事が得られる20代から副業

 新入社員にせよ、若手社員にせよ20代のうちは、収入はもちろんの事、スキルや経験を身に付ける事など、すべてにおいて全力で望む必要があります。それは20代での努力が、30代以降のキャリアと収入に繋がって行くとても大切な課程だからです。そこを考えると、副業はそれなりに良いところが沢山あります。まず副業をすることで、本業だけでは得られないスキルや経験を確実に手に入れる事が出来ます。たとえば、副業を通じて仕事を取るための営業活動、報酬やスケジュールの調整など違う角度から仕事や新たな技を習得し一人で交渉や貴重な仕事をこなす経験を得ることができます。

 

豊富な経験の多さが自信に繋がる

 副業を続けていくうちに会社に頼らず、自分で稼ぐという意識が自然と高まります。副業でタイムマネジメントや営業のコツ、交渉力などビジネスに必要な能力を広く身に付けられるのです。ただの会社勤めだと、20代のうちからこれらの経験を積むことは、なかなか難しいと思います。勿論、定例作業の習熟だけを求めている社員もいるでしょう。そういった業務も大切ですが、将来の自分を考えた時、副業で幅広い経験を積むことは、ある意味未来の自分に対して糧になるはずです。更には、仕事に対する当事者意識が強まることもメリットとのひとつです。上司や先輩が、何とかしてくれるはず・・・。と丸投げするのではなく、ここは自分でやる・・・。という意識を持つことで、将来確実に素晴らしい成果へと繋がります。

 

ステップアップへの近道

 あくまでも副業が認められている職場での話しになりますが、副業を通じて仕事に対する責任を強く持てるようになると、本業の仕事でも能力が高まり易くなるはずです。また、副職で磨いたスキルが、将来の転職や独立に生かせるのもメリットです。たとえば、旬なところでいうとプログラミングを学んで副職として仕事を請け負えば、当然スキルが磨かれて将来的にエンジニアとして転職したりフリーランスになったりする道も拓けるでしょう。そういう意味でも副職は、キャリアを築くきっかけになる可能性を秘めているのかもしれません。

 

副業収入の高い安いを考えてみる

 確かに収入以外にもメリットがあると書きましたが、働く以上どれくらい稼げるのか気になるところでもあります。当たり前ではありますが、収入は副職の種類や個人のスキルによって様々です。因みに、2007年に行われた某調査会社の調べでは5~10万円の人が最も多いとの事でした。もう少し詳しく見ると、月に5~10万円未満と回答した割合が全体の約30%とのことでした。参考までにいうと、不動産業を副業として営む人のうち、20万円以上と回答したのはこれも約30%だったそうです。このように、副業の種類などによって副業収入は大きく異なっていることが理解できたかと思います。月に5万円稼げるだけでも家計が楽になったり、自由にできるお金が増えたりと目に見えて生活を変えられるという人もいるはずです。いずれにしても最初のうちは、多くを望まず一ヶ月5万円くらいを目指して見てはどうでしょう・・・。

 

無理の無い副業を続ける為のコツ

 本業を頑張りながら副業も続けるには、いくつかの注意点が必要です。まず、当然ではありますが本業に支障を来さないようにすることです。仮に副業が認められているとしても、「本業に支障を来さない限り・・・。」として就業規則に謳っているケースもあります。企業の就業規則のモデルとなる厚生労働省作成の「モデル就業規則」でも、「労務提供上の支障がある場合」は副業を禁止または制限できるとされています。

次に、副業にはいろいろな種類があることを認識し、なるべく自分にとって負担のない方法を探すようにしましょう。本業がある以上、時間的にも体力的にも限りがあります。無理して副業の時間を増やさないよう注意が必要です。また、性格的に向いていない副業も論外です。

そして、副業で得た所得に対する税金の申告を忘れないようにしましょう。所得が年間20万円を超えたら、確定申告の義務があります。またパートやアルバイトなどにより、本業と合わせて2つ以上の会社から給与収入を得ている場合も、確定申告が必要です。本業のみで給与収入を得ている一般的な会社員であれば、年末調整という形で会社が税務処理をしてくれます。しかし副業があると、自分の責任でこうした作業を行うことになるので注意しましょう。

 

最後に

  ふたつの仕事を掛け持つには、それ相応の覚悟と気合がいります。なので、嫌な仕事は、まず続きません。心身ともに壊れるもとです。副業のデビュー戦は、できれば楽しく、本業に影響の出ない総合的スキルアップに繋がるものを探してみましょう。今は、就職戦線においても売り手市場です。したがって、副業もそれなりに自分にあったものが、見つかる確率も高いと思います。