松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

人を貧困化に導く給料体制とは

 

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 毎日強烈な夏日が続く京都ですが、暑いのは何も京都だけではありませんでした。よく考えてみると全国的に暑いんでしたよね・・・。北海道なんて39・5度だったらしいですよ!しかし幸い京都は、朝と夕方が比較的涼しいのが救いです。それでもこれだけ暑いと外に出るのが嫌になります。オートバイに乗る人達もこんな日は、ヘルメットを脱ぐと顔がどなたも完全に茹で上がっています。なので今年も熱中症には充分気をつけましょう。さて今回は、勤め人いわゆる時給に日給そして月給を貰っている人達の生活に潜む世にも恐ろしい貧困化について調べてみました。

 

仕事の価値は働く目的で変わる

 仕事には、大きく分けて自分でレールを敷きその上を走るタイプと誰かが敷いたレールの上を走るタイプに分けられます。もちろん圧倒的に世の中は、最初は後者側からのスタートとなるでしょう。しかし必ずある一定量の分子はスキルアップの後に起業を企て、自らレールを敷きその上を走りたがるものです・・・。

確かに時給や日給での契約条件でアルバイト的に軽作業や単純労働をしてくれる人の存在が、世の中の便利なサービスが行えたり受けられることも事実です。しかし、たった一度の人生において、少しでも世の中に何事かを成したいと思うのなら、時給や日給などでお金がもらえる仕事は、なるべく早い段階で切り上げるべきでしょう。

 

時給では人の評価が難しい

 一概には言えませんが、たいていの場合時給制というのは、各個人の仕事のクオリティや成果にあまり関係なく、賃金が支払われるというのが現状でしょう。多少の差はあるにしろ、決められた時間に、決められた仕事さえこなしていれば、少しくらいサボったとしても、なんの問題も無いはずです・・・。たとえばコンビニで5時間働けば、5時間分の賃金が支払われます。忙しい店でも、ヒマな店でも、時給800円と決まっていれば、5時間で4000円が支払われます。これでは、たとえ仕事にやりがいを感じたとしても時給という仕事の仕組み上、一生懸命働くことが限りなく無意味に感じ、働く事に対してモチベーションが上がり難いはずです。

 

仕事とは中身ではなく時間と考える?

 とりあえずその時間が過ぎればお金が貰える・・・。それなら楽な方がいいに決まっていると考える人もいるはずです。 極端な話、何もしなくても、とりあえず出社して仕事をするフリをしているだけでお金が貰えるとなれば、志の高くない人は、誰もがダメ人間になる可能性があります。そうなると、与えられた仕事をきちんとやる人なら、時給がより安い人にスライドされます。雇う側からすれば当然でしょう。

 

人からロボットの時代へ突入

 そしてどうなって行くかというと、日本語を話せてまじめに働く低賃金のアジア人の方が経営者にとって魅力的に感じ実際にもプラスとなります。そして、わざわざ高賃金の日本人を雇う必然性がなくなります。そうなると日本人の働く場がアジア人に駆逐されていきます。更に単純作業のロボット化が進み、その人件費すら非効率となり、最後はコストパフォーマンスの高い機械を各企業はどんどん導入して自動化していきます。そして最後には人が不要になるのです。

 

成果で得る収入を考える

 だからといって現実問題、クリエイターや、自営業者や起業家は、いくら長時間働いても、それが売れなければ収入はゼロです・・・。逆に、1日1時間しか働かなくても、当たれば収入は青天井です。つまり、目に見える労働時間には関係なく、より付加価値のある成果を出せたか、人の役に立てたかどうかが問われるのです。これはとても恐怖であると同時に、醍醐味でもあります。そして、この厳しさは、当然個人を鍛えてくれます。「何が売れるか?」「どうすれば売れるか?」という工夫と発想を、つねに問い続ける習慣ができます。すると、残業とか、休日出勤とか、有休などはどうでもよく、自ずと自分が出すべき価値に照準を合わせることができるようになるのです。

 

最後に

 時給、日給、月給の良いところは、日々の労働時間や生活のことを気にせず、じっくり仕事に取り組めることです。さらに年俸制なら、残業という概念からも解放されます。しかし反面、嫌な言い方になりますが、しがみついていれば、とりあえず25日には給料が振り込まれる・・・。という甘えにもつながりかねません。とにかく「時間でお金を貰う」という考え方というか働き方からは1日も早く足を洗い、本当の自分が働いた成果でお金を稼ぐという働き方にシフトしなければならないと思います。

確かに口では簡単に言えますが、かなり頑張らないとリスクも高く難しいと思います。それでもやはり僕はこの方向が正しいと確信しています。人生100年他人は自分の為にいったい何歳までレールを敷いてくれるでしょうか・・・?現時点で頑張って65歳だと思います。残りの35年は、嫌でも自分でレールを敷かなくてはなりません。そう考えると1日も早い自身の働き方改革を始めることが急務ではないでしょうか・・・。