松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

見方で変わる悪い癖良いところ

 

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 京都も遂に梅雨明けです。それと引き換えに猛烈な日差しと暑さが京都の町を襲っています。そしてその餌食になったのか分かりませんが、娘が熱を出して、学校を早退したようです。熱中症か、夏風邪かは、分かりませんが、とにかく自宅で部屋を涼しくして安静にするようにと言っときました。それにしても気温の急激な変化は、僕達も注意しないとダメですね・・・。特に最近の気温の変化は油断なりません。下手をすれば命までも失う危険性がありますからね。さて話はコロッと変わりまして今回は、「人の癖」について考えて見たいと思います。癖にも色々ありまして、良い癖に悪い癖、あと意味不明なただの癖というのもあります。そして今回取り上げるのが悪い癖についてです。

 

悪い癖へのポジティブシンキング

 人は誰にでもひとつやふたつの悪い癖というのがあるものです。ものによってはやり過ぎると良くないものもあります。そこでもし多少の悪い癖は健康的生活を送るための大切な行動のひとつだったとしたら・・・。そこで今回は、そんな悪い癖と思われるであろう仕草でも、実は案外自分にとってプラスになっているかもしれない癖についていくつか紹介したいと思います。

 

物事を先送りにする

 専門家曰く、先送りの概念を拡大し、怠惰という側面だけでなく、タイミングを待っていると拡大解釈すべきだと・・・。言い換えれば、「先送り」は大きなアイデアを育てるチャンスを自分自身に与え、創造力を伸ばす助けになっているとも考えられるそうです。たとえば、特定の仕事を先送りにすることで恩恵を受けていた人物の例として、アップルのスティーブ・ジョブズ氏もそのひとりだったそうです。スティーブ・ジョブズが物事を先送りにしていた時は、もっと斬新なアイデアを出そうとしているときだったのかも知れません・・・。

 

遅刻をする

 遅刻ばかりしていると、仕事にもプライベートにも悪影響を及ぼす。だらしなく見えたり、失礼だと思われることも多々あります。しかし、一方で、こんな考え方もあります。遅刻癖にも良い面があるというのです。多くの遅刻をする人達が、楽観的かつ非現実的な傾向にあると推測できます。たとえば、朝起きてから1時間でシャワーを浴び、朝食を作り食べ終えると昼食のお弁当を作り、洗濯をしてしっかり干してから出勤ができると本当に信じている人がいるといいます。言い換えれば、遅刻をする人は一番良い結果が出ることを願い、期待している のです。 これは、日々の生活では両刃の剣になり得るという考え方ですね・・・。

 

とにかく 文句を言う

 気の合わない同僚や、レストランのひどいサービスについて、ずっと文句を言い続ける人とは、あまり付き合いたくないものです。しかし、何か特定の結果を念頭に文句を言う人は、ただイライラを発散するためだけに文句を言う人よりも幸せだといいます。文句を言う必要がある時、周りに嫌がられたり、問題を悪化させることなく、伝える方法を知っているからです。要するに正しい不平の言い方があるという事です。効果的な文句は、改善できる問題について、それを直せる力のある人に届けることで効果を発揮します。そして効果的な文句には3つのポイントがあるとされています。第1に、相手が守りの姿勢に入らず話を聞けるように、ゆっくり不満を伝えること。第2に、敵意を出さずに伝えること。第3に、相手が自分のためにやってくれるどんな行動にも感謝の気持ちを伝えることだそうです。コレなら確かに文句には違いないものの、反感を買いにくいでしょう・・・。

 

机が散らかっている

 隣の同僚の机に自分が作った書類の山がなだれ込んでいるなら、当然片付けをすべきでしょう。しかし、自分が与えられた範囲で散らかっている分には、プラス面もあるかもしれません。ある研究では、人はどこかで秩序を求めるため、身の回りが散らかっていることで、目標指向が強まるそうです。言い換えれば、散らかった職場の風景はそれを見た人の生産性を高める可能性があると考えられているのです。何か分かったような、分からないような理屈にも取れますけどね・・・。

 

空想にふける

 ある専門機関によると、心ここにあらずの状態が人を不幸にするという驚きの研究結果が発表された事があるそうです。しかし、2、3分の間、あえてぼーっとすることは、生産性と創造性を向上させる事もある。という研究成果もでているのです。たとえば、困難な仕事に取り組んでいるとき、約10分間ぼーっとすることで、仕事に戻ったときに解決策を見つける事ができるというお話です。「チョッと休憩や~・・・!」みたいな感じだと思います。

 

不要な言葉を使う

 「うーん・・・。」「そう・・・。」のようなフィラーワードを多用するのは、あまり大人として格好の良いものではありません。しかし、「うーん・・・。」や「えっと・・・。」といった言葉が自分が何を言っているか、覚えておく助けになるとの研究結果もあるそうです。また、別の研究では、誠実な人ほど会話の中でフィラーワードを使いがちということも分かっているようです。

Filler word:フィラーワード
(あのー、えーなどの意味的には不要な言葉)

フィラーワードは適切な言葉にするのが苦手な人。つまり、適切な言葉を探すのに手間がかかり、その結果フィラーが多くなってしまうのです。

 

最後に

 どんな癖でどんな行動に出ようと、どんな言葉を発信しようと結果が伴う事であれば、結果オーライになるケースが、世の中には沢山存在するという事です。まさにウィリアム・シェイクスピアの戯曲にあるように「終わりよければ全てよし(All's Well That Ends Well)」なのです。少々考え方に「うん?」というところがあったとしてもポジティブシンキングでたいていの事は乗り越えられるということでしょう・・・。