松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

いよいよコンビニでガソリンが

 

f:id:rjmatsumura:20180227094723j:plain

オリンピックも終わり最近少しずつ暖かさを感じ、お客様の来店も春の陽気とともに増えてまいりました。来月になるといよいよバイクシーズン本番です。寒がりで、乾燥肌の僕には、どれ程待ち望んだ季節でしょう・・・。暑い真夏までの間、思う存分春を満喫したいと思います。さて今回は、チョッと難しいお話ですが、最近自分の周りにガソリンスタンドが、無くなったり、コンビニとガソリンスタンドの複合店が、できだしたのが気になりその事について調べてみることにしました。

 

未来のガソリンスタンドのかたち

ENEOSとコンビニエンスストアのFamilyMartや三菱商事とコンビニエンスストア大手ローソンは、もうすでにガソリンスタンドとコンビニの複合店を展開しています。三菱商事とローソンの複合店に至っては2020年度までに、給油設備を備えた店舗を現在の8店から30店に拡大する構想があるそうです。ガソリンをコンビニで扱う1商品と位置付け、買い回りによる相乗効果を狙うとともに、コンビニの社会インフラ機能を拡充したい考えのようです。

 

一部店舗でレジ無人化へ&深夜にスマホ決済

拡大するのは、ローソンの敷地にセルフ式給油設備を設置するタイプの店舗です。店舗や給油・洗車設備のデザインなどを共通化しており、コンビニの従業員が給油所の管理などを行うことで、コストも抑えられるという仕組みです。三菱商事は今後、他の取引先などにも呼び掛け、全国展開を目指す方針のようです・・・。

 

 

激減するガソリンスタンド

かつて国内で6万ヶ所を超えていた給油所(ガソリンスタンド)ですが、原油価格の上昇や環境対応車HV(ハイブリッド)・PHV(プラグインハイブリッド)などの普及、軽自動車の増加等を背景に販売量が減少、近年では店舗数がほぼ半減しているそうです。そうしたなか日経新聞によると、経済産業省がこれまでの給油所に関する厳しい規制を見直し、人口減少が進む地域で厳しくなっている給油所の経営改善を目指すそうです。

 

 

スーパーや飲食店でも給油ができるかも

f:id:rjmatsumura:20180227094747j:plain

給油所は揮発性の高いガソリンを扱うことから火災などの危険があるため、消防法により厳しい規制が課されており、敷地内でのサービスは給油や洗車等に限られています。そのため、現状ではコンビにやスーパー、飲食店、宅配拠点などの設置が認められていませんが、今後は給油所の事業者がこれらのサービスを手掛けられるようにすることで経営の多角化を後押しするそうです。

 

 

減り続けるガソリンスタンド

おりしも毎年1~2%ずつガソリン需要の減少が続いており、全国の給油所の数は1994年には6万ヶ所存在していましたが、2016年度末で約3万ヵ所に減少。その一方で電動車の需要が高まり続けており、充電設備や水素供給設備の不足が予想されています。そこで経産省は規制緩和により、給油所を地域のエネルギー総合拠点にしたい考えのようです。先頃石油・ガスの業界団体や有識者などによる研究会を立ち上げ、安全面等の技術課題への対応に向けて動き出しているとの事です。また、今年5月までに規制緩和の方向性を示すそうで、早ければ2019年度にも規制を緩和する方針が固まるようです。

 

 

最後に

オートバイもEV(エレクトリック・ビークル)が確実に増えてきています。自転車も電動自転車が原付を追い抜く勢いで販売を伸ばしているそうです。そうなると当然ガソリンスタンドが、なくなっても決して不思議じゃありません。何れにしても2020年は、世の中が、ガラリと変わるきっかけの年になりそうな気がします。