猛暑に忍ぶ熱中症の種類と症状
一体この夏の間、あと何回「暑い!」を口にするでしょう・・・。僕の場合で計算してみると起床から就寝まで少なくとも約50回くらいは言ってると思います。するとあとこの暑さが、9月半ばまで続いたとしたら約50日と言う事は、約2,500回口にする事になります。凄いか凄くないか、微妙な数字ですがだいたいみんなこの夏が終わるまで2000回前後「暑い!」を口にしてると思います・・・。
それにしてもこの暑さ、世界各地でも異常な猛暑となっているようです。米では気温52度、北極圏でも驚きの30度超えだそうです。国連の世界気象機関(WMO)によると、今年6~7月は北極圏を含め世界的に気温が上昇し、異常な猛暑に見舞われているそうです。カナダでは、熱波の影響で多数の死者が出るなど、日本と同様に、世界各地で被害が相次いでいます。それと、ノルウェーとフィンランドの北極圏で7月に、なんと気温が33度に達したそうです。
また、スウェーデンでは約50件の森林火災が発生。驚きは、1913年7月に56.7度の世界最高気温を記録した米カリフォルニア州デスバレーでは7月、52.0度を観測したそうです。このほか同州ロサンゼルス近郊チノで48.9度、アルジェリアのサハラ砂漠で51.3度に達するなど、世界各地で異常な高気温となっています。そして日本でも心配されている熱中症もそうですが、カナダのケベック州でも熱波に加え湿度も上昇し、高齢者ら数十人が死亡したそうです。
逆に東部のニューファンドランド島では6月26日に雪が降り、地元メディアによれば約2センチ積雪したそうです。WMOは異常気象について「温室効果ガスの増加による長期的な地球温暖化の傾向と関係がある」と分析しています。何れにしても厄介なお天気ですね・・・。さて、今回はこの異常気象をどうやり過ごせるかについて真面目に考えてみたいと思います。
熱中症の種類
熱中症は、熱中症・・・。ひとつしかないと思っていましたが、調べてみるといくつか種類があることに気付きました。症状もそれぞれ微妙に違い正直僕のような素人では判断は難しいです。それでもなんとかひとつでも症状を覚えるべく調べて見ました。
熱失神
皮膚血管の拡張によって血圧が低下し、脳への血流が悪くなることにより起こります。
特徴
- めまい
- 一時的な失神
- 顔面蒼白
- 脈は速くて弱くなる
熱けいれん
大量に汗をかき、水だけを補給して血液の塩分(ナトリウム)濃度が低下した時に、足、腕、腹部の筋肉に痛みを伴ったけいれんが起こります。
特徴
- 筋肉痛
- 手足がつる
- 筋肉がけいれんする
熱疲労
大量に汗をかき、水分の補給が追いつかないと、身体が脱水状態になり熱疲労の症状がみられます。
特徴
- 全身倦怠感
- 悪心・嘔吐
- 頭痛
- 集中力や判断力の低下
熱射病
体温の上昇のため中枢機能に異常をきたした状態です。意識障害(応答が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がみられたり、ショック状態になる場合もあります。
特徴
- 体温が高い
- 意識障害
- 呼びかけや刺激への反応がにぶい
- 言動が不自然
- ふらつく
熱中症が疑われる時の応急処置
という訳で、熱中症にはさまざまな症状があります。めまいやふらつきなど熱中症の初期症状に気付いたらすぐ休むべきですが、もともと体調が悪いために頭痛や倦怠感を感じている人は、熱中症になっていても気付かないことがあるそうです。また、熱で意識がもうろうとしてきて、自分の状態を判断できないまま急に意識を失う場合もあり熱中症は、とても怖いのです。なので、熱中症が発症してしまった時には、適切に応急処置をする必要があります。
- 本人の意識がはっきりしていない
- 自分で水分や塩分(ナトリウム)が摂取できない
- 水分補給など何らかの対処をしても症状がよくならない
上記の点を観察しひとつでも当てはまれば、病院直行で問題ないと思います。
最後に
こうして熱中症について調べて見ると熱というのは、人体に結構な悪影響を及ぼすものとつくづく思いました。なので、利尿作用の強いコーヒーやお茶を避け、シンプルに水とスポーツ飲料で、水分保持を意識してこの夏をやり過ごしたいと思います。