松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

人は無意識のうちにウソをついている

 

f:id:rjmatsumura:20180726202556j:plain

今日は、京都運輸支局に車検車両を持って行く日でした。午前中だけで昼には帰ってこれたのですが、結構な汗をかかせていただきました。帰ってきて自分の姿を鏡に映した時、思わずムンクの「叫び」的な雰囲気をかもしだしているのに気付きました。それにしても寒い時もそうかも知れませんが、暑い時の人の顔は、みなさん険しい顔をしていますよね・・・。かと言ってニコニコしているのもバカみたいなので問題ですが、なので、なるべくポーカーフェイスを決め込む様心掛けたいと思います。さて、今回はそんなポーカーフェイス(ウソの顔)いわゆるウソをテーマに考えてみたいと思います。そもそも人は誰でもがウソをつき、それを無意識のうちに隠しているという傾向があるようです。ではなぜ人はウソをつくのか、またそのメカニズムと、ウソの見分け方について掘り下げてみました。
 

そもそも男と女はどちらがウソつき気味か

ウソつきが多いか少ないかに男女の差は正直あまり、無いような気がします。そもそもコミュニケーションにウソはつきものです。なので男女を問わず、つかない人間はいないと考えたほうが自然ではないでしょうか・・・。心理学者からすると、人間がつくウソは、詐欺のように相手を騙して、損害を与えるものだけではないと言います。たとえば、相手を傷つけないためにつくウソ、自分が悪く思われないためにつくウソもあります。情報の取捨選択や、ちょっと話を盛る脚色まで含めれば、たしかにウソをつかない人間はいないと言えそうですね・・・。たとえば、あの人は相手によって言うことが違う・・・。がそうです。相手や状況に合わせて発信する内容が異なるのは当然です。逆に「TPO」を考えずに本音ばかり口に出せば、空気が読めないという最悪なレッテルを貼られかねません。なので、そういう日常のウソは、善悪で括る必要が無いと思います。社会生活を円滑に営むために、ときにはウソも必要になるという事です。
 

男女で違うウソの好き嫌い

お世辞やゴマスリには男女の違いが表れるそうす。男性の場合は、上下関係について、そして女性の場合は、好きか嫌いがキーワードになっているようです。女性たちに評判がよくないのは、男性が上司に対して露骨にゴマをスルことだそうです。部下が本当に上司を尊敬していれば問題ないですが、ゴマスリ上手の部下は内心で上司を嫌い、馬鹿にしていることも多いと聞きます。そのギャップが見える場合には女性たちから不評を買ってしまうことになると言う訳です。因みに女性もお世辞は得意なようです。顔を合わせた瞬間から、お互いに褒め合うところから会話がスタートするのは見慣れた光景ですね・・・。心理学者曰く人間は、自分と持ち物を同一視する傾向があると言います。服を褒められたら、自分まで褒められた気がする。心理学では自己拡大と呼ぶようですが、女性はその効果を理解してお世辞を言っているんだそうです。そして、男性のゴマスリの決定的違いは、そこに上下関係の意識があまり見られないということです。その代わりに自分が好きな相手か、嫌いな相手かという判断基準が強く働く様ですけどね・・・。
 

ウソを見破るしぐさの見方

いつもより応答が早め
ウソをついているときには、早く会話を終わらせて楽になりたい。という気持ちが先行し、いつもよりも早口で応答するようになる。
 
同じ返事を繰り返す
多くの言葉を語るとウソがバレるという思いが強くなるため、応答に柔軟性がなくなり、早く会話を終わらせようと同じ言葉で応答してしまう。
 
表情を変えない頷きが増える
ウソをつくときには表情から動揺を悟られないように、表情が乏しくなる。また、よく頷くようになることが知られている。
 
距離をとって話をする
相手を騙すやましさを持っていると、逃げの心理が働き、いつもより距離をとって話そうとしてしまう。
 
話すときに口を触る
ウソをつくときには、無意識のうちにウソの出どころである「口」を隠したいという心理が生まれるため、手で鼻や口あるいはその周辺を触るしぐさが増える。
 
会話の途中に水を飲みはじめる
ウソをついているときには、話の内容に集中されないように水を飲んだり、どこかを触るなどしぐさで相手の集中をそらそうとしてしまう。
 
相手を見つめるか、目をそらすか
ウソを悟られないように、ウソをついているときには男性は目をそらしがちになる。それに対し、女性は相手の目を見つめるという正反対の特徴がある。

 

重要なのはアイコンタクト

アイコンタクトは、相手の心を読み取るコミュニケーションで最も重要なものです。目には感情の変化や心の動きがよく表れます。だから、やましい気持ちがあると、相手と目を合わせられなくなる。男性や子どもは、ウソをつくときに相手から視線をそらしがちです。ただし女性は、成長するなかで悟られない方法を学習するのか、逆に相手の目をぐっと見つめながらウソをつくそうです。男性も女性も、ウソをつくと心が動揺するのは同じです。但し、ウソをつき慣れた人は、心の動揺が表に出ませんし、逆に見破る方法の裏をかいてきます。なのでこれはこれで問題なのです。

 

最後に

ウソを見抜くには、一つひとつの仕草にこだわるのではなく、なんか怪しい・・・。とか何となく臭う・・・。といった全体的な違和感を見過ごさないように注意する事が重要です。ウソをつかない人間はいない・・・。という前提に立ち、膨大な情報から真実を見きわめる力を、日々暮らす対人関係の中で身に付けていく事が、少なからずとも傷ついたり、傷つけたりといった問題の軽減になるような気がします。