松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

倹約は浪費するより不幸かも知れない

 

 f:id:rjmatsumura:20181021174540j:plain

 先日ニュースで見たのですが、2019年10月の消費税率10%への引き上げに伴う経済対策として、経済産業、財務両省は、現金を使わないキャッシュレス決済を利用した際の2%のポイント還元策について、税率を8%のまま据え置く軽減税率が適用される飲食料品も含め、原則全ての商品・サービスを対象とする方向で検討に入った・・・。なんて言ってました。おまけに軽減税率対照の商品はすでに税率8%となっているので、そこからさらに2ポイント引く6%の減税になるようです・・・。

 もう少し詳しく言うと、対象となる店舗は原則、小売店のほか、飲食店や宿泊業など、消費者向けのビジネスを展開する全ての中小事業者とする案が浮上しているようです。そしてポイント還元の対象範囲を広げることで、増税後の消費者や中小事業者の負担を和らげ、景気の腰折れを防ぐ狙いがあると考えられます。それと同時に海外でも定着しつつあるキャッシュレス決済の普及拡大も目指す考えのようです。

 政府は、とにかく増税のショックを和らげる対策を巡り、クレジットカードなどのキャッシュレス決済をした消費者に、増税分と同じ2%のポイントをカード会社などを通じて付与し、次回以降の買い物で使える仕組みづくりも合わせて進めているそうです。何か凄いスピードで世の中が、移り変わって行きますね・・・。そこで今回は、そんな猛スピードで移り変わる日本経済の中、自分は、真面目に倹約で生きるんか、お金は持って死ねない。だから残さない浪費家になるのか、果たしてどちらが正しいのか考えて見る事にしました。

 

倹約家は浪費家よりも不幸になる伝説に迫る

 こういう話があります。倹約家は浪費家よりも不幸になることが多い・・・。なぜ、こんなことが言えるのでしょうか?その理由として考えられるのは、節約を理由に多くの機会を逃してしまい、その後悔から自責の念にかられるからではないでしょうか。未来のために頑張ってお金を節約しているのに、結果的になぜか不幸になってしまうのです。節約はもちろん大切です。しかし、節約が原因で不幸になっては、節約をする意味がなくなってしまいます。

 

節約で不幸になっては本末転倒

 ではなぜ、このようなことが起きてしまうのでしょうか? この原因としては、幸せになるための支出と幸せになれない無駄遣いの違いを、見分けられないのが原因だと考えられます。たとえば、「ストレス解消のために旅行へ行く」というのは、正しい支出なのでしょうか? あるいは、「ストレス解消のために、大きなテレビを買って、映画を見る」というのは、正しい支出なのでしょうか?注目すべき点は、「ここでお金を使うことで、自分は本当に幸せになれるか?」を見誤ると、本当に必要なときに支出をためらってしまったり、逆に、全く意味のないことに支出をしてしまうことに繋がりかねないのです。このような失敗をしないように、何にお金を使えば、幸せになれるのかを、しっかり見極める必要がありそうですね。

 

不幸に向うお金の使い方

 明らかに幸せにつながらないであろうお金の使い方が、いくつかあります。心理学の専門家の調査によると、人は、日常的に、間違ったストレス解消法を求めて、無駄にお金を使っている傾向があるようです。たとえば、ストレス解消につながらない代表的な出費としては、

  • ギャンブル
  • 買い物
  • ゲーム
  • お酒
  • タバコ
  • テレビや映画

などが挙げられます。

これらはどれもストレス解消には効果がないという結果が出ているので、上記にまつわるお金や時間は節約しても問題ないでしょう・・・。ほかにも、「固定費」なども同様です。たとえば、日本人の8割以上が「通信費」や「光熱費」について、最適なプランを選択できていない可能性があるとされています。なので、固定費を負担に感じている人は、これらのプランを見直すだけでも、お金を節約する効果が得られるでしょう。

 

幸せに繋がるお金の使い方

 当然、節約すべきでないお金もあります。

  • 運動をする
  • 本を読む
  • 音楽を聞く
  • 友人や家族と会う
  • マッサージを受ける

といった行為は、ストレスを解消する効果があるようです・・・。更に幸福感も得られると期待できるでと考えられています。こういった活動には時間やお金を大いに使うべきでしょう。とくに、友人や家族と会うという交流はとても大切な事だと思います。一説には、孤独はタバコよりも身体に悪い!というくらいだそうです。他にも、孤独が寿命を縮める可能性があるという指摘もされています。なので、幸せを望むなら人間関係を大いに広げ交友関係に経費を使いましょう。ただし、いらない知人と無理やり付き合う必要はないので、よく考えて付き合う人を選びましょう。

 

最後に

 正直こうは書いてもなかなかビシッと棲み分けするのは、難しいと思います。特に僕の場合、物欲を封印し、お酒を控え、テレビや映画を見るなと言われるととても辛いものがあります。正論とは言えやはりストレスかもしれません。いずれにしても急には、無理なので少しずつ試みてみたいと思います。