睡眠不足がこんなに怖いとは知らなかった
今日から夏季休暇です。朝から頑張って裏の木の葉を切りました。毎年この季節に切るのですが、熱いしとてもしんどかったです。45リットルのごみ袋に満タンで6袋作りました。午前中にすべての葉を切り昼から袋詰めをしました。軽い脱水と寝不足がたたってか何度となく足がつりそうになりました。この様な日頃しない過酷な作業は、じっくり休んだ後にしないとダメですね・・・。
睡眠不足は百害あって一利なし
よく睡眠が足りていないことを、「睡眠不足」と言いますが、睡眠の研究をしている学者の世界では「睡眠負債」等と一部の人の中でそう呼ばれています。要するに「眠りが足りていない=借金をしている」ことになります。そしてその借金を返せないままでいると利子がどんどん膨らみ、脳と体が「自己破産」してしまい、身体へ確実に悪影響を及ぼします。
世界一睡眠偏差値が低い国は日本だそうです
それでは、私たち日本人はどれくらい「眠りの借金」を抱えているか、探ってみましょう・・・。実は日本には、睡眠負債を抱える人が、外国に比べて多いというデータがあります。
- フランスの平均睡眠時間は8.7時間
- アメリカの平均睡眠時間は7.5時間
- 日本の平均睡眠時間は6.5時間
また、日本には睡眠時間が6時間未満の人が約40%もいるという報告もあるそうです。6時間未満というのは、アメリカでは短時間睡眠とされる数値です。要注意の睡眠時間になります。
眠りたいのに眠れない国民それが日本
さらに、日本は「眠りたい時間と実際の睡眠時間の差」も諸外国に比べて大きいそうです。因みに東京、ニューヨーク、上海、ストックホルムの5都市で調査したところ、東京が断トツで「実際の睡眠時間」が「理想的な睡眠時間」を大きく下回っていることがわかったそうです。つまり、日本人の多くが「寝たいのに眠れていない」状況にあるといえるのです。
それにしても眠りの借金が厄介なのは、借りていなくてもどんどん溜まっていく特性があります。おカネの借金であれば、「いくら借りたのか」「いつまでに返さないといけないのか」「返せないとどうなるのか」が目に見えてわかる分、「何とかしなければ」と多少なりとも焦り、それが行動を起こさせる動機にもなるでしょう。
しかし、「睡眠負債」の場合、借りている意識はなく、さらにダメージも徐々に迫ってくるため、実感をなかなか得るのが困難です。だからといって、放っておくと危険です。
寝貯めは、実際に役に立つ
適切な睡眠時間は人それぞれなのですが、だいたい6時間は最低でも確保したいですね・・・。とはいえ、平日の睡眠時間を増やすのは至難の業でしょう。そこで、週末に寝貯めしてカバーしようとする場合、土日に少し多めに寝たくらいで「睡眠負債」はどれくらい返せるのでしょうか?
これに関して興味深い実験があります。それは、「どれだけ眠れば寝不足は解消できるのか」を検証するために、健康な10人を14時間、毎日ベッドに入れ続けた調査です。実験前の彼らの平均睡眠時間は7.5時間でした。1日目は全員13時間、2日目も13時間近く眠っていたのですが、その後は徐々に睡眠時間が減っていき、3週間後には平均8.2時間に固定されました。
まとめ
こんなデータがでています。サンディエゴ大学が睡眠時間と死亡率を調査したところ、死亡率が最も低かったのは、平均睡眠時間である7時間眠っている人たちでした。彼らを基準にすると、それより短時間睡眠の人は「6年後の死亡率が1.3倍高い」という結果になりました。僕は今睡眠時間が、平均3時間くらいなのでこのままだと100歳まで生きられません。大急ぎでライフスタイルを変えないと死んじゃう・・・。