松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

休日の寝溜めは一日では無理

 

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ゴールデンウィークですガッツリ遊ぶ人、思い切り寝る人など、思惑は様々だと思います・・・。普段から常に寝不足ぎみで、休みの日くらいは「思い切り寝だめしてやる!」なんて、考えている人も多いと思います。社会人1年生や転勤で出勤時間が早くなったりなど、慣れない環境で働き、そして神経を使い睡眠もままならならないなんてこともあるでしょう。そこに来てこのゴールデンウィークという大型連休です。ため込んでしまった睡眠負債を少しでも返済するために、ゴールデンウィークをどう過ごせばいいのか。神経医の意見を参考に考えてみました。

 

神経医療の観点から考えるGWの過ごし方

長期休暇では、日頃の様々なストレスを晴らすが如く、好きなだけ時間を決めず思い切り寝る。しかし、そうなると起床時間が当然遅くなるので就寝時間も遅くなります。休暇の終盤には完全な夜型人間の出来上がりです。これが、ゴールデンウィーク要するに長期休暇で一番避けなければならないパターンなのです。生活リズムを変えずに長期休暇を過ごすプランをを考えるようにしましょう。

 

 

自分が何型の人間か分析してみよう

特に注意が必要なのが、夜型の人です。人には「夜型」「朝型」「中間型」の3タイプが存在するといわれています。そこで自分がどの型の人間なのか、国立精神・神経医療研究センターが医療機関などと共同で作った「睡眠医療プラットフォーム」から是非、簡易診断をしてみましょう。

 

 

全人口の約2割が夜型と考えられる

日本では、昔から、早寝や早起きは本人の努力次第だという考えが根強いですが、全人口の2割程度とされる夜型傾向が強い人の多くは、体質的に早起きが苦手だそうです。普段は努力して早起きして学校や仕事に行っていても、長期休暇に入ると一気に夜型生活に逆戻りしてしまうケースが多いそうです。体質的に夜型人間がいったん夜型生活になってしまうと、早寝早起きに戻すのはかなり大変です。このため、長期休暇中も睡眠のスタイルは大幅に変えないことが大切なのです。就寝時間は普段と同じに、寝不足ならいつもより2時間程度遅めに目覚ましをかける程度で。二度寝はしないことがポイントだそうです。

 

 

太陽光を浴びて体内時計を昼型に合わせる

午前中の太陽光は体内時計を早める効果が高いため、できれば昼前に30分程度は外出することが効果的だそうです。自宅にいる場合でもなるべく窓辺に座ってみたり、必ずカーテンをこまめに開けたりしてみましょう・・・。また、日中に睡魔が襲ってきたり、我慢できない眠気を感じたときは、夜の就寝時間に影響がでないように1時間程度の昼寝をしてみましょう。仕事の効率を上げるのにお昼寝約20分は、頭の中がスッキリし頭の回転を早めるのに効果的だと言うのもよく耳にします。

 

 

最後に

睡眠を負債として考えた場合、一日で完済するのは医学的検知から考えた場合でも難しいそうです。大事な事は、ほどほどの寝坊を続けて何日間かかけて、解消することが実際にできるリアルな方法でしょう。なので根本的な解決をするには、まず仕事や学校がある普段の日の睡眠改善が絶対となります。それに何が怖いかというと、寝不足そのものが慢性化すると、本人では自覚ができなくなって来る場合があるそうです。たとえば、どこかの部屋に入って臭いを感じても、しばらくするとわからなくなってしまう、あの感じによく似ています。なので同じように寝不足状態に体が慣れてしまうと、そのうち日中の眠気も感じなくなってしまうのです。寝不足の自覚を持たないまま、病気のリスクを日々上げている人が多いのが、今の日本の現状だそうです。僕も睡眠時間は、決して多いほうではありませんが、仕事中に猛烈な睡魔が、襲い掛かってくることは、希です。しかし睡眠不足が続くと免疫力の低下に繋がり、罹らなくてもいい病気に罹り仕事に差し支えたりもします。なのでこれからは、睡眠も健康管理の一つとして考えたいと思います・・・。