松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

慢性的な疲れに効く運動とは

 

f:id:rjmatsumura:20171007184944j:plain

それにしてもなかなか治らない僕の五十肩。このまま死ぬまで続くのでしょうか・・・。そんな治らない体に鞭を打ち大雨の中合羽を着てバイクで出勤です。今日は、待望の新車発表の日なのに雨です。予想通り悲惨な結果に終わりました。しかし休日は、始まったばっかりです。挫けず明日、明後日とバイクを売っちゃいたいと思います。
さて、今回は、僕の五十肩のように、ダラダラ治らず「イ~ッ!」となってる人について調べてみました。例えば朝、起きた時からすでに疲れているとか、いつも体がダル重い人、それにず~っと肩凝りや腰痛がよくならない人など、つねに体の不調を抱えている人など、仕事をしている場合、恐らく相当な人が悩んでいるのではないでしょうか。時間を作ってマッサージに行ったり休日に睡眠時間を確保したりして、どうにかこうにか、体を休められたときでさえなかなか消えない疲れは、いったいどうしたら解消できるのでしょうか。
 

良くなるのか、良くならないのか、ハッキリして欲しい

僕も五十肩でクリニックに6月から通い始め、かれこれ4ヶ月です。少しは、ましになったもののまだまだ痛くて思うように肩が動きません。治ると信じているものの中々先が見えずいい加減に良くなるのかならないのかハッキリして欲しいと思ってしまいます。そんな僕のように、色々なトラブルを身体に抱えている人の悩みをいくつか挙げてみましょう。

 

 

デスクワークはやはり凝りや痛みを抱えやすい仕事

f:id:rjmatsumura:20171007185315j:plain

誰もが感じているデスクワークからなる体への負担。毎日長時間、パソコンやスマートフォンを使うという人が増えています。この生活こそがしつこい凝りや抜けない疲れの原因かもしれません。なぜなら画面をのぞくときに、姿勢が崩れがちだからです。姿勢が悪いまま長時間過ごしていると、筋肉や関節が硬くこわばります。すると体の動きが悪くなっていき、痛みや疲れの発生源となるのです。おまけに腸の蠕動運動(ぜんどううんどう)も鈍り便秘や痔になったりするのです。

筋肉には動かさずにいるほど硬く凝り固まる性質があり、凝り固まった筋肉は厄介な事に痛みを誘発します。また同じ姿勢をとりつづけると背骨(せぼね)や肩甲骨(けんこうこつ)それに股関節(こかんせつ)の動きが悪くなります。肩凝り、腰痛、むくみといった諸症状は、この3点の可動性の低下が原因の一つともいわれています。

背骨・肩甲骨・股関節の3カ所は、いわゆる体幹とよばれる体の胴体部分にあたり、体の中心部分と考えられています。体を動かす際に中心となるのは腕や脚の動きが、どちらも体幹という土台に付いています。その土台部分で、その腕や脚の動きの起点となるのが、肩甲骨と股関節なのです。実際に「肩が痛くて腕が上がらない」とか「走ると脚がもつれそうになる」という経験をした人もいるのでは無いでしょうか。

要するに腕や脚は体幹を起点としているため、その原因は体幹の動きの悪さという考え方ができるのです。たとえばデスクワークを長時間続けると、まず背骨・肩甲骨・股関節の3カ所の動きが悪くなります。体幹は前に曲がって肩がせり出し、腕の付け根にある肩甲骨も左右に開いたまま固まってしまいがちに。このように姿勢が崩れていると、この3カ所のまわりの筋肉は硬くこわばっていきます。すると体の土台部分の可動域が小さくなるので、付随して腕や脚の動きまで悪くなっていくのです。そこでそうした場合は、全身を大きく動かしてほぐしながら持久力・筋力をアップさせる運動法が求められるのです。

 

 

体幹とは

体幹には二つの意味があると言われています。広い意味では胴体背骨(せぼね)や肩甲骨(けんこうこつ)それに股関節(こかんせつ)のことを言い、狭い意味では胴体の深層部の4つの筋肉、つまり横隔膜(おうかくまく)、腹横筋(ふくおうきん)、多裂筋(たれつきん)、骨盤底筋群(こつばんていきんぐん)を指します。この4つの筋肉を総称してインナーユニットともいいます。

 

 

 

体を大きく動かすストレッチが最も効果的な理由

f:id:rjmatsumura:20171007185435j:plain

ストレッチというと一般的には、じっくり体を伸ばしたりするものを普通イメージします。それは「静的ストレッチ」と言われているそうです。確かに体の柔軟性を高める効果には優れています。しかし一般人には大きな柔軟性が必要となる場面は少なく、それよりも体をほぐして大きく動かせたほうが良いのではないでしょうか。それに対して「動的ストレッチ」は体を大きく動かしながら、こわばった筋肉や関節をほぐしていくストレッチです。因みにラジオ体操も動的ストレッチの一つだと言えるでしょう・・・。腕や脚など体を大きく振っていくうちに、体幹までしっかりほぐれていきます。これにより関節内を満たす滑液(潤滑油の働きをする体液)の循環が促進されるそうです。そうなると関節のすべりをよくするヒアルロン酸の含有量が増加し、骨の接触部分の摩耗を防いでくれるのです。背骨の関節は、同じ姿勢のまま動かずにいると、関節を包む関節包や関節をつなぐ靭帯などの組織が硬く変性し、関節の動きを悪くなります。背骨まわりの動きを柔軟に保つよう常に体を動かし、よく動く体幹に戻すことを心掛けましょう。

 

 

最後に

確かに若いうちから肩こりや、いつも体がダル重い人などそうはいないでしょう。それでも若いうちから何の予防もしなければ間違いなく加齢による不調が訪れて来ます。なので若いからと言って油断せず、体幹周辺を中心に体を動かして、こわばりや痛みからくるダル重さを今からしっかり対策しておきましょう。

 

参考資料:近畿大学准教授 谷本 道哉 氏