意識した呼吸でスリムなお腹を作る
それにしても秋雨前線嫌ですよね。地震や台風で被害にあった地域は、雨漏りに停電それに断水と大変な思いをしているのを毎日ワイドショーやニュースで見ない日がありません。そんなのに比べたら僕のずぶ濡れになりながらのバイクの車検なんて可愛いもんですね・・・。話はコロッと変わりまして、その車検ですが、実は先週木曜日に不覚にも急性腰痛(ぎっくり腰)的なものをやってしまいました。
幸い一般的なそのまま動けず一週間安静みたいな事にはなりませんでした。その日は朝、車検に行くのに1台目のバイクをトラックに積んでいる最中に症状が出て何とか1時間ほどで動けるようになりそのままバイクをトラックに2台積んで車検にもって行きました。それでもましになったとはいえ、起床時の痛みに始まり、腰をかがめる度に「ウッ!」となる今日この頃です・・・。
おかげでこの一週間欠かさずしているトレーニングが出来ず、お腹が出てこないか戦々恐々です。そこで今回は、時間がないとか忙しいなどを大義名分にしてお腹を出したい放題にしてきた人に朗報です。嘘か誠か、簡単で楽々しかも誰にでもできるダイエット法をご紹介したいと思います。それは、普段何気なく行っている呼吸法をちょっと意識し、お腹を凹ませるだけでペタンコなお腹になると同時にダイエットにも効果的な方法なのです。
横隔膜を意識した呼吸方法でスリムなお腹を作る
そもそも普段からしている呼吸は代謝の中でも最も重要な役割を担っている部分なのです。また、人間の呼吸の回数は1分あたり平均18回とされていて、1日に換算すると、約2万6000回といわれています・・・。正直これが、多いか少ないか分かりずらくリアクションに困りますよね・・・。話を戻しまして、呼吸では主に横隔膜(おうかくまく)という筋肉が使われます。呼吸を正しく行うことで横隔膜が鍛えられて吐く力が増し、新鮮な酸素を身体の中に吸い込むことができるようになるのです。そして酸素が身体に十分にまわれば、筋力もアップし新陳代謝も活発になるというわけです。
それに、背骨を支えるインナーマッスルも鍛えられるので、呼吸をするたびに全身を筋トレするのと同じ効果が期待できるとも言われています。また、正しい呼吸法を身につけると自律神経の働きもよくなり、ストレスの解消や顔色が良くなる効果にもつながり至れり尽くせりです。それに、呼吸は生きている限り続けることですから、これを少し意識して変えるだけで、代謝アップによるダイエット効果、美肌効果、その他健康面でのいい効果が期待できるとされているのです。
まずお腹の構造を理解する
触ってみるとわかりますが、お腹の周りには骨がありません。お腹は空洞になっていて、そこに内臓が詰まっているのは、誰もが何となく分かっている事です。その内臓を支えているのが筋肉なので、筋肉が衰えると内臓が下がり、お腹がポッコリしたり、脇腹がブヨブヨしたりする原因になるのです。お腹に「グッ」と力を入れて凹ますと、ワンサイズぐらい小さい洋服が着られることがあると思います。正直お腹のゆるみは筋肉の衰えによるところが大きいので、この緊張状態を日常生活でも筋肉で保てるようにすれば、スリムなお腹が完成するということになります。
スリムなお腹を作る呼吸法
呼吸によってインナーマッスルを鍛え、ペタンコお腹を作る方法をご紹介しましょう。方法は以下の通りです。ポイントとしては、空腹時や満腹感が落ち着いた時に実践しましょう。
1.まず息を全部「ハァーッ」と吐き出し、お腹を凹ませましょう。
2.次にお腹を凹ませた状態のまま、横隔膜を横と後ろに広げながら自然に呼吸をします。※お腹を凹ませた状態を最初のうちは5~10秒を目安にキープしましょう。慣れてきたら、30秒間キープし、徐々に時間を伸ばしていきます。
注意点とポイント
- 布団の圧縮袋がペチャンコになるようなイメージでお腹を凹ます。
- おへそが背骨につくぐらいお腹を凹ます様に意識を持つ。
- 肩が上がらないようにお腹で呼吸するよう集中します。
- うなじを斜め後ろに引き上げ、あごは引きます。
- つむじと尾てい骨を対極に引きあうように背骨を伸ばします。
一度仰向けに寝ながら呼吸をし、お腹が凹んだりするのを実感すると分かり易くて良いかもしれません・・・。このトレーニングは、仕事の合間や休憩時間にも気軽にできるのがポイントで、テレビを観ながらなど、気づいた時にゆっくりと深呼吸してみて下さい。あと、食事制限やウォーキング&ジョギング、ストレッチなどの運動と並行して行えば、より効率的にダイエットができると聞いています・・・。
呼吸で鍛えられるインナーマッスル
普通の呼吸より吐く力を意識しながら深い呼吸をし、その状態をキープすることで以下のインナーマッスルを鍛えることが可能です。また、筋肉が鍛えられることで得られるメリットもあります。
腹横筋(ふくおうきん)
- 一番深い筋肉で内臓を守っている筋肉なので、内臓が活性化し代謝もアップ
- 腹筋エクササイズと同様の効果
骨盤周りの筋肉
- 骨盤が安定し、骨盤周りの筋肉が動きやすくなる
- 骨盤が立つことで自然に背骨が伸びるので美しい姿勢をキープ
腹斜筋(ふくしゃきん)
- 筋肉のコルセットが完成するので、食べ過ぎ&飲み過ぎでもお腹が出ない
- 乱れがちな脇腹が引き締まる
腸腰筋(ちょうようきん)
- 下腹ポッコリやヒップの下垂を予防
(大腰筋と腸骨筋をつなぐ、いわば上半身と下半身を結ぶ筋肉)
最後に
通勤電車やデスクワークの合間でも、意識すればすぐにできるのが呼吸によるお腹凹ませ方法です。これだけで代謝がアップし、腹筋も鍛えられるわけですから、ぜひ実践していきましょう!僕も腰痛が治るまでしばらくこの方法を続けてみたいと思います。ただこれの難点は、僕に限ってかもしれませんが、すぐ忘れてしまうことです。これさえ克服すれば、バッチリなんですけどね・・・。