松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

恐怖の腰痛、悪化させた時の心得

 

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この業界(輸入オートバイディーラー)に入って最初のお正月の事ですが、初出勤の朝にオートバイを店頭に並べていた時、事件が起きました・・・。僕が扱っているオートバイは、車両の性格上センタースタンドで車両自体を保持するのですが、なにせ250㎏~300㎏くらいあり、それなりに力とコツを使わないと立てられません。そしていつも通り「おりゃ!」とオートバイを持ち上げた時にグキッ!となり、その場に座り込んでしまいました。幸い動けないほど重症ではなかったのですが、車両を押すなんてとんでもなく新年早々からしばらくの間事務作業をしていました・・・。

そんな事が僕の中でトラウマになり未だ重いものや腰の使う仕事は、ビビッています。聞くところによるとNFLのフットボール選手でさえクシャミをしたとたんぎっくり腰になるそうなので、こればっかりは、油断できないのです。なのでうっかり動きを間違えたときの、恐怖はずっと付いて回ります・・・。

 

トラウマになるほどの恐怖が脳裏を過ぎる

この様な症状の原因はほとんどの場合、お察しの通り腰椎(ようつい)にあります。腰椎は5個の椎骨(ついこつ)から成り、僕のように腰の痛みを訴える人がよく示す箇所なのです。背骨のこの部分は重い体重を支え、背中に可能な動きのほとんどに関与している場所だそうです。小さな箇所にしては大きな負担がかかる箇所なのです。そこに圧力がかかると、周辺の筋肉や靭帯(じんたい)、脊椎円板(ついかんえんばん)が損傷しやすくなる訳です。もう少し説明しますと、背骨のちょうど根元にあって仙骨につながる仙腸関節も、羽のように広がった形をした寛骨(かんこつ)とあわせて同じように損傷をうけやすいという事なのです。

したがって動けないことがわかったら、軽率な行動をとらず自分では、分からない深刻な問題が潜んでいるかもしれないので、医師などにすぐに診てもらうようにしましょう。そうはいっても、現実は、やらなきゃいけないことの最中に腰を痛めてしまっているので、すぐに病院へ駆け込むことはできない場合がほとんどかもしれませんね・・・。7そこで今回は、これ以上事態を悪化させず、身体に治癒(ちゆ)する時間を与えるために、腰を痛めた時の心得を書き出してみました。

 

正しい姿勢を心掛ける

痛めた直後にまずやるべきことは、まっすぐに立って、これ以上のダメージを避ける姿勢にします。要するに背骨を本来の位置に戻すのだそうです。前にかがみになった時に腰を痛めたならば、そっと両膝を曲げ、ふとももに両手を置きます。膝を曲げたまま息を吐き、尾骨をわずかに床に向かって落とします。そうしたらゆっくりと胴体を持ち上げ、尾骨を伸ばしたまま徐々に両足をまっすぐにします。壁を背にして立っているかのように両肩が腰の上にきて、腰が丸まっているというよりも伸びている感じがしたら、背骨が本来の位置に戻ったということがわかるそうです・・・。

いったん立ち上がったら、やさしく体幹の筋肉を引き締めます。すでに痛みがあるときに筋肉を引き締めるのは危険そうだと思う場合、次のように考えてみましょう。腹部の体幹の主な役割は腰を安定させることです。そこで体幹を意識して安定するようにしてみるのです。まず両膝を曲げて、両手をふとももの上に置き、おへそから背骨にむかって糸で引っ張るようなイメージを頭に描きます。体幹の筋肉を意識したまま、ゆっくり両足をまっすぐにします。腰が丸まらないように、腰に向かって体幹の筋肉が体を包み込んでいるような感覚を感じてください。

 

曲げたり持ち上げたりひねるはダメ

いったんまっすぐ立って体が安定したら、ケガが悪化しないように、とにかくそのままの状態でいられるようにしましょう。つまり痛みがある間は、曲げる、持ち上げる、ひねるという動作を何とか避ける事です。床からモノを拾うときは、背骨をまっすぐにして体幹を意識したまま、スクワットのように尾骨を床に向かって落とします。このとき背骨をまっすぐにするのには、天井を見上げるとうまく行くそうです。そうすることで前かがみになるのを避け、腰に負担をかけないようにすることができるのです。

歯を磨いたり、食器を洗ったりするなど、どうしても前のめりになる必要がある時は腰から体全体を曲げるように心がけて、本来の背骨の位置をまっすぐキープしたまま、腰から体を前に倒しましょう。また、背骨の筋肉をひねるのを避けるには、回転するのではなく向きを変えるよう意識しましょう。手を伸ばして何かを取る際は、体の片側をひねったり手だけを後ろに回したりするのではなく、常に体全体をその方向に向けるようにしましょう。腰が痛いときは、便利であることよりも安定を最優先すべきなのです。

 

市販薬も積極的に試してみる

腰痛には、アルニカ配合ジェルのような痛みを緩和するジェルを、常にポーチやジム用バッグ、仕事の鞄などに入れておくことがお勧めです。こうしたジェルは、痛みにおそわれた際に痛い場所をひんやりさせ、患部の血流をよくして炎症や腫れをおさえるのを助けてくれます。市販のイブプロフェンも抗炎症の効能があるので、痛みがあるときにすぐ服用しても効果的だそうです。ただし薬はあくまで症状を隠すだけだという事を忘れないようにしましょう。 ケガをした時と同様にきちんと治療を続ける事が、重要です。それと水分を沢山摂る事です。エクササイズの最中に腰を痛めたなら、すでに汗をかいている段階にあるので脱水症状を起こすかもしれません。慢性的な脱水症状も背骨の筋肉の強さや質に影響することがあり、結果としてケガをしやすくなったり、治りにくくなったりすると専門家も注意を呼びかけています。特にケガを治している最中は、1日に1.5リットル以上の水分を摂取する事が望ましいそうです。

 

安全なセルフケアを心掛ける

身体を休められる場所にやってきたら、安定を維持するための基本的なセルフケアを試してみましょう。膝の下に枕を置き、かたいソファかベッドに仰向けに寝てみましょう。ここでの目標は、かたい場所で腰全体を休ませて筋肉をゆるめることです。さらに、足は床につけて両膝を曲げ、仰向けに横たわると(あるいは横になれないなら壁に背をつけて立つのでも可)、背中の筋肉のけいれんを元に戻すのに効果があるそうです。この姿勢で落ち着いて心の準備ができたら、片膝を胸にひきつけて抱きかかえ、もう片方の足はまっすぐ床にそっとのばしてみましょう。息を吸って吐きながら、曲げた足を少し胸から離し、また胸に近づけます。反対側の足でも同じように繰り返しましょう。

 

最後に

状況が明らかに改善しない、あるいは1日か2日経っても症状が治らないなら、おそらく医師やカイロプラクター、免許のあるマッサージ師に診てもらうときです。しかし腰に永久的なダメージを与えたのではと心配すると、気持ちが消耗するだけでは無く、すでに傷ついている身体をさらに硬直させてしまうことにも繋がるそうです。腰に問題が起きた時、もう二度とよくならないかもしれないと怖くなるのは自然なことです。そんなときは、腰がどんなに辛くても、筋肉が単純に酷使されているだけ、背骨を支えようと余計な仕事をしているんだ、ということを思い出して。痛みに耳を傾けて、腰をいたわりましょう。そうすれば痛みが弱まるにつれて筋肉がリラックスし、短期間で普通の状態に戻れる可能性も高まります。それとストレッチは腰痛を緩和する良い方法のひとつです。痛みに襲われた時の為にいくつかのストレッチご紹介しておきましょう。

https://mylohas.net/2018/05/168428stretch.html?test201808