松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

老害と感じられない為の職場でのあり方

 

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社会で働き出すと必ず向かう先に現役バリバリの先輩がいます。学生の間だとせいぜい大学で3年辛抱すれば先輩との共有環境から解放されますが、社会では、そういう訳には行きません。3年どころか下手をすると何十年と一緒に働かなくてはなりません。もちろん凄く尊敬でき自分を立派な社会人に導いてくれるのなら問題は、有りませんが、残念ながらそうは問屋が卸さ無いのが世の中です。会社に入ると当然のことながら、世代で文化や感性が異なるのは仕方ありません。そしてそこで注意しなくてはいけないのがベテラン社員(上司、幹部など)いわゆるおっさん社員です。おっさん社員は、なるべく持論の展開を避けるべきなのです。その背景には、おっさん特有のルール嫌がる新入社員や若手社員がごまんといるからなのです・・・。

 

すべてがナンセンスと感じているおっさん式ビジネス規則

例えば、残業を押し付けてきた上司が、その後「もう遅いから飲みにいこう」と誘う。すると若手社員は、「ありがとうございます。ジャ~お言葉に甘えて・・・。」となついてくるとおっさん社員は思う。しかし実態は「遅いと思うのなら帰らせてください。」と敵意むき出しになる。この様におっさん的ビジネスルールは、他の世代には違和感の何者でもないのです。ただ、このようなケースは、労い(ねぎらい)とチームワーク構築のつもりで誘っているのかもと一定の理解を示すマイノリティーな若者もいるでしょう。しかし、非合理的なルールとしか受け止めない若手は、当然シビアな視線を向けてくるのです。

 

 

深すぎて理不尽としか感じない教え

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僕もよく言われましたが「仕事は体で覚えろ。」これは、それくらい集中して覚えろと言っているのですが、若手からすると「そんなこと言って、本当にみんな、それだけで覚えたんでしょうか?」と疑問符だけが付くのです。後、「見て覚えろ」もそうですね。これなんか言われた方は「無理に決まっているだろ」となってしまいます。それに漠然と「下積みは長いほどいい」など若手からしてみれば「何をどういつくらいまで・・・。」と不安と不信感だけが募ります。それに「一つの職場に3年はいないとモノにならない」についても若手社員に言わせれば「もう終身雇用はないんだし、向いていない仕事をやり続けるのは機会損失でしか無い。」とにかくおっさんは若いコに自分の思いを押し付けるのが育成だと勘違いしていると思われています。

 

 

テクノロジーを拒絶するおっさんルールは

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未だにおっさんのスタンダードとして「重要な要件はメールより電話」とにかくメールだけで済ますことへの不信感については、若手社員は電話にだけ重きをおくのは、時代に置いて行かれている証拠」と感じているでしょう。そのくせ、ついてこれない事を理解できない理屈をつけて正当化するおっさんルールは大いに改めなければいけないでしょう。

 

 

体育会系至上主義も、若者には奇異に映る

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聞いてもないのに「俺は体育会系だから」と言うおっさん上司に対して若手社員は「つまり今後、仕事を雑に振っても不思議に思うな」という暗黙の圧力と感じる。そして一番アウトなのは、ここ最近とみに厳しくなったセクハラ的な考え方です。「権力者と近しい女性は高確率で愛人だ」というセクハラ的思い込みは、もっとも「なし」とされています。

 

 

最後に

僕たち世代も30年ほど前は、若手でふと気が付くと理解されにくい人種になっていました。でもこれは、永遠に続いていく事なのでその時代にあった改善をして行くしか無いでしょう。きっと今の若手社員もやがておっさんになり煙たがられていくのです。これは、物や扱う道具が、どんどん進化し続けているのでそれに応じた考え方を求められるのは当然なのです。進化せず永遠に変化のない仕事をしていれば、間違いなくおっさんのルールは、何の疑問んも持たれないまま永遠に継承され続けられたでしょう。