松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

ダイエット効果を上げる温めるべき体のポイント

 

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最近、日に日に体がなまりしみじみ運動不足を感じる今日この頃です。何とかジムに通わず肥満にならないよう健康管理できないかネットで検索しては、いい手が見つからず頭を悩ませています。そこで今回は、じっとしてても痩せる的なダイエットについて少し書いてみたいと思います。

ちなみに体温が1度上がるだけでカラダの基礎代謝がアップしさらに痩せやすくなるなるなんてダイエットをしている人はみんな知っているんでしょうか。体温がたった1度上がるだけで、「基礎代謝」即ち、ただじっとしていても消費するエネルギーが12%もアップするのです。体重などによる個人差はありますが、たとえば基礎代謝が1500kcalなら+180kcal、約30分ほどのジョギングに相当するカロリー消費が見込めるという訳なのです。

だるさなどの発熱に伴う症状がなければ、37℃はむしろ「健康な体温」

さらに体温が2℃上がれば、エネルギーの消費効率が格段によくなります。体温を上げれば、ただ寝ているだけでもこれまでより多くのカロリーが消費できる勘定になります。しかしながら、仮に平熱が35℃の人の場合、37℃になると微熱が出たと判断し「早く休まなくては・・・。」 と思うのが一般的です。 健康な人の平熱は36.5~37.1℃とされています。そして、平熱が36℃以下の人は「低体温」という状態になります。他にも体温を上げることによって、便秘解消、免疫力アップ、肩コリ・腰痛解消など、体温を上げるといいことがいっぱいあるのです。そこで、さらに掘り下げて、特にカラダのどのパーツを温めれば効率がよいのかについて科学していきましょう。そして上手な体温アップの方法を身に付けてガンガンダイエット効果をアップさせてみてはどうでしょう!

 

温めるべき部位その1は肩甲骨

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カラダには体温を上げるように指示し、脂肪燃焼にも効果のある細胞「褐色脂肪細胞」というものが存在します。白色脂肪細胞が全身にあるのに対して、褐色脂肪細胞は首の周り、脇の下、肩甲骨の周り、腎臓など存在場所は限定され、体内のエネルギーを熱に変え体温を保つ働きがあります。 この褐色脂肪細胞がきちんと働いていると、脂肪が燃焼されやすくなり、やせやすい体になるのです。ただ、この「褐色脂肪細胞」は年齢とともに減少するもので、しっかり意識して刺激し続けないと脂肪の機能を失ってしまいます。結果、冷え、むくみ、血行不良、代謝低下を招き、太りやすい原因にもなります。そこで、細胞の質をキープし効率よく働かせるためには、肩甲骨をしっかり動かすことが重要です。

 

 

肩甲骨を温めるためにするべきこと

簡単ストレッチ

毎日少しの時間でもOKなので、簡単なストレッチを習慣にして脂肪を刺激してあげましょう。肘を軽く曲げた状態で、肩を前後にグルグルと回したり、椅子に浅く腰掛けた状態で椅子の背もたれに両腕を持っていって肩甲骨を寄せ合うだけでも筋肉がほぐれカラダを温めるのに効果的です。

 

正しい姿勢をつくる

姿勢が悪いとカラダのあらゆる部分に歪みを発生させてしまいます。まずは正しい姿勢を保つように心がけるだけでも、肩甲骨周りが刺激される効果があります。正しい姿勢をキープするには、太ももにある太く安定した骨に、上半身をストンと乗せるようにすると、楽に正しい姿勢がつくれるので実践してみましょう。

 

 

温めるべき部位その2はふくらはぎ

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意外にふくらはぎが冷えていることを自覚している人は少ないと思います・・・。実はふくらはぎは他のパーツにくらべて運動量や動きが少ないため、全身の中でも最も血流が悪く、冷えやすい部位だそうです。ふくらはぎが冷えると筋肉や血管も収縮し、その結果、血液循環が悪くなり、全身の冷えにも繋がります。ふくらはぎは血流やリンパの流れを促すポンプのような役割を果たすものなので、ふくらはぎが冷えていると血流が悪くなり、太りやすい体質になるのです。逆にふくらはぎを温めれば全身のリンパと血流の流れがよくなり、基礎代謝が上がり、自然と脂肪が燃焼しやすい体になるほか、血色がよくなることで美肌効果を得られます。

 

 

ふくらはぎを温めるためにするべきこと 

 ながらエクササイズ

昔からよく言われているながらシリーズです。
「料理をしながらつま先立ちになる」
「歯磨きをする際はずっとつま先立ちで」
「階段はつま先立ちのまま上る」
というように、ちょっとした工夫でふくらはぎを刺激してあげると、筋肉が温まり血流&代謝アップに役立ちます。  

 

アイテムを活用

日頃からふくらはぎを冷やさないことも重要なポイントです。ひざ下まであるソックスやレッグウォーマーを仕事中などにも履いておくと、冷え予防に役立ちます。また、着圧ソックスを活用すれば、血流もよくなり冷えだけでなく、ひざ下のむくみ解消にも効果的だそうです。

 

 

温めるべき部位その3はお腹(腸)

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低体温、むくみ、腰痛などの冷えが及ぼす悪影響は、特に腸が冷えて固くなっていることが原因といわれています。内臓系最大の器官である腸には、免疫細胞の7割が集まっているといわれているので、体温をアップさせ痩せやすいカラダをつくるためには、腸へのアプローチが重要です。腸を温めることで血行が促進され、全身に温かい血液が巡り、リラックス効果や便秘解消もありますし、健康な腸は栄養も吸収しやすくなるので、肌にも良いそうです。

 

 

お腹(腸)を温めるためにするべきこと

 呼吸でリラックス

腸を動きやすくリラックスした状態を作るために、深い呼吸をマスターしましょう。お腹に軽く手を沿え、目を閉じてリラックス。息を全て吐き切り、自然に空気を体内に取り入れるように息を吸います。腹部が膨らむのを感じながら深呼吸を何度か繰り返すことで、呼吸によって臓器がマッサージされ、カラダの中から温めていくことができます。

 

腸もみマッサージ

腸は臓器の中でも特に大きな器官なので、使用される血液量も相当多いものです。その腸をマッサージすることで血行が促進され、カラダ全体を温めるのに効果的です。マッサージ方法は実に簡単で、おへそを中心に時計回りに、5箇所ぐらいずつぐるぐると揉みこむようにマッサージしていくだけだそうです。固いと感じる部分は重点的に揉み解すようにプッシュしていくのがコツだそうです。

 

 

最後に

体温の上昇は、病気などに対抗する免疫力アップにもっとも効果的です。体温が1℃上がると、免疫力がなんと5~6倍も上がるそうなんです。それに体温を上げると血流がよくなり、カラダに入った細菌やウィルスを発見する「白血球」が働きを増します。また、カラダを健康に保つために必要な「酵素」が活発に働く助けにもなります。風邪をひいたときに熱が出るのは、血行をよくして白血球の働きと酵素活性を高めることで、ウィルスを撃退しようとするためです。普段から体温が高ければ、これらの免疫システムがよく機能するという訳ですね。