松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

他人に頼れない人ほど厄介なものにはまる

 

 

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お正月気分も明日の成人の日くらいで終了じゃないでしょうか・・・?我妻も最後のラストスパートをかけ里帰りしている友人と連日酒盛りです。僕の方はと言うと強烈なこの間の二日酔いが、トラウマになり控えめの晩酌を毎夜楽しんでします。ところでこの時期誰もがよくお酒を飲むかと思いますが、どの領域を超えればそうなるのでしょうか?また、どんなタイプの人が、「依存症」というレッテルを貼られるのかを調べてみました。

 

お酒から犯罪まで見方によっては依存症かも

依存症は、酒や薬物などの物質が引き起こす印象が強いですが、最近では、本人の意思の問題と思われてきた痴漢や万引などの行為も、治療が必要な依存症と捉えられている。「新型依存」とも言うべき新しいかたちで増え続けているようです・・・。



新型依存を断ち切る為には

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お酒やギャンブルなど、従来のわかりやすい依存だけではなく、その対象が無限に広がる現代人の「新型依存症」。そして多くの人々は、自分が依存しているという現実になかなか気づかないまま、まるで真綿で首を絞められるように深みにハマっていく厄介な症状なのです。ただ、見方によっては意図的に「新型依存症」を装い罪を犯す輩(やから)もいると思いますけどね・・・。何れにしてもそれは、それとして簡単なチェックリストを作ってみたので気軽に自己診断してみましょう。

依存症チェックリスト
  1. 頻度や回数・量がだんだん増えているかも

  2. 止めようとするとついイライラそして落ち着かない

  3. 止めようとして結局止められなかった

  4. そのことばかり考えて頭から離れない

  5. 嫌な気分を忘れるためにすることが多い

  6. そのせいで痛い目を見ても懲りずに繰り返す

  7. それにハマっていることを人に隠そうとする

  8. そのために何らかの身体的・社会的損失をした

  9. より強い刺激を得ようと困難に挑もうとする

  10. 次からはちゃんとしようと常に思う

恐らく4項目以上あてはまるなら若干その兆候があるかも・・・?

 

 

依存症の境界線は何処にあるのでしょう

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要するに、普段から常に頭から離れないものがあったり、鬱々とした気分を忘れるために何かを繰り返してしまう場合は要注意なのです。それに4つ以上あてはまる場合は、たとえ自覚はなくてもすでに何かに依存している可能性があると考えられます。心理学の専門家曰く依存は一種のストレスへの対処行動と考えられるそうです。ストレスや不安を抱えている現代人すべてが依存症になるとは勿論限りませんが実際のところそうである人とそうでない人の境界というか線引きは正直難しいでしょうね・・・。



誰にでも依存症の可能性はある

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脳の報酬系つまり快感や達成感のようなものが活発になりやすく、ドーパミンで衝動的になる人は遺伝的に存在すると言われています。しかし、同じ物や行為に固執するのは生活環境の要因も大きく、発達障害の特徴や、強迫性障害の症状とも厳密には区別しきれない部分があるとの事です。どんな人でも、程度の差こそあれ依存症になる可能性はあるのです。また一方で、多くの臨床経験から「依存しやすいタイプの人」も確かに存在するのです。そもそも物や行為に依存してしまう人は、相対的に他人を頼ったり、助けを求めるのが極端に苦手な傾向があるとされています。要するに、人に依存するのがヘタな人が多いという事です。

一概には言えないものの男性は、女性に比べて自分の弱みを人に見せられなかったり、コミュニケーションがヘタで孤立してしまう人等も意外に多いのではないでしょうか。そうすると自分の中のストレスや不安からの現実逃避手段として、物や行為に走ってしまうのかもしれません。

 

 

最後に

それでは、そんな人が依存状態に陥らないためには、何を心がければいいのでしょうか?そもそも依存症の人は、それしか依存するものが無いのが問題なのです。なので思うに趣味を増やしたり、会社や家庭以外にコミュニティを作りそして参加するなど、依存先を複数持って分散させることが克服のポイントになるかもしれません。また、他人からの承認で自己肯定感を得るのではなく、「自分は、仕事も遊びも頑張っていてそれなりに充実している・・・。」と受け入れる“自己受容”も、人生を生きていくに充分励みのツールになります。人の目や評価に振り回されては、依存の原因になるストレスや不安を同時に抱え込んでしまいます。常にとはいかないまでも、時には他人の視線や気持ちに鈍感になるくらいの感覚を持っても人と接してみてはどうでしょう・・・。僕が思うに人間関係は、そう簡単に壊れないと思いますよ。