松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

毎月いらない物に払っているお金ってなに

 

f:id:rjmatsumura:20180114203339j:plain

昨今、断捨離やミニマリストなど身の回りにある不必要なものを取り除き自分にとって本当に必要な物だけを持つことでかえって豊かに生きられるというライフスタイルが徐々に浸透し僕自身も少なからずとも影響を受けだしている今日この頃です。では、実際に必要最小限で生活をし、モノを捨てれば僕でもお金が本当に貯まるのでしょうか?そこで、今回は今後の為に色々と細かなところを検証してみたいと思います。

 

いらない物のせいで、お金が逃げていたかも

普段全く使わないけどいつか使うかもしれないと思う僕的に処分できない洋服や本そして空き箱から工具関係にたるまで思い切って捨てると仮定しましょう。そうすると、今までいらない物を収納するために、使っていた部屋が一気にスッキリする、もしくはガランとして有効に使える。要するに有効なスペースに固定資産税を払わず、いらない物のために、固定資産税を払っている事になるのです・・・。処分し切れない心理として「取っておけば、いつか使えて得をする・・・。』という感じかですね。

 

 

収納棚を買う前にその棚に収めるものを考える

f:id:rjmatsumura:20180114203612j:plain

今の時代は色んな意味でとても恵まれています。実際にモノがなくて困るという事はなく、それどころかモノがありすぎて収納棚を買おうか?と悩むくらいの勢いです。でも収納棚を買う前に、とにかくいらないと少しでも感じる物があるなら迷わず処分してしまえば、家中がスッキリするに違いないでしょう。なので新しい棚はいらないわ、部屋は、広く使えるわで言う事なしとなる訳です。一応理屈では理解しました。

 

 

物を取っておいても誰もほめてくれない

f:id:rjmatsumura:20180114204048j:plain

共通の価値観を持つコレクターなら、マニア同士で「おお~っ!こんなすごい物を持っているのか~・・・。」と驚かれたり、感動されたり、羨ましがられる事もあると思います。しかしながら残念なことにこれらのコレクションやそれ以外に収集している本、高かった当時の洋服、名作映画のDVDなど、これらのモノを取っておいても、正直人にほめられる事は、恐らくあまりないでしょう。それに羨ましがられる事もないかもしれませんね・・・。それでも何とも割り切れないモヤモヤ感が処分にブレーキを掛けるんですよね。

 

 

モノを捨てても何も困らない

f:id:rjmatsumura:20180114204559j:plain

例えば、メンタル的にダメージの少ない物から捨てるとしたらどうでしょう。古くなった靴下、首の伸びたTシャツ、サイズの合わないジーンズ、下着などです。そして捨てた後の事を想像してみた場合、今まで着ずにタンスの片隅に追いやられていたこれらを捨てて、明日から日常に変化があるでしょうか?恐らく今日までと何も変わらないでしょうね。なぜなら、今まで接点をもっていなかったから当然困りません。何か事あるたびに捨ててしまった事を後悔する事はまず無いでしょう。それよりも、なぜもっと早くすてなかったのかを後悔するかもしれません。

 

 

いらない物に払うお金について

f:id:rjmatsumura:20180114205145j:plain

この手の専門家曰く、いらない物は大切なお金や時間をどんどん吸い取ってしまうとの事です。例えば、畳2畳分のいらない物があるとしましょう。いらない物があるために、家から2畳分のくつろぎのスペースを奪い、2畳分の収納スペースを奪っています。賃貸物件なら家賃の100%、持ち家なら資産の100%を活かしきれず、ムダにお金を払っている計算になるのです。家の中ではスペースが確保出来ないから、家の中は落ち着かないから、という理由でファミリーレストラン又はカフェなどでの仕事や読書が習慣になったのなら、家の中にスペースを確保すれば、空間を確保するために外でお金を払わなくてもよくなります。それに「今すぐ使いたい物があるのに、探しても出てこなくて買ってしまった・・・。」これは、使いたい物を探している時間と、新しい物を買いに行く時間、買った物がムダと言う計算になります。

 

 

リサイクルに高い見返りを求めない

f:id:rjmatsumura:20180114205538j:plain

物を捨てるのは本当にもったいないことですし、心も痛みます。それに地球にも優しくないですし、色々考えるとやはり捨てづらいです。なので、まだまだ使えるいらない物には、チョッと面倒臭いですが、リサイクルで第二の人生を送ってもらうという手があるにはあります。そしてリサイクルとは言っても「捨てる」わけですから、見返りを求めてはいけません。買った時の値段も忘れましょう。因みに僕もつい最近リサイクルショップに10年以上前のスノーボードや、関連商品を持っていきました。当時の合計金額で25万円くらいだったと思いますが、全部で税込み4,000円で売りました。あまりの価格に笑ってしまいました。どうせなら「価格が付かないのでどうされます?こちらで処分しておきましょか?」と言ってくれても良かったかもと思いました。でも実際に4,000円で換金できたので良しとしました。

 

 

今すぐ捨てよう

f:id:rjmatsumura:20180114205833j:plain

「もったいない」と思ってとっておく事が「もったいない」としたら?冷蔵庫の中を思い出して下さい。冷蔵庫には、なかなか減らない調味料やお菓子。冷凍庫には、長期滞在中の珍味やお総菜などが存在してたりします。冷蔵庫に物を詰め込みすぎると、消費電力が増え、電気代は上がります。冷蔵庫の中の物を探している間にも、冷気はどんどん逃げてしまいます。「もったいない」と思ったらすぐに使いましょう。電気代を使って、取っておいて賞味期限が切れてから捨てる事こそ、「もったいない」という考えですね。

 

 

 

Less is moreでお金を貯める

f:id:rjmatsumura:20180114203006j:plain

Less is more(レスイズモア)は、「より少ないことは、より豊かなこと」という意味です。そしてこのLess is moreは、世界三大建築家のうちのひとり“ミース・ファン・デル・ローエ”が提唱した言葉なのです。ある物に追加要素を付け加えたり、個性を出すために装飾品を飾り立てるのではなく、今そこにあるモノから不必要な要素を差し引いていくことで、限りなくゼロに近い表現・スタイルによって、生活をシンプルにしていくという考え方です。海外におけるデザイン分野においては、こういった「Simple is best.」と言われるような、余分なものを削ぎ落としていくことが、新しく美しい表現のカタチにもなっていて、まさに現代の理想的な思想を象徴しているとされています。少し僕には高尚過ぎる話ですが、要するに「無駄使いをせずお金を有効に利用する」という事なのかもしれませんね・・・。

 

 

最後に

食欲や物欲に負けついつい買いすぎていた、食料品。それぞれにあわせた食器。ひょっとして、いるかもしれないと思って買った服、バッグ、靴。それぞれ、必要なものだったのかを改めて検証する必要があるかもしれません。今後物を買う時には、頭を冷やし自分の求めるライフスタイルをはっきりさせ、買う物も必要最低限にします。つぎの断捨離ポイントは衣替えの季節がチャンスかも知れません。苦汁の決断をしなければならないかもしれませんが、大きなゴミ袋を用意してその時を待ちたいと思います・・・。