松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

断捨離もやり過ぎると終活になる

 

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 この間からぼちぼち使わなくなった家電や、読まなくなった本、それに楽譜など気合と勇気で捨てまくっています。20年ほど前に買った当時30万円くらいしたボーズのステレオやDVD&ビデオデッキに布団乾燥機に至までガンガン捨てちゃいました。もちろん壊れていません。リサイクルショップに持っていけば、いくらかにはなるでしょうが、もともと欲しい人がいればあげるつもりだったので覚悟を決めていました。それに当時欲しくて買ったものなのでリサイクルショップに持ち込んでビックリするくらいの安値を提示されたら逆にショックなのでそれなら捨てたほうがまし・・・。と決断した訳です。

 

一歩間違えば終活になってしまう

 最近SNSの記事で目にするようになった、「断捨離」ですが、数年前から注目されだしいまやすっかり定着している様な気がします・・・。確かに30代や40代が「断捨離することにしました・・・。」というと「ふ~ん、そうなんだ~・・・。」てな感じですが、50代での「断捨離することにしました・・・。」は想像するに仕事関係や私生活に何か大きな問題があったと推測され、60代ともなれば「断捨離することにしました・・・。」は下手をすると「ひょっとして終活?」なんて思われるかも知れませんね。

ま~他人にどうこう思われるのは別に気にしなければ問題ないですが、自分で断捨離をしている内になんとなく気分がそっち方向に向いてしまうのは問題です・・・。何もかもなくなって断捨離が終るころに抜け殻みたいになっても駄目なので、やはり捨て方は少し考える必要があるかも知れませんね・・・。僕の母親も亡くなる少し前に突然今まで大切にしていたものを全部捨ててくれと頼まれたことがありました。その時は深く考えませんでしたが、本人の意向通り言われた物をすべて処分しました。そしてその後1年も経たないうちに亡くなってしまいました。そこで今回は、終活にならないような中高年の断捨離について考えて見る事にしました。

 

期間別に使わないものを分ける

 まずいきなり捨てる前に期間を設けるようにしましょう。分け方としては「大分類」、「中分類」、「小分類」と三つのグループに分けます。そしてその次に「使うとしたらいつ?」で分けるのです。わけ方のコツとしては「いつか使おう・・・。」と思っていても「いつ?」と自問自答したところで答えが出ないものそれはもう使わないものいわゆる「断捨離」のグループに入れて使わないものと判断しましょう。そもそも家電ひとつとってもそうですが、昔の家電は、現在のニーズにまったく合わないものが多いし、それと同様のものなら安くて良い品がたくさん今は存在する時代です。なにせ家電こそが日進月歩の最たるものですからね・・・。

 

年末の大掃除が断捨離のチャンス

 そういえば、歳末です、もういよいよ仕事納めですね。そして年末の大掃除という一大イベントもあります。これを大義名分捨てられるものはガンガン捨てていきましょう。こうなったら勇気を持って「え~い!捨ててしまえ!」と躊躇せず処分に踏み切ってしまえば、若干の消失感はあるものの大丈夫!直ぐに立ち直ります。おまけに今までいらないものが、占拠していた場所にポッカリとスペースができ清々しい気分になります。それと不思議な事に「もう捨てるものがないだろう・・・。」と、思っていたはずなのに前回つい躊躇して捨てずにいたものが気が付けば次の候補へと昇格していくのです。もちろん手当たり次第ということではありませんが、まだまだ要らない物は、自分の周りにある事を感じましょう。これだと思うものは、断捨離リストにどんどん入れていきましょう。

 

断捨離リストを作る

 僕は、メモ帳アプリの「シンプルノート-メモ帳・ノート管理」を使っています。他のメモ帳アプリと混在しないようにしています。とにかく写真が貼れてとてもわかり易くてお勧めです。日付と写真とその時、捨てる決断をした動機もメモって置けば捨てる意志がぶれなくていいですよ。

 

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最後に

 お金を出して「欲しい!」と思い買ったものを捨てずに置いておくのは当然の心理だと思います。中には、「何でこんなものを買ったんだろ・・・?」なんてものもあったりしますが、とにかくいつ使うか明確にわからないものは、今後も使う可能性は限りなく低いと思います。少なくとも僕に関しては、そのタイミングで類似した良い物をまた買ってしまうに違いないと確信しています。美術品や工芸品のよなものでない限り次から次に新しく優れた製品が安くどんどん生まれてきます。今の世の中には、たいていのものが揃うそんな時代なのです。今自分の手元にあるさほど大事にしていないわりに捨てられないものは、本当に残す意味があるのかよく考えて見てはどうでしょう。