松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

好かれる人は何故かほめるのが上手伝説

 

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昔から「ほめられて伸びる子」または、「叱られて伸びる子」とタイプは色々いますが、コレもどちらかといえば、ケースバイケースな気もしますが、なかなか難し問題ですね・・・。例えば、ほめられることが苦手な人と同じくらい、ほめるのが苦手というか下手な人も多い世の中です。僕のまわりにもこの手の人は沢山います・・・。それではなぜ、そういう人たちはほめることが苦手なのでしょうか?そういう訳で今回は、この「ほめる、ほめないの上手、下手」について考えてみる事にしました。

 

ほめるとは

親になり我が子をほめる、会社で管理職になり部下をほめる、教育者になって子供たちをほめるなど、このほめるという行為は、意外と難しいのです。的確にほめないと的外れな事で人をほめてもほめられた側は、全然嬉しくないですからね・・・。それでも実際ほめるのが下手と自覚がある人は案外多いと思います。そもそも僕たちは、どんなときに人をほめているのでしょうか? 色々調べてみると、「すごいと思ったとき」や「頑張っていると感じたとき」「自分にはまねできないと思ったとき」という答えがほとんどでした。つまり多くの人が、自分が持っている「基準」や「期待」を超えたときに、人をほめているようなのです。

 

 

ほめるのは自分基準の感想になっている

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しかし、これは言い換えると、自分の基準や期待を超えていなければ、人を「ほめない」ということでもあります。普段の生活の中で、自分の期待値を超えるような出来事は、それほど多くありません。そう考えると、日常で人をほめる場面はどうしても限られてきます。例えばこんな人がいました「人をほめることはほとんどない」と言うひとです。理由は、「上から目線の発言のような気がして・・・。」とのことです。この場合「上から目線の発言」と感じていたのは、おそらく「評価する」という意味を過剰に感じ取っていたからだと考えられます。そう考えると、多くの人が、「期待以上」のものを「評価する」時にだけ「ほめる」ということになりますね・・・。これでは、ほめることに対するハードルが上がるのも無理はありません。

 

 

海外では挨拶のように気軽にほめる

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一方、海外ではほめることが日常です。美しいものを見たら「ビューティフル」、おいしいものを食べたら「デリシャス」など、小さな「いいね!」を普段の生活の中で見つけて、それを短い言葉で率直に伝えているだけなのです。どうやら海外の場合は、日本ほど、ほめることのハードルが高くないようですね。それに評価するという意識はあまりなく、「いいと思ったことを率直に言葉にしているだけ」ということになります。要は日常生活における「挨拶」みたいなものですね・・・。

 

とにかく人をほめることに関して言えば、もっと気軽さがあってもいいかもしれません。なぜなら、ほめることは単純に人を元気付けたり、前向きにしたりする力があるからです。自分のいいところを見つけてもらえたら、誰だって内心はうれしいものです。人を明るく前向きな気持ちにできる人は、まず嫌われることがありません。それどころか、相手からも大切に接してもらえます。また、自分から積極的に人をほめることで、周りにいる人とポジティブな関係を築く事が出来ます。 ただし、期待以上のものを評価するために使うのではなく、「おはよう」と同じくらいの気軽さで、誰かのすてきな部分を見つけて伝えることが重要です。

 

 

間接的にほめてみる

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そして相手に直接伝えるだけでなく、「その場にいない人」をほめることも有効です。仮に自分がほめられた側だとしたら、どうでしょうか? 第三者から「〇〇さんがあなたのことをほめてましたよ。」と聞かされたら、ほめた人の好感度は急上昇しますよね。また間接的に人をほめると、周囲には「相手のポジティブな面を見ることができる人」と印象づけることもできます。

 

 

自分よりも優秀な同期や後輩はほめ辛い

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それでは、「ほめたほうがいいと分かっていても、ほめづらい……」という場合には、どうすればいいのでしょうか。例えば同期や後輩などが、自分よりもいい成績を上げたときなどは、素直に「おめでとう」とはなkなk言い辛いですよね。その場合、逆説的な方法ではありますが、こんなときには潔く「おめでとう」と言ってしまったほうがいいでしょう。客観的に見て素直にほめたほうがいいと分かっている場合、ほめなければ後悔だけが残ります。ならばいっそのこと、「おめでとう」と先に口に出すことで、気持ちを後から追い付かせるのです。

 

 

最後に

最初のうちは、「ほめる」ことも「ほめられる」ことも、難しいと感じるかもしれません。しかし、小学生のときに必死で覚えた九九が、中学生になったら何の苦労もなく使えるようになったのと同じで、意識して練習することで、ある日突然、ほめて・ほめられる関係が当たり前になっているかもしれません。因みの僕は、スタッフをほめ過ぎて僕の言う事を誰も信じてくれていない状態ですけどね・・・。まさにオオカミ少年状態です。