松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

友人との距離が徐々に遠のく瞬間

 

 

f:id:rjmatsumura:20180124021215j:plain

僕は、学生の頃を大阪で過ごしていたので、友人もほとんどが大阪に住んでいます。京都に越して来た当時は、ホームシックというか、毎回週末は大阪に帰って友人と遊んでいました。しかし月日が経つにつれてどんどん疎遠になっていきました。仕事が忙しくなり京都でも仕事がきっかけで友達もでき、結果「遠くの身内より近くの他人」という訳ですね・・・。それでも仕事で知り合った経緯では、学生の時に知り合ったようには行きません。何でも話せるヤツだと思っていたのに、突然理由も分からず相手の対応が冷たく感じるようになったり、ギクシャクしたりと、たまに面倒臭い事に見舞われる時があります。自分が親しいと思っていた友人からそっけない対応をされたり、相手は親しいと感じていなかったことを知ってショックを受けたりと案外僕だけの経験じゃないと思います・・・。そこで、今回は突然疎遠になる友達について考える事にしました。

 

心当たりが無いのにギクシャクしだすのは何故

専門家曰く、男女間の恋愛とは違い、友情は多数に分散され、それぞれに違った付き合い方や距離感が生まれます。そして仲間外れの感覚に悩まされる人も少なくないそうです。もちろん、気の合う合わないはあるでしょうが、何か大きなトラブルがあったわけでもないのに、いつの間にか距離を置かれてしまう人には、ある共通点が存在するそうです。

 

相手を無意識に傷つけるセリフ「ダメだから・・・」

人間関係は、お互い承認し合うことによって信頼を深めていきます。それを真っ向から否定する言動が亀裂の原因になります。例えば、友人が「こないだデートで観覧車に乗ったの」という発言に対し、「あ、私、高いところダメだから」と言ってしまうようなケースです。これは、相手の話をいきなりシャットアウトする行為で、急激に友人との心の距離を作るNGワードだそうです。

 

冬のアウトドアの話をしようとする友人に「俺、寒いのダメだから」などと、雑に話を終わらせてしまうなど。もし、このように対応していることがあれば、相手に有無を言わせず、話を遮る行為なので注意が必要です。高いところがダメだろうが、寒いところがダメだろうが、それは、友人の話とは関係なく、相手の話を無視し、興味ないと言っていることと同じなので、相手は、非常に嫌な感じを持つことになります・・・。

 

 

自分の方が上かの如く話をかぶせる「私はね・・・」

自分の話を貫き、相手の話を取って、すべて自分の話にしてしまう必殺技があります。例えば、友人が「今日、朝から上司に怒鳴られて、1日気分が悪かったの・・・。」と話し出したことに対して、「私はね、朝から電車が止まって凄く大変だったわ!」と自分の話をかぶせてくるような言動です。特に女性に多いようです。とにかく自分のほうが大変だった、高いモノを買ったなどと、良いことにしても悪いことにしても、「自分のほうがすごいアピール」をする行為。たび重なれば、嫌気を起こされること必至です。ただ、厄介なのが自分の話をかぶせている本人に悪気はなく、相手の話に乗って(合わせて)いるだけというように、自覚のない人も多いようです。

 

 

気を引くために良くない噂話をする「値踏み」

噂話がすべて悪いとは言いませんが、とにかく「値踏み」のスタンスで、他人の話題を振る人がいるようです・・・。仕事ぶりや、学歴、収入、住んでいる場所、パートナーの容姿、洋服の趣味や態度など、ありとあらゆることに及びます。そして「知ってた? あの人・・・なんだって」「あの人、この前・・・なこと言ってたんだけど、信じられる?」など、相手の気を引きたい思いで、ちょっと過激な発言をしてしまうのです・・・。このようなことを頻繁に話題にする人は、人をそういう目で見るのだな、きっと自分のこともこんなふうにほかの人に言っているのでは、と思われても仕方がありません。なので相手が距離を取りたくなるのもうなずけます。

 

人との関係をうまく作れないという時は、自分の対応は悪くないと思っている傾向があるようです。無意識に、相手を不快な思いにしているとしたら、それは問題ですね。とにかく人との関係性が築きにくいと感じた時は、自分自身の言動を確認してみましょう。コツとしては、あまり自分は話さず、相手の話を聞き、気持ちを受け止めることです。まずは、相手の話したことを遮らずに受け止め、それから、自分のことを話すという方法をとりましょう。

 

 

最後に

そしてできれば複数のコミュニティに参加するようにしましょう。そうする事によってコミュニケーションの練習にもなり、親しいと思っていた友人が「いつの間にか離れてしまう」回避できるかもしれません。そして反対に、いろいろな人から声が掛かることに変化していくかもしれません・・・。そうなれば、気持ちにゆとりができ、ひとりの人や、ひとつのコミュニティに執着することも少なくなります。友人の数が多いことがよいこととは限りませんが、バランスよく心地よい関係を作っていくには、さまざまな人との関係性の中で培われる汎用性が必要だと思います。僕もまだまだ楽しく話せる友人を増やしていくよう心掛けたいと思います。