松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

敵を作らずスムーズな人間関係を築く

 

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日常生活を含め社会生活を送っていて、どうしてもネックになるのが言わずと知れた人間関係の問題です。すべての人が自分の味方になり、いつ何時でも困った事があればすぐに助けられ社会においてストレスの無い交友関係を続けられれば、言う事はないですね・・・。それではいったい、そうする為には、どこをどう変えていけばいいのでしょうか。たとえば、 もっと相手の話を聞いたらいいのか、 もっと気を使えばいいのかと、自分ばかりが努力する事になってしまいがちです。しかし、実際は、そんな大変な努力をしなくても、やり方によっては、周囲のみんなが全員自分の味方になるようなことが起こせるのではないでしょうか・・・。そこで今回は、周囲の人全てが自分の味方になる環境の作り方について考えてみたいと思います。

 

無意識こそが人間関係を支配する

人間の潜在意識は、そもそも無意識のレベルで、すべての人に伝わっていると言います。要は、思ってることが相手にバレバレということです。たとえば、他人に対して密かな敵意を持っている場合、どんな理由があるにせよ、相手はサイキックのように自分の気持ちを感じとります。そして、攻撃を仕掛けられたと判断すれば、相手も自分に対してきつい態度で接してくるようになるのです。もちろん、こうした背景には、自分を認めさせたいとか、自分を理解してほしい、という承認欲求を意味しています。

 

相手の思いと自分の思いを天秤にかける

恋愛でもそうですが、自分に対して相手が自分以上に愛情を注いでくれていると感じている時は、とても良い関係を保てるのですが、これが逆に自分の愛情の方が、相手より多めに注いでいると感じだすと、相思相愛のバランスが崩れおかしな事になってしまいます。社会においてもかたちこそ違え、自分はもっとしっかりしなければいけないとか、もっと自分のことを認めさせたいor認めてもらいたいなど、自身を奮い立たせます。そうすれば取り合えず安心できるのです。これだけやってるんだから評価されるは当たり前、そして徐々に考えが、エスカレートし、「僕は、こんなにやってるのにあなたはこれすらできないじゃないですか!」とどんどん気持ちが増幅してしまいます。ま~人は誰しもこういう気持ちを少なからずとも持っているものですからね・・・。しかしながら、この気持ちが強すぎて、つい相手に対して無意識に敵意を向けてしまうと、たちまちニュートラルな関係ではなくなってしまいます。

 

敵意を持って相手に接するのは止める

敵意のある相手と接する時は、相手をイヤになる材料を盛って関わっている事に早く気付きましょう。目の前の相手に、ただ怒るだけに飽き足らず、「どうせあなただって認めてくれないんでしょう」とか「どうせあなただってあの人と同じなんでしょう」というように、「自分が嫌な思いをした相手との関係」をベースに、敵意をむき出しにしてしまってるのかもしれません。なので、ひょっとしたら目の前の相手は案外無罪かもしれないし、そもそも何もしていないかもしれません。むしろ、自分のことを引き立てたいと思っているかもしれません。それでも、そういった気持ちを最初から拒絶して、つい敵認定しているのではないでしょうか・・・。

 

最後に

スムーズな人間関係を築くには、無実かもしれない相手に対して、敵意を持ち出すのをまず、止めてみる。もし、どうしても敵意が出てきてしまった場合は、これは本当にこの人との間で起きたことだろうか?もしくは、自分はこの人に対して本当に怒っているのだろうか?そして、自分が嫌いなのは過去の人であって、目の前の人物ではないのかもしれない・・・。この様に、徐々に自身の気持ちを和らげる努力をしましょう。人はチョッとした事ですぐに戦闘モードに入ります。しかし、それが単に過去のトラウマを引きずっているだけで、本当の相手の姿を見ていないのであれば、無駄な殺生です。それに、過去に引きずられ、自分が自動的に敵意を持ってしまっていることで、愛されたり大切にされる人生が遠のいてしまっているようなら、まさに最悪です。なのでこれからは、自分が変わりさえすれば、相手も自分と同じように変わる。と思い社会での接点を持つようにすればと思います。