松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

億万長者になる為の心得とは

 

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常日頃、外国製のオートバイを販売していると時に「この人達は、どうやってお金持ちになったんだろう・・・。」と思うことがあります。最近は、さすがにそう思う事も無くなって来ましたけどね・・・。そんなお金持ちを目指すべく若い頃からお金持ちになるぞ!関係の本を頑張って読んできました。そんな中でも特に印象が強かった本「となりの億万長者」を紹介したいと思います。そもそもこの本は、いきなり買った訳ではなくロバート・キヨサキ著書の「金持ち父さん貧乏父さん」シリーズを読んだ後にその本書かれていたあとがきか本に挟まっていた広告か何かで「となりの億万長者」がオススメ!となっていたのがきっかけで読んだ様な気がします。僕自身、途上の為、今のところ億万長者にはなっていませんが、とても面白い本なのでチョッと紹介したいと思います。

 

金持ちに見える普通の人、普通の人に見える金持ち

いきなりですが、今回紹介する「となりの億万長者」には次のような一節があります・・・。「牛を一頭も飼ってないのに、大きなハットを被って見かけだけは一丁前のカウボーイって奴がいるんだよね・・・。」このように派手な生活をして見栄をはる割に資産があまりないという人はいるものです。日本でも「武士は食わねど高楊枝」と言うことわざがあります。名誉を重んじる武士は、貧しくて食事がとれない時でも満腹を装って爪楊枝を使うこと。武士の心意気が表しているのですが要するに、見栄を張っているということです。「高楊枝」とは、食後ゆうゆうと爪楊枝を使うという意味です・・・。確かに周りから見るとお金を持っていそうな派手な生活をしている人はいます。

しかし、そのような人たちは意外と家計は火の車かもしれないし、大きなローンを抱えているかもしれません。それに対し、地味な生活をしていても資産が沢山ある人たちがいます。そういった人たちは生活スタイルも地味だし、あまり表に出て来ない傾向があるので、露出度も少なく目立ちません。そんな地味だけど資産がたくさんある人たちに焦点をあてて書かれた本が『となりの億万長者』なのです。そこで今回は、そんな名著から幾つか分かり易く紹介したいと思います。

 

 

倹約で資産をためる事もできる

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倹約が金持ちになるための最初の重要なステップである。そもそも倹約とは無駄な消費をせずにできるだけお金を手元に残すことです。働いても働いてもお金が手元に残らないのは結局の所、むだに消費を行ってしまう、いわゆる浪費をしてしまうからなのです。倹約なんて無理だと思う人もいるかもしれませんが、考えれば浪費を減らすことは可能なはずです。確かにギリギリの生活をしている人にとっては無理な話かもしれませんが、よほどのことでない限りは今よりも倹約を行うことが可能な人はそれなりに多いのでは無いでしょうか・・・。まずは倹約の精神を身に付けてお金を手元にできるだけ残すことから始めてみましょう。

 

 

投資で資産を増やす事もできる

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さて倹約をして残ったお金、そしてこれから残り続けるであろうお金はそのままにしておいても残念ながら意味がありません。倹約をして蓄えた資産を株式投資や不動産投資といった金融商品に投資をすることで増やしていくのです。因みにここでいう株式投資とは頻繁に株を売買する株のトレーディングとは異なるものです。同書に出てくる「億万長者」の行う株式投資は頻繁な売買はほとんどせず株価チェックなどもほとんど行わないそうです・・・。つまり富裕層は倹約したお金で高価な自動車や時計、衣類などを買わずに、株などの資産を買っていることがわかります。これは昔からよく言われていることですが、やはり事実のようですね・・・。

 

 

教育で正のスパイラルを生む事もできる

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「となりの億万長者」がとる行動の一つに「経済的に子供を甘やかさない」というものがあります。これは特に成人した自分の子供への経済的な援助はできうる限りしないということであり、子の経済的な自立を促すことになるのです。子に何かしらの経済的な援助をしてしまうと、親への経済的な依存心が生じるだけでなく積極的に資産を作ろうとしなくなってしまうと言うのです。一見すると経済的な援助があったほうが人生がうまくいくと思われがちですが、同書を読んでみると必ずしもそうでなく、この経済的自立が阻害されているというパターンになっていることがよく分かります。この経済的援助をしないということは、自分たちの手元に資産が残るだけでなく、子供達の経済的自立を促すという正のスパイラルを生むことになるのです。これは資産作りの面で言えばいわゆる教育の分野です。「となりの億万長者」の資産作りはすでにこの教育面でその成果を発揮しているのだと言えそうです。

 

 

最後に

数多くの投資家に影響を与えているとされる『となりの億万長者』です。実際に中を読んでみるとここで紹介した内容以外にも資産作りの役に立つ重要事項が豊富なデータとともに記載されています。資産作りの初期知識として興味のある人は、是非一度読んでみてはどうでしょう。


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『となりの億万長者―成功を生む7つの法則』

著者:トマス・J・スタンリー&ウィリアム・D・ダンコ、斎藤聖美(翻訳)