松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

貧しい人は老けるのが早いかも

 

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 昨日と一昨日は、会社の定休日でした。いきなりですが、僕は今年の夏にサーフボード2本を処分しようと買い取り専門店に持ち込んだんです。2本とも10年以上前のものですが、どちらもそれなりに思い出深い品でもあるので「高く買ってくれればいいのにな~・・・」なんて甘い考えを抱いていました。今の気分としては、買い替えてサーフィンを再開する気もないのであえてサーフショップには持ち込まず買取専門店をチョイスしたのです。「サーフボード高価買取」とうたってましたが、あまりの衝撃的価格にショックでその時は、一旦持ち帰りました。

しかし、やっぱり処分しようと再度この休みの間にもって行くことにしたのです。それぞれ当時1本15万円ほどの商品でした。夏の時は、シーズンでもあって高価買取を信じたのですが、1本2,500円、2本で5,000円と言われ撃沈されました。今回は、シーズンオフではあるので更に恐ろしい査定を覚悟して望みました。1本目はなんとか2500円のまま死守しましたが、もう一本は0円査定でした。

そしてその時合わせてNIKEのゴルフクラブフルセットを持ち込みましたが、これも0円査定でした。考えてみれば、欲しい人があればあげるくらいの気持ちだったのでそれでいいと潔く諦める事にしました。お店の人に「じゃ~それでお願いします。ただ、きりのいいところで3,000円にならないでしょうか?」と相談したら、若干クビをかしげながらもニッコリして引き受けてくれました。こうしてゴルフクラブとサーフボードが、我が家から消えてなくなりました。少し寂しい気もするけれど、かりに再開するにしても新しい道具でしたいので「まっいっか!」と気分を切り替えたいと思います。さて今回は、気の持ちようで貧乏にでも、お金持ちにでもなれる・・・?について考えてみたいと思います。

 

人生は考え方ひとつで変わる

 当たり前の話ですが、僕達はみんなどジタバタしても歳をとります。そこに一切の例外は恐らくないでしょう・・・。とはいうものの、歳のとり方は人それぞれです。問題なのは、歳を取ったせいで、できないことが増えた・・・。と考えるのか、歳を取ったおかげで、できることが増えた・・・。と考えるかです。些細な解釈の違いが、以外にも人生に大きな影響をもたらすものです。これは思うにある意味、資産運用も同じかもしれません。極端に言えば、歳を取ったら資産を運用してはいけない・・・。という法律はありません。資産運用は万人が選べる普通の権利なのです。

 

何につけても老いを意識し過ぎない

 調べによると2018年に日本証券業協会が5000名を対象に調査した個人投資家の証券投資に関する意識調査報告書なるものを公開しました。それによると、年配な人ほど短絡的な判断が増える・・・。と確認されたそうです。この調査では、被験者に「今10万円をもらうか」「1年後に11万円をもらうか」という質問を投げかけたそうです。

すると、年配者ほど「今10万円をもらう」と回答したそうです。つまり、年配者ほど、目先の利益に振り回され、未来の利益を犠牲にしやすいことが確認されたのです。この傾向は、男性も女性も40代以降から如実に高まりだすそうです。また、男性と比べて女性のほうが変化の度合いがより強いことも分かったそうです。つまり、女性のほうが、年齢を重ねるにつれ、目先の事だけに捕らわれ易い行動がどんどん強まるということです。

 

老いに対する焦りを感じ出す

 自分は年配だから、いつ死ぬかわからないという意識が、自分は年配だから、1年も待っている余裕はない・・・。自分は年配だから、未来よりも今を大切にすべきだ・・・。という思考に繋がるのかもしれません。

特に女性の場合は、男性よりも老いに対する意識が強いと考えられています。理由は定かではありませんが、感覚的にはそんな感じがします。考えるに年齢より若く見られることに敏感なところがそのひとつかもしれませんね・・・。いずれにせよこの近視眼的な行動は、投資判断においては最悪の障害だそうです。実際に経済学者達の研究で、近視眼的な人ほど資産運用が下手になることが確認されているようです。

一方、老いの感覚を薄れさせることで、資産運用が上手になるともいえるようです。その最たる例が、投資の神様ウォーレン・バフェットです。彼は80歳を超えても現役バリバリで働いています。そして、年老いてもなお、超長期投資をモットーにしています。ちなみに彼は、一代で9兆円もの財を築きました。僕もそれにあやかろうとウォーレン・バフェットの「スノーボール」を上下巻買いましたが、あまりにページが多すぎて恥ずかしながら断念しました・・・。なので僕の場合ウォーレン・バフェットのような人生は、送れないかもしれませんね。

 

年齢を気にするメリットとは

 そういえば、年齢を気にするメリットが1つだけあります。それは資産運用で年齢を気にかけることで、無茶をしなくなるという点でしょう。若いうちであれば、イケイケどんどん型資産運用で大きなリスクを取ることができます。仮に生活資金を失っても、最悪働いて取り返せばよいです。だから、資産管理がずさんでも、どうにかなる場合が多いと考えるからです。一方、定年退職後は、だいたいの人の所得が減ります。なので、生活資金を失うことは致命傷になりえます。従って資産管理がずさんだと、たちまち生活水準が下がってしまいます。という訳で、年齢を気にするメリットは、せいぜいこれくらいだと思います。

 

最後に

 真面目な話し健康維持こそが最強の投資だと思います。なにせ昔から体は資本と言いますからね・・・。とにかく自分の心と体を、若々しく保つことです。これは幸せにつながるだけでなく、正しい意思決定を促し、成功にもつながるのです。たぶん・・・。従って、目先の事ばかり考える近視眼的行動を正当化する理由はなにもないのです。なのでこれからは若い人も年配者も、長い目で見た合理的行動をとるべきだと思います。人は勝手に老いていきますが、資産が老いるなんて事は聞いた事がありませんからね・・・。考え方が若く元気な限り資産は増やせ続けられるのです。だから死ぬまで頑張りましょう!