松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

冬が終わりでもまだまだ続く全身カサカサ肌

 

f:id:rjmatsumura:20180224201645j:plain

冬は乾燥の季節というのは重々承知なのですが、僕の場合、乾燥肌が普通の潤いを戻すのにゴールデンウィークくらいまでかかります。とにかくそのシーズン中は、脚や腕、お腹の周りに背中などあらゆるところが乾燥してしまい、痒くて仕方がないのです。乾燥対策としては、定番の保湿のために塗る保湿クリームとローションを併用して使っています。しかしながら全身だと毎日たとえ1回であっても塗るのが面倒で風呂上りのルーティーンが億劫になります。何か別の方法は無いものかと思って調べていたら、色々と出てきました。そこで今回は、その乾燥肌に対しての保湿について色々紹介してみたいと思います。

 

冬に肌がカサカサする理由とは

そもそも冬に肌がカサカサしてしまうのは、なぜなのか?肌には水分をコントロールしているところが大きく3箇所あります。ひとつは①表面の膜、次に②保湿因子と呼ばれるその下の部分、そしてさらにその下の③細胞間脂質と呼ばれる場所です。このどこかで水分量が低下すると、乾燥肌になるのです。そして加齢はこの3つすべての機能が低下してしまうのです。外から保湿を補えるのは表面だけであり、深いところは食事、生活習慣などあらゆる要素に気をつけないと、体質改善はしづらいのが現状です・・・。なので肌が乾燥する原因はひとつではないのということです。様々な要因が重なって、乾燥肌を作ってしまうのがこれで理解できたかと思います。

 

 

カサカサ肌への対策と表面の膜での対策

f:id:rjmatsumura:20180224202732j:plain

カサカサ肌の対策は、具体的にどうしたらよいかというと、「表面の膜」問題について考えてみます。僕も皮膚科に掛かった時先生に「過度な洗浄、こすりすぎは年齢問わず絶対にダメと言われました。乾燥をますます進行させるからです。また、汗を落として清潔に保つことは重要ですが、こすりすぎて必要な油分まで奪ってバリア機能を低下させると乾燥肌になります。」要するに洗いすぎは良くないのです。また、乾燥肌にはクリームなどを塗って対策をするのが一般的ですが、全身となるとなかなかの労力です。これについては、こうです。「保湿剤の効果は落ちてゆくため、1日2回しっかり保湿することが大切ですが、全身は確かに大変ですから、外気に触れやすい手や足、首元だけ2度塗りすると良いそうです。風呂上がりは乾燥しやすいので、そこで全身1回。次は、朝起きて乾燥を感じた時や、外出の際に外で乾燥を感じたら、足や手にもう一度塗るなどが望ましいでしょう。

 

 

カサカサ肌への対策と保湿因子や細胞間脂質の対策

f:id:rjmatsumura:20180224202113j:plain

次に保湿因子や細胞間脂質など、表面より深い部分のケアについて話を進めていきましょう・・・。睡眠は、肌のターンオーバーつまり、生まれ変わりを促進させるうえで大切です。良質な睡眠と低ストレスが最重要です。細胞間脂質の中で保湿の役割を担っている、セラミドの増生を手助けする食事も重要になってきます。そしてそのセラミドの増生を手助けする食べものには何があるでしょうか?セラミドを多く含む食べ物は、こんにゃく、しらたき、黒ごま、黒豆、小豆、ひじき、わかめなどがあります。ただ、セラミドを食べても、そのままセラミドになるわけではありません。あくまでもセラミドの原材料となり、作る手助けになるものをバランスよく食べる、ということが大切になってきます。結局のところ、偏った食事をしないことが一番の近道と言えるでしょう。

 

 

日常的に心掛けたいこと

f:id:rjmatsumura:20180224203750j:plain

カサカサ肌にならないために、日常生活で注意したいことといえば、湿度が低下する冬、エアコンの効いている室内などは気をつけた方がいいでしょう。特に子どもは大人よりも乾燥肌になりがちなので、ケアをするのはとても重要になります。そのほかにも、衣類の摩擦、湿度のコントロールも重要なポイント。特に衣類の摩擦による肌のダメージは、思っている以上に、よくありません。それに皮膚科ではよくある症状の原因のひとつがこの摩擦によるものなのです。因みに綿(コットン)は刺激が少なくて素材としては無難です。

 

 

湿度のコントロールの重要性

f:id:rjmatsumura:20180224202329j:plain

さらに、衣服でもうひとつ重要なことが、湿度のコントロールです。冬は厚着して電車に乗り込むので汗をかく経験があると思いますが、汗が原因の肌トラブルは、都会では夏よりも冬に多いと言われるくらいだそうです。肌が長時間、蒸れた状態になるのは、結局、老廃物の排出を妨げ、雑菌の温床になり、肌トラブルの原因となります。乾燥を気にしてたくさん着込んでいることが、その症状を助長している可能性もあります。確かに朝の通勤ラッシュは暖房に加え、人も多く、気づけば汗をかいているというのはよくあるでしょう。最近では、保温しながら湿気を排出するような素材もたくさん出ていますので、試してみましょう。ただし、こうしたハイテク素材は化学繊維でできているため、それによって症状が改善した人もいれば、化学繊維アレルギーで悪化した人もいるので注意が必要です。

 

 

最後に

乾燥肌は放っておくと、さまざまな肌トラブルの温床などになることがあります。子どもから大人まで正しくケアしましょう。体にも支障をきたしてしまう恐れがある肌の乾燥・・・。カサカサ肌以上の結果を招かないためにも、早めの対策を心掛けたいものです。