松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

独立前に知っておきたい大切なポイント

 

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3月に入っていよいよ進学、就職または退職、転職それに結婚、引っ越しetc・・・。とにかく春は新しい生活がスタートする季節なのです。なかには、スキルアップのために資格を取得したり、脱サラして独立・開業なんて人もいるでしょう。そこで今回は、これから独立したいと考えている人とくに資格や特技で身を立てたい人が、やってはいけないNG行動と言うのがあったので紹介したいと思う。

 

資格取得の目的は独立よりもスキルアップ

何といってもビジネスパーソンに人気の高い資格といえば、TOIEC®テストに日商簿記検定そして宅地建物取引主任者や中小企業診断士あと社会保険労務士などが挙げられる。最近は資格取得が会社で推奨あるいは義務化されていたり、資格手当・奨励金などの待遇面に反映されたりといったケースもあるそうです。また、これらの業界を希望する学生が在学中に取得して、就職活動のアピールポイントとして利用するのも今では、珍しくないそうです。

 

 

資格取得は自身を磨くために取る

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実際に資格取得の目的は、自己研鑽やスキルアップのためという人が半数以上を占めるのです。専門機関の調査によるとによると、資格を取得しようと思ったきっかけについて、最も多かったのは下記の通りです。

 

  1. スキルアップのため(56.0%)
  2. 独立を考えているから(26.5%)
  3. 現在の業務上必要だから(24.7%)
  4. 転職を考えているから(23.2%)

 

また、50代の回答として目立ったのが再就職のため、だったといいます。現実問題60歳でリタイアして悠々自適な老後を送れるという時代ではないということは明白です。リタイア後の資金を補うためにも、公的年金の本格的受給までの費用をまかなうためにも、資格取得で再就職を有利にし、60歳以降の収入を確保したいというシニアが出てきたというのが、現実でしょう。

 

 

独立した人がやってはいけない行動

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仮に資格やスキルを取得して独立を志す人が、長くその仕事をしたい場合やってはいけない事があります。

無理にスケジュールを埋めない事

独立してスケジュールに何も予定が埋まっていないと、普通人は不安に駆られます。仕事がなければ予定を書き込みようがありませんし、お金も入ってこないから当然でしょう。しかし、ここで考えましょう。仕事をするということは、いわば、自分の能力をアウトプットしている状態です。暇だからといってスケジュールを埋めることばかり考えていると、いずれ能力は枯渇してしまいます。要はネタ切れになるのです。最悪の場合、短い人であれば3ヶ月程度で、次の仕事がまったく入ってこない状態に陥ります。そうならないために、新しい情報や知識を事前にインプットしてやる必要があります。もちろん、インプットばかりして、ほとんどお金が出て行く一方ということも可能性としてはゼロではありませんが、仕事を継続させている人は、このインとアウトのバランスの取り方が上手な人が多いようです。

 

マルチプレイヤーには仕事は来ない

独立直後など、「何でもできます、やります、お願いします!」と営業して回る人の気持ちも分かります。しかし経験上、何でもできますという人ほど、仕事をお願いしてみると、何もできないというケースが多いようです。それによりも「◯◯なら任せてください」とか「◯◯には自信があります」と言われた方が安心して任せられますし、案件を紹介もしやすいものです。どんなポジションでも能力が発揮できるマルチプレイヤーは、会社では重宝されるかもしれませんが、独立となると、ちょっと厳しいかも知れません。

 

自分自身を絶対に低く評価しない

要するに、自分の能力に対する値付けをどうするかです。これは、当事者にとって非常に悩みどころだと思います。独立直後は、当然まだ経験も浅いですし、報酬が高いと仕事がこないかもしれないと考えるのが普通でしょう・・・。「いくらでも良いので、とにかく、やらせてください」と、今回だけは的に安売りしてしまうわけです。しかし、実際のところ、一度設定した報酬はなかなか値上げできないものです。最初は、仕事の依頼がきて、ありがたいと思っていても、儲からないので、そのうち、モチベーションがあがらなくなります。単価が低いと仕事の量をこなさなければ生活が立ち行かなくなり、質(クオリティ)が低下するといった悪循環に陥ります。スペシャリストとして仕事をするのであれば、強い意志で最初から安売りしないようにし、適正な報酬を設定し、それに見合ったプロの仕事をしましょう。

 

 

最後に

独立開業すれば、成功も失敗もすべて自己責任です。会社の社会的信用や上司・同僚からの助言や指導、アドバイスなどもなく、ただただ自己責任能力のみが問われることになります。副業やアルバイトがタブーだった以前に比べ、今や政府が「働き方改革」の一環で、副業や兼業を推進している時代です。こうなったら勇気を持って「一丁やったろかい!」と、まずはお試し気分から週末だけでも、試してみるのも良いと思います。

 

参考資料:ZUUonline