松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

どうしても脚を組むのがやめられないのは何故

 

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仕事柄デスクワークが多く商談時以外は、殆ど足を組んで事務作業をしています。体に悪いのは、何となくわかっているのですが、無意識のうちについつい脚を組んでしまうのです。自分の中では勿論、直せるものなら直したいですが、椅子に座ると脚を組む癖がバッチリ着いているみたいで直すのには、かなりの苦労が要りそうな気がします・・・。そこで今回は、そんなどうしても座ると脚を組んでしまう癖の改善ができるかチョコッと調べてみる事にしました。

 

椅子に座るとどうしても脚を組んでしまう

とにかく「百害あって一利なし」身体が歪むから止めた方が良いと分かっていても、脚を組まないと落ち着かないという人は絶対に多いと思います。通勤電車内や職場でも、椅子に座るとすぐ脚を組んでしまう人をテレビの番組なんかでもよく見かけます。では、何故人は脚を組んでしまうのでしょうか? また脚を組まないためにはどうすれば良いのでしょうか? 脚を組んでしまう理由と、脚を組まずに座るための予防、対処法を考えてみました。

 

 

脚を組みたくなるのは腰痛・肩こりのサインかも

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腰痛や肩こりなど、身体の不調がある人の姿勢や筋肉の状態を見てみると、たいていの人が、骨盤の高さに左右差が見られるなど、身体の歪みが顕著に現れているそうです。椅子に座って脚を組んでしまう理由を推測すると以下の事が考えられます。

  • 椅子に座るとついつい、脚を組んでしまう
  • 気が付くと脚を組んで座っている
  • 脚を組むと落ち着く
  • 脚を組まないと体が斜めになっている感じがする

 

  

 脚を組むと楽に感じる理由

身体が歪み日常の姿勢が悪くなると、椅子にじっと座っていることがつらくなるケースはよくあります。デスクワークなどで長時間椅子に座っているとなんとなく脚を組んでしまう人は、以下のような症状に心当たりがあるかもしれません。

  • 腰や背中の違和感や痛みがある
  • 脚を下げておくと何だか気持ちが悪い
  • 足が冷たくなってくる
  • 体が傾いている気がして集中力に欠ける

これらの症状がある場合、脚を組むと一時的に骨盤のバランスが変化し、腰の筋緊張が緩和したように感じたり、下肢の不快感が改善されたりするそうです。また、これが脚組みをしてしまうひとつの原因かもしれません。何れにせよこれは一時的なものなので、脚組みが習慣化すると慢性的な体の歪みやコリ・痛みの要因になりかねないため極力注意が必要があります。

 

 

脚を組むことは姿勢の歪みを繰り返す

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脚を組むから身体が歪むのか? それとも身体が歪んでいるから脚を組むのか? 脚を組むこと、身体の歪み、どちらが原因なのか、疑問に思う人もいるかもしれません。これは、現時点では相互に関係すると考えられています。左右の坐骨に手のひら側が触れるように、坐骨と椅子の座面の間に手を置き座ってみます。この時、坐骨の位置が左右で大きくズレていたり、手のひら側にかかる圧の左右差が大きい場合は、骨盤の歪みが起きている可能性が高いそうです。さらに脚を組んでみると、手のひら側に当たる坐骨の位置や重みに変化が見られます。因みに慣れないと感覚的に分かり難いかもしれません・・・。脚を組むことで、左右の圧が異なる状態を長時間続けると、姿勢をつくるための土台である骨盤が不安定になってしまいます。不安定な状態のままで過ごしていると、人はあちこちの筋肉を働かせて、身体のバランスをとろうとします。この動きが筋肉を硬く緊張させ、コリや痛みを引き起こしてしまう場合があるのです。すると、この姿勢が当たり前になってしまい、普段の姿勢にも歪みが生じる事になるのです。そうして、椅子に座る時には脚を組んだ方が楽に感じるという悪循環から抜け出しづらくなるのです。

 

 

 脚組み癖を直す為の予防法及び対処法

脚を組むことは全身のコリや痛みを誘発したり、身体の歪みにまた繋がってしまったりします。まさに悪循環です。習慣になった癖を急に我慢しろと言われても、簡単に直るものではありません。脚を組みたくなったときにすぐ実践できる簡単な予防や対処法。

お尻と太ももをほぐす

1. 組んだ脚の側面をポンポンとリズミカルに叩いて筋肉をほぐしていきます。お尻は届く範囲でかまいません。お尻の横側からスタートします。

2. 気持ちよく感じる程度の強さで、太もも側面を膝の方へ向かって叩いていきます。1と2をそれぞれ3回繰り返しましょう。

 

足首をぐるっと回してじんわり伸ばす

1.組んだ脚の足首をゆっくりと回します。つま先の角度によって、硬くなっている足首周囲が気持ちよく伸ばされることを感じながら動かしましょう。

2.可能な限り大きく回した方が効果的です。時計回りに3回、反時計回りに3回行ったら、脚を組み替えて同様に反対側の足首も回しましょう。

 

肩甲骨と脇・股関節を伸ばしてバランス調整

1.姿勢のバランス調整に役立つストレッチは肩甲骨付近から脇にかけてと股関節周辺に行います。右脚を組んだら左腕を右脚の外側へクロスします。そしてできるだけ上半身を右側へねじり肩甲骨から脇にかけて約10~20秒間伸ばします。左脚に組み替えて同様に行います。

2.1を行った後、左脚の足首を右太ももにずらします。左脚の付け根から上半身を前傾して、左お尻や股関節周りを伸ばしましょう。約10秒間キープしたらこちらも組み替えて右側も行います。  

 

 

脚を組みたくなったときの対処法

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脚を組むのは良くないとわかっているけれど、どうしても組みたくなってしまったらどうしたら良いでしょうか? すぐにできるのは「脚の組み替え」です。右脚を組みやすい人は、その方が安定感を得られると思いますが、その時に使われる筋肉の偏りを減らすために、左脚に組み替えることも試しましょう。恐らく不慣れな側を組むと不安定に感じるかも知れませんが、なるべく時々組み替えるようにしましょう。

 

 

最後に

これらの運動は、思わず脚を組んでしまった時に簡単にできる動作もありますが、仕事中や人目があるところでは行いにくい運動もあります。大きな動きを伴う動作は、体のケアとして仕事の休憩時間や帰宅後にチャレンジするのが良いでしょう。毎日の疲労回復にもなるそうなので、習慣的に行えば身体が楽に感じるようになるかも・・・。僕も自慢じゃありませんが、とにかくよく脚を組むので体を歪めないよう頑張って運動したいと思います。