資格をとる前に考えるべき問題点とは

最近の事なのですが、突然靴を手入れしたい衝動にかられまあまあな費用を掛けシューケアの道具を少しずつ集め始めていたのです･･･。何度もブログには書いていますが、僕は以前約20年靴屋さんの仕事をしていました。まあよく言うところの「昔取った杵柄」というヤツです。靴の手入れをすれば確実に靴の寿命が、延びます。さらに言えば美しく寿命が延びるのです。しかし僕が靴屋さんをしてた時代は、メンテナンスの方法をお客様に教える事は、まずありませんでした。もちろんメンテナンスのスキルは、ありました。しかしそのスキルを使うときは、新品の商品でも展示中にくすんできたり、取り扱い中にキズが入ったときに施していました。なので、お客様に靴のメンテナンスを教えると言う事は、「靴が長持ちする＝靴が売れない」という解釈を教え込まれたからなのです。今になって考えてみれば、「何と了見の狭い人間だったんだろう･･。」とつくづく思います･･･。さて、話はコロッと変わりまして、靴もシューフィッターといって国家資格でないもののちゃんとした資格があります。他にもさまざまな業界で仕事に必要な資格が、沢山世の中に存在しています。そこで今回は、そんな資格について本当に必要か否かを考えてみたいと思います。

とりあえず世帯収入を上げる事が肝心

家計全体の世帯収入を上げることは豊かさへの一つの大切な事です。結婚したら女性は家に入るといった時代はとっくの昔に終わっています。専業主婦は今では贅沢な職業とも言われています。出産や育児が落ち着いたらできれば、女性も社会に出て働き、たくさんお金をご主人共々稼ぐ事が円満な家庭を作る秘策だと思います。女性は出産そして育児さらには、介護にご主人の転勤など、男性に比べ圧倒的に離職する可能性が高いのが現実です。だからこそできる仕事は何かとか、どんな状況になっても稼ぐことができるスキルを身に付けることが重要なのです。もし、今育児中などの理由で仕事をしていなければ、そういった仕事を模索し、学ぶには最高の時期ではないでしょうか。

資格取得の前にまず考えるべきこと

大人になってからの資格取得は女性の場合、仕事や家事・育児の合間の勉強になるので、相当頑張らないと生半可な努力では取得は難しいでしょう･･･。自分で隙間時間を有効活用させコツコツとした勉強が必要になると思います。苦労して勝ち得た資格は、正当な努力の証とも言えます。資格取得で得た知識が自分の視野を広くし、より自分に自信がつき次のステップの原動力になるでしょう。

自分はいったい何をしたいのかしっかり考える

ただの自己啓発なら費用対効果やその後どう稼ぐかを考える必要はありませんが、その後の就職やお金を稼ぐ事を考えている場合、資格取得にかかる費用・時間・労力に対してどれだけリターンの可能性があるのか、あらかじめ調べておくことも大事だと思います。これは、高齢になればなるほど、よく考えなければなりません。いずれにしても仕事として資格を役に立てたいならば、どんな仕事につけるのか、どの位稼ぐことができるのか、どれくらいの期間働く事が可能かを試算する必要があります。

それでは資格さえあれば稼げるのか

資格を必要とする職種の多くは「資格さえあれば稼げる」というものではないと思います。たとえば医療事務の場合、資格だけではなく、笑顔で臨機応変に対応するコミュニケーション能力や接客マナーが窓口業務としては重要視されます。そのような社会人としての基本的な事や人間力が身についていると資格は更に生かしやすくなります。それに、注意しなくてはいけないことが、「資格を取得で独立･･･。」という広告をよく目にします。しかし、資格取得と起業や経営とは全く別物です。起業は会社員でいることより10倍大変です。それでもそのリスクを承知でチャレンジすれば、人生は確実に今の何倍も楽しくなるでしょう。安定を作り上げるにも数倍大変ですが、収入も数倍になる可能性があるのです。大好きな仕事ならば踏ん張れるのでぜひ挑戦してみてはどうでしょう。

最後に

資格をとって稼ぎたいという場合はその資格でいかに人の役に立てるか？という事がカギになると考えます。お金は人の役に立った分だけ手元に入ると言うそうです。資格をとっても稼げないという人の多くはその資格を世の中の役に立たせていないという事になります。資格を取ることより、まずその資格をどう生かし世の中の役に立てるかを考える事の方が重要かもしれません。とにかく多くの人の役に立てる事ができれば、多くの稼ぎを手にすることができるはずです。要するに自分の腕一本で稼げるスキルを持っていれば、どんな事があってもすぐに家計を立て直すことができるという事です。