松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

なぜか面接で採用されない人の共通点

 

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 以前、飲食関係の仕事をしていた頃お店のオープニングスタッフを採用するのに1日で40人くらいの人を面接した事がありました。そのうち半分の人を採用して一ヵ月後に精鋭8名を残し後は辞めていただきました・・・。勿論、採用するのは僕がするのですが、採用人数はトップからの指示なので最終決断の時は、とても辛いものがありました。ただ、嬉しかったのはその残ったスタッフはその店の売上を右肩上がりに伸ばし店が閉店するまでほぼオリジナルスタッフのまま全うしたそうです。

なぜこの様な書き方をするのかというと実は、その当時自分の店とその店との掛け持ちでやっていたからなのです。そのうち僕の店も忙しくなり僕のほうが、一足早くそのお店を退いた形になったのでした。ただ僕にとって嬉しいのが、20年近く経っても未だ当時のメンバーで交流があったり、スタッフ同士で結婚したカップルも二組ありました・・・。

職場の善し悪しは、蓋を開けてみないとわかりませんが、上手く人選できれば、一人ひとりのパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。そこで今回は、将来自分が、最大のパフォーマンスを発揮するための職場探しについて考えて見たいと思います。その為には、まず希望した会社に採用されることが大前提となります。「こうすれば、採用される・・・。」という角度からではなく、「こうだから採用されない・・・。」という目線で掘り下げて見たいと思います。

 

自分だけが毎回面接の手ごたえを感じている

「よ~しっ、今回の面接はばっちりだったぜ!」と思っていたものの、数日後、他の候補者が採用された驚愕の事実を知らされた瞬間、「なぜ?面接前から、自分はその仕事に必要なスキルや経験、資格を備えていると確信していたのに・・・。」と何度も煮え湯を飲まされているなんて経験のある人もそれなりにいるかと思います。

ただ、大慌てで履歴書を直したり、自分の価値を疑い始める前に、少し考えてみてはどうでしょう。本当に欲しい仕事を得られない人には、ある共通点が見られます。そんな自分自身気がつかないウイークポイント一つでも多く見つけて改善に心掛けましょう。

 

 経歴豊富が仇となる場合

 ひょっとすると仕事を選ぶ時、自分に合わない仕事に応募しているのかもしれません。自分には、適切なスキルや資格、経験を備えているかもしれません、しかしそれが多過ぎるのかもしれないのです・・・。たとえば、自分の職務経験年数が4年あるとして、2年の経験が必要な仕事の面接を受けていたとすればどうでしょう・・・?確かに面接は素晴らしかったかもしれませんが、企業側は、あなたがこの仕事で満足できなかったり、キャリアの成長速度が遅いことに不満を抱いたりするではないか・・・?あるいは会社があなたにふさわしい給料を支払えないことが分かっていたため、あなたを不採用としたのかもしれません。

 

何が何でも採用してくれ的必死な人

 自分に応募資格がある職務に片っ端から応募し、うまく合う会社に雇われることを祈っているような人は、面接室に入った瞬間、その必死さが伝わってしまうかもしれません。仕事自体に本当に関心を持っている訳ではなく、どんな仕事でもかまわないと思っている危ない候補者だと思われてしまう可能性があるのです。

とりあえず、コンピューターの画面に表示される求人に片っ端から応募するのを止めることにしましょう。それから、ガツガツした振る舞いも止めましょう。面接では自分の価値と自信を示すことを最大限心掛けましょう。

 

賢者耳長くして舌短し長々と話す人はアウト

 たとえば、面接官の質問に対して自分は的を得た答えを話せていないのかもしれません・・・。常に話題が不必要なことにそれて、関係のない細部について語ってしまう人は、自分がその職務にふさわしい理由を示す機会をことごとく逃しているケースが大いにあります。なので、次の面接時は相手のニーズを理解し、自分にその企業の問題を解決する能力があることや、協調性がありチームにすぐに溶け込めることを簡潔にアピールする方法を考えておきましょう。

 

何とかなるだろう精神の準備不足な人

 自分はひょっとしたら少し自信過剰なのかもしれないと考えてみる。面接室に足を踏み入れるだけでいい・・・。とか、面接さえ受けられれば大丈夫だ・・・。と常に思っているのであれば要注意です。自分が適任なこと、その企業で働くことを望んでいることだけで管理職を感心させられると思っているとすれば、間違いなく採用は難しいでしょう。真剣な姿勢を見せる意味でも面接準備にしっかり手間をかけなければ、面接官の心に留まる存在になれないでしょう。打っ付け本番ではなく、事前に調べものなどをして、更にはチームや企業の利益となる自分の強みや資格、経験をアピールするようにしましょう。

 

最後に

 ひょっとしたら面接後の選考過程で1位に僅差で破れたのかもしれない。面接を数回重ね、大きなミスをしたことが思い当たらない人は、このパターンであることが多いそうです。企業側にとって何か魅力に欠ける点があったのかもしれません。もしかしたらこれから働こうとしている企業や役職についての熱意や情熱が欠けていたのかもしれません。

前述でも少し触れましたが、人は、自分にとって好感が持てる人と働きたいものです。そのチームの中で自分がうまく働けると思う理由を事前にしっかり考え、それをためらわず伝えることなのです。現代の採用プロセスは、多種多様で正直把握がしづらく、時にはどんなに頑張っても手に入らない仕事もあるかもしれません。しかし、自分の価値を明確に示すことができなかったらその時点でかなり不利なのです。とにかく本気で就職したいのであれば、今までとは違うスタイルで面接に望んでみる事をお勧めします。