松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

働き盛りにやっておくべき事を考える

 

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昔、親戚のおじさんが僕によく言っていた言葉があります。「まだ、ひと花咲かせられる・・・。」これは、僕がまだ小学校低学年の時くらいからだと思います。そのおじさんは、靴のメーカーをしていました。人が良いのかその当時、定期的に不渡りをもらい、しょっちゅう倒産しかけていたそうです。それでもおじさんは、いつも僕に合うと「まだ、ひと花咲かせられる・・・。」と言ってました。まさに「never give up」です。しかしそのおじさんは、僕が中学の頃、こころざし半ばで逝ってしまいました。それでも会社を倒産させず、見事に息子にあとを継いでもらい現在もその会社は存続しています。今思えばそれは、ひと花咲かせたというか枯らさず咲かせ続けたのかと今は思います。僕もおじさんのように「まだ、ひと花咲かせられる・・・。」と思いつつも最悪今ある僅かな花を枯らさないよう頑張りたいと思います。そこで今回は、将来、ひと花咲かせる為にどんな心構えでいるべきかについて、考えてみたいと思います。

 

ひと花咲かせる為の今からやるべき事

今、やっておかないと後々後悔する・・・。なんて事を意識する時が必ず訪れます。すでに今のままでは将来が不安と考えている人も勿論いるでしょう。また、いったいどうすればいいのかわからないし、それを考える余裕もない・・・。なんて人もいると思います。恐らく今現在、多くの働き盛りの人たちが感じている事かもしれません。しかし、多くの見識のある人達が共通して指摘するのは、今、働き方を変えなければ、一生後悔することになるという事です。そこで、働き始めて10年から20年のキャリアを持つ人たちが、必ずやっておくべきこととは何か考えてみました。

 

働き盛りがやっておくべき事あれこれ

  • 新たな自分の可能性を見つける
  • 自分の履歴書を書いてみる
  • 社外の人脈を意識して増やす
  • 趣味を始めたり再開する
  • 得意技をもう一つ増やす
  • 仕事を作れる人間になる
  • 自分の役割を客観的に見てみる
  • 量から質の仕事にシフトする
  • 人に任せて成果を出す
  • 健康管理に注意し身体を動かす
  • リアルに実現できそうな事を考えてみる

 

ひとつのキャリアは大きなリスクかも

今の中堅は不遇な世代と言われているようです。バブル崩壊直後の冬の時代に社会人となり、給料は上がらず、管理職のポストは減少し、定年後は年金不安も抱える。おまけに若手の減少により、仕事量はまったく減らないときています・・・。しかし、そんな境遇に愚痴をこぼしながらも仕方がないと、今までどおりの働き方をすることこそ、最大のリスクと考えなくてはなりません。自分が将来、後悔しないためにも、働き方や生き方を真剣に考えるのは今が、チャンスかもしれません。

 

もうひとつ自分の可能性を見つける

では、どうすべきか。それは、もうひとつ自分の可能性を見つけることの重要性です。今の時代、ひとつのキャリアでは武器として不十分かもしれないのです。たとえば、営業課長や人事のプロといった今の自分は、会社がなくなったり定年を迎えたりした後も、果たして自分のスキルが有効に使えるのかという事です。その際に大事になるのが、自分のキャリアを別の場所で活かせないかという発想だと思います。僕の場合だと今も現役の営業マンですが、営業で培った対話力を生かしコミュニティを主宰(しゅさい)するなんて事を考えたりあるいは、経理畑の人などは、経理の知識を活かし、ベンチャーの支援をするなど、このように「もう一つの自分」があれば、生き残るチャンスはそれだけ増えると言う事なのです。

 

一度履歴書を書いてみる

逆に、今さら新しいことなんて・・・。と考える人もいるでしょう。そんな人にお勧めなのが、一度自分の履歴書を書いてみることです。そうする事で、自分が得意なこと、自分が本当に何をやりたいかといった事のきっかけを発見できるかもしれないからです。あと、もう一つ重要なのが、社外の人脈を意識して増やすという心掛けです。特に、困った時にすぐにアドバイスしてもらえる人がどれだけいるかで気分的にも全然変わってきます。また、趣味をはじめたり以前していた趣味を復活するとかも、今からからスタートしておけば、後に仲間もでき充実したライフワークを送れると思います。

それに今のネットワークビジネスを上手く利用できれば、趣味を副業化してお金を稼ぐこと可能になります。したがって趣味が、もう一人の自分となるのです・・・。

 

ロボットに仕事を奪われない為の行動

中堅世代はもう一つの危機があります。それがITやAIの発達により、今の仕事がなくなるという問題だ。正直これは、些か極論ではありますが、確実に近い将来それに近い事にはなって来るでしょう・・・。結論としては、人の仕事がすべてなくなることはありませんが、ある仕事が突然なくなることは十分にあり得るという事です。そこで大事なのが、得意技をもう一つ増やすことです。今までの経験で培われた得意なことが一つくらいはあるでしょう。仮に、たった一つのスキルでは、丸ごとAIに取って代わられる可能性があります。複数あればそう簡単に代替できず、かつ、自分の希少性も高まります。

 

自分で仕事を生み出す力を作る

もう一つ大事なのが、仕事を作れる人になることです。誰かに、指示されたとおりに書類を作る仕事は、確実にAIに代替される時代が来るでしょう。しかし、何のためにどんな書類を作るかを指示する人は決して代替され得ないはずです・・・。そのためには、自分の役割をよく理解し自覚することも重要になってきます。社会や世間が、自分に対しどういうことを求められているかを知ることが、最短で最高のパフォーマンスを提供できる方法かもしれません。

 

最後に

これからは確実に、量から質の仕事にシフトしていく時代だと思います。それにITやAIの活用も真剣に考えてみる時かもしれません。そして人に任せて成果を出すという仕事を早く構築する必要があるタイミングでもあります。とにかく自分が本当にやってみたい人生を考えてみる事です。ひたすら、やりたい仕事を追求したいのか、プライベートを重視するのか、それとも、社内でトップまで上り詰めたいのか、この際、色々考えてみるのも良いかも知れませんね・・・。