松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

クルマの5ナンバー車が3ナンバー化の可能性

 

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今朝から雨がしとしと降っています。明後日から東京に出張なのでそれまでに止んでくれる事を願いたいと思います。いつもは、日帰りが多い出張なのですが、今回は、ガッツリ二日間の研修とかで行く前から少々ブルーです。なまじ歳だけとってしまった人間に座学という名の下、様々な新しい情報や最新機能の取扱などを詰め込まれるだけ詰め込まれ柔軟に物事を考え実行しろという残酷な事をさせられるのです。ハイテクも好きだし好奇心もそれなりに旺盛だと思っていますが、そこはあくまでも一般レベルでの話であって、専門職の中で学ぶものになると話は別です。結構必死で向き合わなければなりません・・・。なので出来れば、このモチベーションは、自分のプライベートの時においときたいのです。でないと、仕事で完全燃焼してしまうと引退後に無気力にならないとも言えませんからね。なのでこれからは、何事も「ほどほど」に頑張って行く事にしたいと思います。さて、今回は世の中の様々な動きの中のクルマにスポットを当てて考えてみる事にしました。

 

車の枠組みが変わるってどういうこと

地域によって、違うと思いますが京都では、やたら軽自動車の走っている姿を多く見るように思います。なのできっと全国でかなり上位にあるのかなと思い調べてみると47都道府県中以外にも36位でした。僕はてっきり上位を占めていると思っていたのですが、チョッと驚きです。一応全国の軽自動車比率の資料を掲載しておきました。ところで、排気量2000cc以下の「3ナンバー」車が近年増えているそうです。かつては「5ナンバー」車が大衆車、「3ナンバー」車は大型、大排気量の高級車というイメージがありましたが、いまや大きな違いはありません。そうなると果たして「5ナンバー」にこだわる必要性がわからなくなって来ます。

 

軽自動車比率 [ 2017年第一位 沖縄県 ]http://todo-ran.com/t/kiji/10792
 

 

大衆車で愛されたカローラも3ナンバー化

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50年以上の歴史をもつ「大衆車」の代表格ともいえるトヨタ「カローラ」シリーズが、2018年モデルから「3ナンバー化」される見込みなのです。すでに3月30日から4月8日まで開催されたニューヨーク国際自動車ショーで、新型「カローラハッチバック」(日本発売は2018年夏予定)が披露されているそうですが、従来よりも車幅がやや広がり1790mmと、1700mmを超えていることから、日本では「5ナンバー」ではなく「3ナンバー」に分類されるのです。そもそも「5ナンバー」「3ナンバー」というのは、車両のナンバープレートで地名の右側にある分類番号が500番台か、300番台かの違いです。道路運送車両法において、「5ナンバー」車は「小型自動車」、「3ナンバー」車は「普通自動車」に分類されています。前者は全長4700mm以下、幅1700mm以下、高さ2000mm以下、排気量2000cc以下のクルマのことをいいます。この条件をひとつでも超えれば、普通自動車に分類され「3ナンバー」が付けられてしまうのです。

 

 

3ナンバー車と5ナンバー車と税金

1989(平成元)年まで、3ナンバー車は5ナンバー車よりも自動車税が高く設定されていたこともあり、かつては大衆的なクルマといえば5ナンバー車が一般的でした。いまも3ナンバー車に対して「大きい」あるいは「高級」というイメージを持っている人もいるかもしれませんが、実際には現在、ナンバーによる課税額の差はなくなり、排気量に応じて決められています。このため、近年は2000cc以下でも、モデルチェンジなどを機に「3ナンバー化」する例が増えてきているようです。なかにはスズキ「スイフトスポーツ」など、世界戦略なども考えコンパクトカーでも3ナンバー化するケースがあるほどです。

 

 

5ナンバー車よりやや大きい3ナンバー車は実際どう違う

このような、2000cc以下で幅などが5ナンバー車よりもやや大きい、という3ナンバー車は、運転するうえでどのような違いがあるのでしょう。たとえば、普通免許の教習車として3割以上のシェア(2017年3月現在)をもつマツダ「アクセラ」は、全幅が1795mmで3ナンバーに分類されています(教習車には特殊用途なので8ナンバーとなる)。聞くところによると運転免許の技能試験において使用される車両は、道路交通法施行規則で「幅が1.69m以上」(1690mm以上)とされていて、乗用車としては5ナンバーに分類される教習車の多くは、幅1695mmと5ナンバーとしてはギリギリのサイズで作られているそうです。5ナンバーの教習車との違いについて、「アクセラ」を採用している自動車教習所に聞いても、大きな違いはなく、実際に指導が変わったり、生徒の上達に影響したりしたことがないそうです。

 

 

立体駐車場では3ナンバーは敬遠される

立体駐車場などでは、「3ナンバー車お断り」といった表示を見ることがあります。駐車場を設計している会社に聞くと、実際に両輪を規定の溝に納めなければならないタイプの立体駐車場は、3ナンバーの幅になると入らないことがあるそうです。一般的な平場のコインパーキングなどでは、駐車マスの長さは5000mm、幅は2400mmから2500mm設けられているそうですす。ただ、昔のファミリーレストランの駐車場や古いショッピングモールの駐車場などでは幅2200mm台というケースもあり、このようなところで3ナンバー車が2台並ぶと、かなり厳しいと考えられます。

 

 

あえて5ナンバーに抑える理由

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                          1966年誕生の初代カローラ

5ナンバーから3ナンバーに変わったクルマは、車幅だけが1700mmを超えて3ナンバーの規格になったというケースが多いようです。一方、全長、全高も大きいにもかかわらず、あえて5ナンバーサイズに抑えていると思しきクルマもあります・・・。特にミニバンがそれにあたります。そのひとつ、「ステップワゴン」を販売するホンダは、ミニバンは女性が運転するケースが多く、取り回しのしやすさが求められます。5ナンバーであることは、それを視覚的に実感してもらうことがわかっているため、「ステップワゴン」は5ナンバーサイズを標準にしているそうです。もちろん、ステップワゴンも一部のグレードは3ナンバーサイズもあります。またもホンダは、セダンやハッチバックなど、ひと通りのジャンルに5ナンバー車をラインアップしているそうです。

 

 

最後に

昔、3ナンバー車の税金が高かったころは、当時の懐事情もあり5ナンバー規格にこだわってクルマを選んでいた記憶があります・・・。最近は、車の購入が女性主導型になっているとディーラの人が言ってました。それだけ世の男性は、車に対しての思い入れや好奇心、憧れなどがどんどん希薄になっているのは、確かだと思います。