松村堂

気になることは、気にとめる事にしました。

お金儲けに対しての様々な考え方について

 

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今年は、竹の子が豊作だそうです。地元だけかもしれませんが、毎日美味しく頂いております。若竹煮にはじまり、筍のすき焼き、それに筍の炊き込みご飯と様々です。あと筍を焼いて醤油と鰹節で頂いたりと何でもありです。ほとんどが頂き物でシーズン中は、堪能させてもらっています。ただ我が家は、筍大好きなのが僕だけで妻も娘もそれほど好きではないのでこの時期は僕の独壇場です。筍料理は、とても高価で料亭なんかで食べるとひとり2万円なんてコースもあるそうですよ・・・。因みに僕の友人が京都の料亭に奥さんのご両親を招き筍の懐石料理を振る舞ったそうです。支払い時に8万円ほどの会計になり慌ててカードで支払ったといってました。そう思うと好きなだけ自宅で食べたほうが安上がりでいいですね・・・。さて、本題ですが今回はお金に対しての捉え方というか、お金についての思いについて考えてみました。

 

苦労して稼いだお金に対しての思い入れ

世の中には、人生お金だけがすべてじゃないという人がいます・・・。受け止め方によっては、お金を儲ける努力をしていない人の言い訳のように感じるかもしれません。もしくは、儲かっている人への嫉妬心かもしれません。お金を儲けることの本当の喜びを感じたことがないだけかもしれません。自分が儲かっていないから、お金儲けが尊いことだとは認めたくはない。お金を持っている人たちの考え方はお金がすべてなのだと思ってしまうのかもしれません。

 

 

お金儲けに対する誤解

世の中すべてお金でどうにでもできるという極端な考え方は別にしても、愛に関しては、お金で買えないのはうなずけます。むしろ、そうした極論に走ったり、過剰な反応をしたりする人は、やっぱり儲けていない人という事になるのでしょうね・・・。考えるに成功している人というのは、どんな形であれ、リスクを引き受けるという覚悟と選択をした人だと思います。不動産投資だって、数百万、数千万円という大金をつぎ込んで、数億円の物件を買うでしょうし、その後地震がくるかもしれないし、火災だって起こる可能性があります。当然それ相応のリスクがあるのは、当たり前の事です。

楽天の三木谷氏のお話に「私はよくリスクテイカーだと言われます。でも、本当はそうじゃない。限りある自分の人生を、精一杯やったんだと思いたいだけ。人生を後悔するという最大のリスクを回避しているんです。」とても納得させられるお話ですね。それでも実際には起業にも投資にもリスクがあります。その中で、リスクにどう対応していくかを考え、準備しておく必要があります。現実に様々なトラブルに見舞われ、それを乗り越えてきた人は、沢山いると思います。そして、儲けることに苦労が染み付いているからこそ、お金の使い方にもシビアになるのでしょう。

 リスクテイカーとは、ある成果を得るために、それを実行したときに生じる危険(リスク)を承知の上で、実行に移す人(組織)を指す。

 

 

何故か成金はよく思われない

急にお金持ちになった人のことを、「成金」と呼ぶ事があります。高価な宝石を身につけて、高い車にのって、何もかもが高級な暮らしをする人・・・。そんなイメージですね。ただ、それが悪いことかと言うとそうではありません。考えるに成金というお金を無駄遣いする経験を通じ、本当のお金持ちになっていくのだと考える事ができます。それは、物欲がある程度満たされた後で初めて冷静になり自分にとって本当に必要か不要かを見極め、余計なことにはお金を使わなくなるのではないでしょうか。

 

 

意外とお金持ちは見分けがつかない

多くのホテルや会社を抱える大富豪の人達は、一見したら普通のおじさんです。映画に出て来る様に着飾っているわけでも、美女を侍らせているわけでもありません。さすがにただ者ではないオーラはあるでしょうけどね・・・。それでも道ですれちがって「あの人はお金持ちだ!」と気づくことはまずないでしょう。要するに、本当にお金を持っている人は必要のないところには使わないということです。そして成金といわれる人たちはニセモノのお金持ちなのか、となりますが、ニセモノか本物かということではなく、要するにステージが違うという事です。自分に置き換えて考えてみて下さい。お金のなかった生活に突然潤沢なお金が入ってくれば、当然気持ちにも余裕ができ、とりあえずこれまでほしいと思っても買えなかったものを買ってしまおうと考えるはずです。さらにせっかく買ったのだからそれを、誰かに見せびらかしたくもなるでしょう。そこが、成金の人たちのステージなのです。

 

 

本物の富裕層の姿とは

しかし、そこで満足せずにさらに邁進し儲けてきた人は、お金を出して手に入るものはすでに手にした後ですから、もう何かを買う必要がなくなっています。十分に見栄を張った後なので、その必要もなくなる。見栄をはらなくても、堅実にビジネスをやっていれば人から認めてもらえますから、あえて虚勢を張るためにお金を使うようなことはなくなるのです。そうして自然と、余計なことにお金を使わなくなるのです。そう言う訳で、いわゆる富裕層になっていない前段階の人たちを成金というのです。まだモノを購入することに意識がいっている段階にいるということですね。それがいい悪いではなく、お金を儲けている人ならおそらく誰もが経験する通過点なのでしょう。

 

 

最後に

現実問題富裕層でも成金でもない僕たちのような人には、最低限、家族にいい暮らしをさせたいと思えば、お金はどうしたって必要です。病気になったとき医者にかかるためにも、教育のためにも、スポーツや芸術など子供の才能を磨くためにも、お金は必要です。要するに、生きている間はお金があれば解決できることが沢山あります。たとえば、お金があれば、スーパーで高い無農薬野菜を、迷うことなく買い物かごに入れることができます。お肉だって、国産のモノを選ぶことができるし、品質が問題視されているような食品を買わなくてすみます。そういった本当の意味でのよりよい暮らしのために、お金を儲けようとすることが、正しい動機のような気がします。